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ハロウィン3種

ハッピーハロウィーン。
みなさんいかがお過ごしか。

今年も地味ハロウィンが面白い。知らない方へ説明するとめちゃくちゃ地味でマニアックな仮装イベントなんだけど、着眼点と再現度がすごすぎて毎年笑ってしまうのです。興味のある人はTwitterで「#地味ハロウィン2022」を見てみてほしい。傑作はもちろん、駄作もなんか哀愁があって好き。

しかしハロウィンって昔からやってるわりに楽しみ方の正解がいまいちわからない。海外ではしっかり定着している文化でも、日本は企業が仮装とかカボチャとかの部分的なところだけ切り取ったりするからますますよくわからなくなっている。

だいたい次の3つのグループに分かれると思う。
・大人が街に繰り出してパーティーする「渋谷ハロウィン」派
・(主にこどもが)コスプレして楽しむ「コスプレ大会」派
・由緒正しいハロウィンをしたい「文化継承」派

この3つの派閥が三国志の如く群雄割拠し、時に互いを非難しあっている。特に渋谷ハロウィン派については風当たりが強い。
私はパーティーやコスプレのハードルが高いので「そもそもこどもたちのイベントだし」と言い訳し毎年のハロウィンをスルーしてきた文化継承派。唯一ハロウィンの恩恵を受けるのはセブンイレブンのかぼちゃプリンを食べることくらいかもしれない。

しかしそんな陰キャな私も親になりハロウィンの楽しみ方ができた。先週末、元々予定していなかったのだけど長女が家でハロウィンパーティーしようよと提案してきたので急遽仮装を調達するために近場のドンキに行ってきた。わが家で初のハロウィンパーティー開催である。

さすが驚安の殿堂、「驚安」の読み方がわからないけどパーティーグッズの品揃えがすばらしい。定番のおばけ、魔女あたりから人気キャラクターや有名人の仮装グッズなど種類豊富に揃っていた。

親になる前の私だったら言うだろう。
「いいかい、ハロウィンというのはだね。おばけとか魔女とかの恐ろしいものに仮装して悪霊を怖がらせて追い払う魔除けみたいな意味があるのであって何の仮装でもいいわけじゃあないのさ。それが今の日本のハロウィンときたらなんだい。アーニャのコスプレ大会じゃないか」

しかし親になった私は思う。文化がなんだ。かわいいからいいのだ。かわいいは正義、かわいいの前では全面降伏なのよ。

というわけで、本当はアナとラプンツェルのドレスを着たこどもたちの写真をここに載せたいのだけど、尊すぎて尊死していたので写真を1枚も撮っていない。代わりに猫の近影をどうぞ。

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