大西 芽衣 | Mei Onishi

ひとと自然が好きです。生きとしいけるものたちが、どうぞ響き合っていますように。

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マガジン

  • ありふれた日々について。

  • 「住むこと」から始まる新しい未来|株式会社めい

    • 17本

最近の記事

すべてのひとに居場所がひつよう

先日、27歳になったと思えば、もう来月には28歳になり、社会人も5年目の後半戦に差し掛かろうとしている。 5歳の頃の計画ではもう、18歳に結婚、20歳に出産!と思っていたイメージだったから、はるかにゆっくりとしたペースで人生が進んでいるようにも感じるけれど。こんなにも自身と世界は鮮やかなものだとは、思いもしなかったな。 仕事では、地域にまつわる事業の裏方(財務や人事領域)をさせてもらっていますが、いつもできる限り、その環境と関係に浸ることから始めてゆきます。例えば、人事領

    • 感受性を守る。共に、創ることを通して。2021に向けて

      2020年、大変お世話になりました。 2021年も、よろしくお願い致します。 (2020年は祖母が他界したため年始のご挨拶は控えておりました。) (写真)年末年始を過ごした、静岡県浜松市天竜区水窪町は元旦、雪でした❄️ さて今年は、「それぞれの感受性を守る。共に、創ることを通して。」に注力しようとおもっています。 定期的に読み返す詩に、茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」があって(茨木のり子詩集「自分の感受性ぐらい」1997)。これは終戦直後に編まれたそうで。本人が

      • 重すぎる”育てる責任”がひとりに乗っかるとき

        参画する会社の役員のかたが旅立たれました。 どうも言葉にならなくて、ままならず、でもどうしても残しておきたくて。 その方との一番の思い出は、海外ビジネスインターンの最終発表の後のこと。帰り際、日本に向けた空港の搭乗口で、最終搭乗のアナウンス直前まで続いた面談でした。 「めいちゃんのチームは中間発表までは素晴らしかった。けれど、途中でばらけた。崩れるきっかけを、めいちゃんの持つ”しんどさ”が作ったような気がするんだよ。」 インターンの終盤にかけて、(せっかく行くんだから

        • 社会人2年目の、夏です

          自粛が明け、ゆるやかな警戒体制に少し慣れ始めました。みなさんどんな風にお過ごしですか? 私は静岡県浜松市の山奥の奥、水窪という町に居ります。 Bisowaというプロジェクトの仲間たちと、一緒に空き家を改装したり、山の手入れをしたりして暮らしつつ(といっても、教えてもらってばかり汗)、ブルー・マーリン・パートナーズとしてコミュニティインフラの再構築、および地球循環型エコシステムの創成をテーマにコンサルティングや事業創造に従事しています。 日本全体の雰囲気が#stayhom

        すべてのひとに居場所がひつよう

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        • ありふれた日々について。
          9本
        • 「住むこと」から始まる新しい未来|株式会社めい
          17本

        記事

          「プリミティブ・キャリア」という選択について

          私の大学時代の長期休暇の定番といえば、農場巡りだった。 朝4時半起きでトラクターに駆り立てながらとうもろこしをぽいぽい収穫する長期にバイトにでかけたり、 某アフリカの電気も水道もままならない山奥で布一枚の方々とキッチンガーデンを作り、日が落ちると火を炊いてお豆をたべたりと 授業に関してはそこそこだったけれど「エンタメ」としての農業(むしろ自然との戯れ!笑)には、足が向かい続けた。 いまでもGoogleマップには、リゾートではなく行ってみたい農場が無数にピンされている。

          「プリミティブ・キャリア」という選択について

          「好きとマーケットの交点で。」 めいちゃんち退居者インタビュー #2

          今から7年前の大学院生の時に、めいちゃんちに入った陽次さん。めいちゃんちに入居。復学して大学院に進んでから、1年目は、学生起業のような形でアプリの開発を、2年目は研究していた。 デザイン、テクノロジー、経営を軸に就活。 日中は研究室で実験をこなしたり、他の大学で非常勤講師を務め、夜は友人とのスタートアップで開発とディスカッションという充実した日々を過ごしながらも、夕食はできるだけ家で食べたり、定期的に住人たちで宅飲みを楽しんでいた。入居前の「1人の時間が大切だし、みんなと

          「好きとマーケットの交点で。」 めいちゃんち退居者インタビュー #2

          「インド修行。後、シェアハウスへ。 」めいちゃんち退居者インタビュー #2

          今から7年前の大学院生の時に、めいちゃんちに入った陽次さん。卒業後は、クックパッドの新規事業部に配属され、その後スタートアップに転職。マネージャーとして活躍する傍ら、趣味で“シロネル”という出張コーヒー集団としても活動している。 映画監督になるために、京大へ。そして転身。 小学校の時から料理が好きだった。小学校まで太っていたため、食事と体や筋肉に興味があったのだ。クレープを作って友達を呼んだりして、振舞ってた。喜ぶ顔を見るのはも好きだったが、それよりも作っている瞬間が好き

          「インド修行。後、シェアハウスへ。 」めいちゃんち退居者インタビュー #2

          矛盾も葛藤も、「ここに居ていいよ。」と言われたがっている。

          矛盾や葛藤を抱えたままで生きている人は、美しい。と思う。 当の本人は、気持ち悪くて居たたまれなくて。そこから一刻も早く抜け出したいともがいている。 それでも私は、「そのままで、居ていいよ。」と神聖なものを見るような気持ちで心の中で手を合わせてしまう。 「やりたいのに、できない。」とか「好きなのに、そっけなくしてしまう。」とか「楽しいのに、怖い。」と悩んでいる友人に 「そのままでいいじゃない。どちらの自分にも、ここに居ていいよって言ってあげたら?」と笑ってしまうのだ。

          矛盾も葛藤も、「ここに居ていいよ。」と言われたがっている。

          「問いを立て、答えを更新し続けるように生きる。」#1

          「めいちゃんち退居者インタビュー #1」めいちゃんちを退居した人の、出会う前、その最中、退居後のストーリーを追うことで、めいに流れる物語を掘り出すインタビュー集です。記念すべき第1回目は岩倉隆史さん。シェアハウスの事業をはじめて1年が経つ頃に入居した方です。 前回は、めいちゃんちでカフェを経営する中で「日々の暮らしが底上げされるような、“いつも感じる幸せ”をデザインでつくっていきたい。」との思いが芽生え、デザインを本格的に学ぶため、めいちゃんちを退居するところまでを見ていき

          「問いを立て、答えを更新し続けるように生きる。」#1

          「時間とお金をかけてでも やりたいこと。」めいちゃんち退居者インタビュー #1

          「めいちゃんち退居者インタビュー #1」めいちゃんちを退居した人の、出会う前、その最中、退居後のストーリーを追うことで、めいに流れる物語を掘り出すインタビュー集です。記念すべき第1回目は岩倉昂史さん。シェアハウスの事業をはじめて1年が経つ頃に入居した方です。 前回は、高校を卒業し、大学には進学せずにめいちゃんちへ。ゼミに潜ったり、学生団体で活動をする中で「お金を稼ぐ時でも、新しいことに挑戦して、学びを深めたい」との思いから、めいちゃんちのシェアハウスの1階でカフェを開業した

          「時間とお金をかけてでも やりたいこと。」めいちゃんち退居者インタビュー #1

          「18歳,人生をデザインする。」めいちゃんち退居者インタビュー #1

          「めいちゃんち退居者インタビュー #1」めいちゃんちを退居した人の、出会う前、その最中、退居後のストーリーを追うことで、めいに流れる物語を掘り出すインタビュー集です。記念すべき第1回目は岩倉昂史さん。シェアハウスの事業をはじめて1年が経つ頃に入居した方です。 将来、何する?の答えを探しにめいちゃんちへ。18歳でカフェを開く。  記念すべき第1回目は岩倉昂史さん。  岩倉さんがめいちゃんちに入ったのは、高校を卒業してすぐのことでした。高校生の頃その後の進路を決める時に「目

          「18歳,人生をデザインする。」めいちゃんち退居者インタビュー #1

          私がめいを好きな理由。

          あの、私”めい”がとても好きです。 ”めい”って何?かというと。 株式会社めい、という創業8年弱の京都の不動産会社のことです。 めい(本名:芽衣)が、めい(会社の名前)で、大家めい(キャラクター)をする。という、ちょっとこんがらがるような状態で、大学生をしながら、シェアハウス4軒の大家をしています。 大家生活を始めて早2年。 いろいろあったけど、”めい”のことが大好きになりました。 その理由は、 「今も、10年後も、100年後も、自分たちが豊かでワクワクする日常が送れ

          私がめいを好きな理由。

          シェアハウスを仕事場にするという豊かさ。と、ひとさじの苦悩。

          前回は扇沢さんのnoteにて、住居の歴史をみていきました。 職住一体型の住居から、高度経済成長を経て職住分離型へ。 IRマンションに住み、平日は1時間半電車に揺られ職場で仕事、週末は遠出してゴルフへ。という生活様式は、戦後70年のものだったなんて…。 「私たち若者にとって幸せが実現する住処は、IRではないのでは?」という疑問から、シェアハウス、特に職住一体型を始めた、ということでした。 シェアハウスでの仲間との生活が学びの場であり、家が実践の場だった。 毎日知らなかっ

          シェアハウスを仕事場にするという豊かさ。と、ひとさじの苦悩。

          20歳女子大生、"二代目"を襲名する。

          あけましておめでとうございます!二代目めいこと大西です。 さて、前回はとしよさんからこのnoteをお届けしました。今回は、後から入ってきた3人目の視点から株めいについて書いてみたいと思います。。 「現代の文脈では〜」から会話が始まるこの会社の不思議なところは、時間軸、空間軸共に把握する範囲がやたらと広く深いこと。 「現代の文脈では〜」という言葉から始まる会話を、アートや不動産、京都やIT、出版まで様々なテーマで繰り広げます 「なぜシェアハウスをやっているんですか?」と

          20歳女子大生、"二代目"を襲名する。

          ”はじめに言葉ありき”な日々

          2017年、とても嬉しいことがありました。 それは 書籍や冊子の編集などを通して“概念化”の一端に関われている ということです。 テーマは貨幣や経済 コミュニティ型事業 など。みんなの関心を大きな文脈で捉え直し具体的な対処法までを示そうと試みているもので。 概念化し 広めることが破壊を癒し 創造に力を与える一歩目だと思っているから、この営みの一旦を担っていることが本当に嬉しかった。 人は、自分が従事している(と信じている)文脈が壊れた際に、混乱し自分や自分の属する集団

          ”はじめに言葉ありき”な日々

          夫婦で経営は可能なのか?暮らしを事業へ。

          こんにちは。株式会社めい(以下、めい)という不動産企画の会社で働いています、大西芽衣ともうします。今日から10数回、毎日更新してきます!^^ 大学卒業後すぐに起業した20代後半の扇沢と日下部の二人と、京都で5軒のシェアハウスを運営しています。 さて この会社の創業者、日下部と扇沢は実は夫婦です。 だから大変、と言いたい訳ではなく。 「夫婦」という家族の最小単位が仕事をしているということが この会社の事業に深みをもたらす要因になっているということをお伝えしたいのです…!

          夫婦で経営は可能なのか?暮らしを事業へ。