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F「20代で得た知見」の振り返り

とあるきっかけで、「20代で得た知見」を読み返している。

著者のことは、店頭で「いつか別れる。でもそれは今日ではない」という本を手に取ってから、その文体に熱く惹かれて以来のファンである。
RADWIMPSの歌詞のような、伊坂幸太郎先生の小説のような、粗品のツッコミのような、昔から私の大好物であるwitに富んだ言葉を紡ぐタイプの人である。

これは、私が28歳の頃にAmazonに書いた本作のレビュー。
「著者の三作目。
書名の通り、著者の人生経験で得られた教訓が、具体的エピソードと共に描かれている。

表現が率直すぎて、笑えます。
大真面目に書いているかと思いきや唐突に大真面目に語られる軽口、揶揄、突発的に出る関西弁。特に、現代的な比喩表現(前田敦子の名言のくだり)、現代人の傾向分析(依存症、症候群のくだり)があまりに的確すぎて、そうそう分かるわ、そやんな確かに、と相槌を打ちたくなるところにも、読み物としての面白さがある。

昭和から平成にかけて蔓延した完璧主義の中で崇拝された、人生のお手本みたいな人が書いた人生マニュアル本に書かれている何かでは納得のできない方は一読の価値あり。
大真面目に生きる、けど、完璧でなくてよいのだと思わせてくれる一冊。」

最近インスタライブしてくれないな。
関西弁なところも好きだったな。。

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