【対面人狼分析シリーズ04】視覚と聴覚と記憶力 ~聴覚篇02 トーン・ボリューム編~

前回聴覚編01からこちらの投稿までに少し時間がかかって申し訳ないです。
こちらのシリーズ、思った以上の方に読んでく出さっているようで、お声を頂き励みになっております。本当にありがとうございます。

これからも徐々にではありますが、ある程度用意しているものをベースにだらだら書き連ねていくのでよろしくお願いします。

では聴覚編 トーンとボリュームについて語っていきます

『声のトーンやボリュームは心理的な状態にどの様な印象をもたらすのか?』
メラビアンの法則をご存知でしょうか?
コミュニケーションに於いて人の印象はどういう部分で決定しているのか?の実験で、主に営業職を経験されている方などには馴染み深い法則のひとつだと思います。

7%  ⇒ 言葉:話の内容
38% ⇒ 声の使い方:声のテンポ、トーン、大きさ、口調など
55% ⇒ ボディランゲージ:視線、ジェスチャーなど


人と対面することで注目されるべきポイントは実はここにあり『非言語コミュニケーション』が圧倒的に論理的な内容を上回るという形になってます。

チャット人狼等においてはこれらの93%がカットされているが故に、7%の部分の濃さで戦っていると解釈してもいいかもしれませんね


”トーンが及ぼす印象の違い”
トーンとは音の高さを表します。特に通話人狼に馴染みの深い方は意識されてる方も多いと思いますが、基本的には「低い声=ネガティブ」「高い声=ポジティブ」的な分類が一般的です。
高さに関しては人それぞれに高さの基準があり、概ね人はその人の声の基準の高さをまず判断し、そこに比べて低いのか?高いのか?でその人の心境を読み取ろうとする傾向があります。

ストレス的なものがかかってない状態の声=相手の基準の高さ
ここを軸に相手の心理状況を読み取る形になるのですが、特にわかりやすいのは上で挙げた分類の矛盾が起きている場合は相手が理性を失っている証拠になります。
例えば「自分のどこが人外なんですか!」という怒りの表現を高い声で行っているケースの場合はある程度の理性を失っているという証明になり且つ相手にそういう判断をされやすいという形になります。


”ボリュームは自信や説得力を高める近道”

心理学者Y・ローズが行った実験(聞き手のもつイメージ)
・68デシベル以下の小さな声で話をする人:「内気で、臆病」
・76~85デシベルくらいの声:「前向き・快活・積極的」
・86デシベル以上の大声:「攻撃的すぎる」


こちらは10年以上前にベストセラーになった『人は「暗示」で9割動く!』という本の中の中で記されている聞こえる側が感じる相手の印象です。

デシベル表記だとよくわからないよーってなるかもしれませんが、概ね70デシベル=うるさいと呼ばれる基準で考えてもらってOKです。

騒音値の基準でいうと70dbで騒々しい事務所やセミの鳴き声とされているので相当うるさいかもしれません。が直接対話等で聞き手はこれ以下の音量に関してはネガティブな印象を持ちやすいという傾向があります。


ここまでの2項目では聴覚的な部分を取り上げましたが、何よりも大事なことは
「人は声で勝手に印象を判断してしまう」ことです。

これを理解してすることで発言する側でも聞き手側に回った際にも相手の深層心理を読み取るヒントを得る事が可能になります。


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