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社会人2年目の、夏です

自粛が明け、ゆるやかな警戒体制に少し慣れ始めました。みなさんどんな風にお過ごしですか?

私は静岡県浜松市の山奥の奥、水窪という町に居ります。

Bisowaというプロジェクトの仲間たちと、一緒に空き家を改装したり、山の手入れをしたりして暮らしつつ(といっても、教えてもらってばかり汗)、ブルー・マーリン・パートナーズとしてコミュニティインフラの再構築、および地球循環型エコシステムの創成をテーマにコンサルティングや事業創造に従事しています。

日本全体の雰囲気が#stayhomeから#Gotoへと移る中で、私の暮らしも同じように移ろってゆきました。

直接お会いして、お話する代わりに、noteにてお手紙を出すような気持ちでご報告します。

#stayhome

私にとっての#stayhomeは、(外に出ない)ということと同時に(自分のアジェンダに留まる)期間でした。

私は加古川という自然豊かな場所に生まれて当たり前のように川や森、海に囲まれて。木や草や、石や水、動物たちと過ごすうちに、人間と同じくらいに好きになりました。そして、その生命たちと仲良く暮らしたい、みんなが幸せでいてほしいと思いました。

でも暮らしを見ると、調和が保たれているようには思えない。。そのために、暮らし方や自然との循環を変えよう、と思いました。

それは、好きになった人と、仲良くなりたい、一緒に楽しみたい、お互いが幸せに善くなっていきたいと思うことと、まったく同じように。好きな生き物たちのことを想った時に「人間以外の生命全てで調和し繁栄してゆくシステムを作る」というアジェンダを掲げるようになったのです。

そのアジェンダにともに取り組めるチームに出会い、Bisowa(暮らし)とBMP(仕事)をパートナーに決めました。

大学を卒業して1年目は、

エムスリー系列の会社「CUC」、医療構造改革という大切なアジェンダを扱う会社へ参画するという形で始まりました。その会社は、素晴らしく、今でも憧れと尊敬があります。

「noblesse oblige(ノブレスオブリージュ、社会的地位には義務が伴う)」を自覚した人たちが、日本の、世界の最重要とも言えるアジェンダに真摯に取り組んでいる。素晴らしい人たちがビジョンの元に集っていました。

この会社に入ったのは「日本にとって大切なアジェンダだから、私も参加したい」という思いからでした。でも、自分の気持ちを正直に見つめると「自分が力を発揮できるのはもう少しちがう分野なのではないか」という想いがありました。

私自身未熟で、体調管理や感情のコントロールが上手ではない中働いていて

「こんな状態で働き続けるのは携わるみなさんの誠実さに対して失礼にあたるのではないか。CUCで働くみなさんと同じように、わたしも自分の力を使い切りたい。」と思い、

・まずは自分自身で体調や感情をケアできるようになること、そのための時間を設けること
・何があってもなくても関心が持てる分野を仕事にすること、それに伴う責任はなるべく自分で引き受けること

をしたく、2020年末で退社させていただき、独立しました。

そうして4ヶ月。昼も夜も、仕事をしていても暮らしていても、食べていても。

1つのアジェンダでじっと。#stayhome、「全ての生命で調和するシステム」に集中した期間でした。

そして、#Goto へ

#Gotoキャンペーン が始まっています。

それでは、私たちはどこに向かうんでしょう?

私は(自分が掲げたアジェンダの、結論。そしてその先へ。)進んでいます。

朝はまだねむいからだを引きずりながら畑に向かって、地元の方が大切に育ててきてくださっている植物のお世話をします。

長年暮らして来られた歴史のあるお家を譲り受けて、次の活躍のイメージをしながら掃除し、漆喰を塗ったり、手を加えます。

百年に渡り人々の生活のためサービスを提供して来られた企業様のお話を伺い、次の百年の役割とサービスを検討します。

なぜそんなことを?全ては、今までの連なりへの感謝と、これからのより豊かな連なりのために。

田畑や森に親しみ、日々の暮らしの中で様々な事業や働き手の方々に触れていく中で、後世の人々のことを思って守って、育ててきてくれたことを感じます。その人たちの思いを感じると、受け継いで、次につなげたい。そのためにできることは、全部させてもらいたい。場所や組織やサービスに詰まっているいろんな気持ちを感じて、その気持ちが果たされたらいいって思う。

できることはやってみる。でもできなくて、泣いたりしながら、またやる。結局、いろんな人に助けてもらってなんとかやる。

そんなことを繰り返して、今があります。

まだまだ道半ば、アジェンダ自体も、その結論も、見えていませんが。進んで行けること自体が楽しく、幸せです。

コロナウィルスを経て、会える方関われる方がより絞られているように感じます。皆様どうぞ、豊かに幸せに日々を過ごされてください。そうしていただけると私も何より嬉しいです。

皆さんにもしまたお会いできた時には、愉しく豊かな時間を渡せるよう、日々精進してまいります。

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いつもお読みいただいて、ありがとうございます。