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ChatGPTでAI投資:決算書をAIで読む

前回に引き続き、AI共創株式投資について述べたいと思います。

投資で重要な要素の一つが決算であり、決算書を読むことです。
けど、全てを読み込むのは大変と言う場合、AIを使うのもよいかもしれません。ただし、AIにはハルシネーションがあるので、どのAIを用いるかを一度、試すとよいと思います。

今回、AI共創投資の記事を書くためにAIと選んだ銘柄は、ACSLというドローンの会社の株です。

とても順調に育っています笑
※この記事は個別銘柄を薦めるものではないので、ご注意ください。


どのAIを用いるか?


個人的な意見になりますが、現時点(2024/03/13)で、試した中で最も良い回答だったのはChatGPT(GPT4)でした。

Gemini advanceやCopilotはハルシネーションが起こり使えません。
Claude sonnetやPerplexityProはPDFを読み込んでくれなり、くれなかったりと安定感がありませんでした。ClaudeProは試していません。

ということで、私としてはChatGPT・GPT4が一番よいと評価して使用しています。

これは私の個人的な評価なので、是非、ご自身でも試してみてください。

AI分析のやり方

とても簡単なので、説明する必要はないくらいですが、一応書いておこうと思います。

①プロンプト制限学習モデルを構築
②決算書をHPからダウンロード
③ChatGPTに決算書のファイルを添付
④分析に必要なプロンプトを打ち込む(プロンプトの内容は分析によって違う)
⑤出力された内容と決算書を比較し、数字の間違いがないかをチェック

ここでは数字が合っているかが重要になりますので、必ずチェックしてください。これが合っていれば、AIはその数値の文脈に従って文章生成をしてくれるはずです。

①のプロンプト制限学習モデルにつきましては、過去ログをご覧ください。

以上のやり取りを毎回決算の度に行ったり、銘柄の売買のために行う場合はAI投資のGPTsアプリをつくるとよいでしょう。その場合、アプリをつくるアプリ『AI共創イノベーター』をご利用ください。

めちゃくちゃ便利です⭐️

決算書のAI分析

AIに決算書を読み込ませて、内容の要約と評価をしてもらいます。
プロンプトは、自分が欲しい情報が出力されるようにしてください。

前述したように、私は、今回の記事を書くためにACSLというドローン銘柄を買いました。いくつかの候補の中からAIで分析して、ここに決めたという流れです。

この企業は技術は素晴らしいのですが、売上・収益面の数字が悪く、ここの改善が期待されます。

以下が、そのACSLの決算書のAI分析です。


これが実際の決算書です(一部抜粋)

要約:

株式会社ACSLの2023年12月期の決算短信によると、同社は売上高896百万円(前年比△45.2%)、営業損失2071百万円、経常損失2102百万円、親会社株主に帰属する当期純損失が2543百万円となりました。この結果は、売上高の大幅な減少とともに、営業損失および経常損失が発生し、最終的に大きな純損失を記録したことを示しています。

総資産は5094百万円で、前年比わずかな増加が見られますが、純資産は2264百万円で、明らかに減少しています。自己資本比率は42.2%で、前年から減少しています。

キャッシュフローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュフローは△2572百万円、投資活動によるキャッシュフローは△94百万円、財務活動によるキャッシュフローは2809百万円で、現金及び現金同等物の期末残高は1499百万円です。

2024年12月期の通期連結業績予想では、売上高が3340百万円(対前期比272.6%増)と見込まれていますが、営業損失は△3060百万円、経常損失は△1860百万円となっています。

評価:

ACSLの2023年度の決算は、売上の大幅な減少とともに、営業損失や経常損失などが発生し、純損失を記録している点が大きな特徴です。これは、企業が直面している厳しいビジネス環境や、特定の戦略的課題に対する反映と考えられます。自己資本比率の低下は、財務の健全性が若干弱まっていることを示しており、将来的な資金調達や事業の展開に影響を与える可能性があります。

ただし、2024年度の売上予想が大幅に増加していることから、会社は回復への自信を持っているようですが、営業損失や経常損失が依然として予想されており、その実現には不透明感が残ります。経営改善への具体的な取り組みや市場環境の変化に応じた戦略の柔軟な調整が求められるでしょう。

ChatGPTの出力

ここではAIもこの会社のマイナス面を指摘してくれています。

有価証券報告書の分析

有価証券報告書は、

年に1回提出され、企業の財務状況、経営成績、リスク管理の状況など、より詳細な情報を含みます。中長期的な投資判断に必要な情報が網羅されており、企業の財務健全性や将来性を深く理解するのに適しています。

ChatGPTの出力

です。
これをAI分析したものが以下です。

**要約:**

株式会社ACSLの2023年第3四半期報告書によれば、同社はドローン関連事業を単一セグメントで展開しており、以下の財務成績を報告しています。

- 売上高は657,289千円で、前年同期比で減少しています。
- 営業損失は1,398,374千円、経常損失は1,444,245千円で、両方とも前年同期より増加しています。
- 親会社株主に帰属する四半期純損失は1,458,026千円であり、これも前年同期より増加しています。

財政状態に関して、流動資産は2,987,145千円、固定資産は1,484,150千円、資産合計は4,471,295千円です。負債合計は2,508,979千円、純資産合計は1,962,316千円で、自己資本比率は41.4%です。

**評価:**

ACSLの四半期報告書からは、同社が引き続き厳しい財務状況に直面していることが窺えます。売上高の減少、営業損失及び経常損失の増加は、事業の成長と収益性の向上に向けた更なる戦略的取り組みの必要性を示しています。また、純資産の減少と自己資本比率の低下は、財務の健全性に対する潜在的な懸念を引き起こしています。

しかし、四半期報告書には、用途特化型機体やプラットフォーム機体の研究開発への投資、海外市場への進出、そして高セキュリティ対応の小型空撮ドローン「SOTEN」の出荷開始など、未来の成長機会を捉えるための積極的な取り組みも示されています。これらの戦略が成功すれば、長期的な成長と収益性の改善につながる可能性があります。

重要な後発事象として、海外募集による新株式発行の決議が報告されており、これは将来の成長資金としてのポテンシャルを示唆しています。ただし、新たな資金調達が財務状況の改善にどの程度貢献できるかは、市場の反応や実際の事業展開の効果に大きく依存します。

結論として、ACSLは引き続きチャレンジングな状況にありますが、成長戦略と海外展開への取り組みによって、将来的にはポジティブな転換が期待されます。

ChatGPTの出力

決算説明資料の分析


この会社の決算説明資料は動画になっていましたので、動画をChromeのプラグインで文字起こしし、その文字の全てをChatGPTにコピペしてAI分析しました。

それが以下になります。

この動画の文字起こしは、株式会社ACSLの2023年12月期通期決算説明会に関する内容です。以下に要約と評価を示します。

**要約:**

- ACSLはドローンの開発・製造に特化した企業であり、2023年度の経営成績は挑戦的な環境の中での苦戦を反映しています。売上高は前年比で大幅に減少し、営業損失および純損失が発生しています。
- 会社は技術革新と社会インフラの改善をミッションとし、経済安全保障、無人化・効率化、DX化、脱炭素化といったマクロトレンドの追い風を受けています。また、ドローン市場の成長が見込まれており、特に米国と台湾での事業展開に力を入れています。
- 2024年度の経営戦略では、用途特化型機体の開発と海外市場への進出を重点的に推進しています。また、インドでの大型案件や経済安全保障に対応した製品開発にも注力しています。
- 会社は経営改革を進め、売上高と収益性の改善に努めるとともに、リソースの最適化を図っています。これには、特定分野への集中投資、人員の最適化、コスト削減などが含まれます。

**評価:**

- ACSLは、経済安全保障やデジタル変革などの現代的な課題に対応する技術力を持ち、特に海外市場での成長機会を見込んでいる点でポジティブな展望を持っています。これは、ドローン技術の進化と社会的需要の高まりを背景に、長期的な成長戦略を描いていることを示しています。
- 一方で、国内市場での売上減少や運用上の課題に直面しており、これらの問題に対する迅速かつ効果的な対応が今後の成長には必要です。特に、製品の信頼性やレピュテーションの回復には、継続的な技術開発と顧客とのコミュニケーションが鍵となるでしょう。
- 経営改革においては、リソースの最適化やコスト削減の取り組みが具体的に計画されており、これが成功すれば短中期的な財務健全性の向上に寄与する可能性があります。しかし、これらの改革が実際に結果をもたらすかは、実行の速度と市場環境の変化に左右されるため、注視が必要です。

ChatGPTの出力

データの集約

これだけの資料を読むのも大変だし、まとめるのも大変です。その大変な作業をAIはやってくれます。これは便利です。

以上の「決算書」「有価証券報告書」「決算説明資料」をまとめた出力が以下になります。

ACSLの2023年度の財務および事業戦略に関する様々な文書(決算短信、有価証券報告書、決算説明資料)から得られた情報をまとめ、評価します。

**まとめ:**

- **財務状況:** 2023年度は売上高の大幅な減少、営業損失、経常損失、および純損失の増加を経験しました。特に、国内市場での売上が伸び悩んでいる一方で、海外市場(特に米国と台湾)での受注が増加しています。

- **事業戦略:** ACSLは、ドローン技術を用いて社会インフラの持続可能性を高めることをミッションに掲げています。経済安全保障、無人化・効率化、DX化、脱炭素化というマクロトレンドの追い風を受け、特に経済安全保障に適合した製品の開発に注力しています。

- **経営改革:** 売上と収益性の向上を目指し、リソースの最適化やコスト削減に取り組んでいます。選択と集中戦略に基づき、特に有望な市場や分野に資源を配分し、非効率な事業領域からの撤退や人員の最適化を進めています。

**評価:**

- **強み:** ACSLは、ドローン技術を社会インフラの改善に応用するという強力なミッションを持ち、特に海外市場における高い成長潜在力を持っています。また、経済安全保障に適合した製品開発における強みは、今後の国際情勢の変化の中で大きな競争優位をもたらす可能性があります。

- **課題:** 国内市場での売上減少は、即座に改善する必要がある重要な課題です。また、製品の信頼性や市場からの認識を改善するためには、継続的な技術革新とともに、顧客とのコミュニケーション強化が不可欠です。

- **展望:** 経営改革によるコスト削減やリソースの最適化は、短期的な財務健全性の回復に貢献するでしょう。しかし、長期的な成長と収益性の向上は、新興市場への積極的な展開と、持続可能な技術開発に依存します。特に、海外市場でのプレゼンス強化は、ACSLの将来の成長にとって重要な戦略であり続けるでしょう。

総じて、ACSLは厳しい財務状況と市場環境の中で、その技術力と革新的な事業モデルにより、回復と成長の機会を模索しています。会社が直面している課題に対して適切な戦略を実施し、外部環境の

変化に柔軟に対応できるかが、今後の成功の鍵を握るでしょう。

ChatGPTの出力

購入のアドバイス

そして、これらのデータから購入をアドバイスしてもらうこともできます。
もちろん、判断は慎重にです。

投資判断を下す際には、いくつかのポイントを考慮することが重要です。ACSLの情報を基に、一般的なアドバイスをいくつか提供しますが、これは投資アドバイスではなく、情報提供のみを目的としています。実際の投資判断には、自身のリサーチと財務アドバイザーの意見を基にしてください。

1. **財務健全性:** 企業の財務報告書を詳しく確認し、売上高、営業利益、純利益、負債状況など、財務の健全性を把握してください。特に、営業キャッシュフローがプラスであるかどうかも重要な指標です。

2. **市場と競争環境:** ドローン業界の成長見通しと、ACSLがどのようにその市場で位置づけられているかを理解することが重要です。競争相手と比較して、ACSLの製品や技術がどのような優位性を持っているか、または逆にどのような課題があるかを把握してください。

3. **経営戦略と将来性:** 企業の経営戦略、特に市場拡大、新製品開発、コスト削減などの計画が実現可能で、収益性の向上につながるかを評価してください。また、業界のトレンドや技術革新が企業の将来性にどう影響するかを考えましょう。

4. **リスク管理:** 投資には常にリスクが伴います。市場の変動、経済状況の変化、企業固有のリスク(財務リスク、技術的な失敗、競争の激化など)を理解し、それらのリスクをどの程度許容できるかを検討してください。

5. **分散投資:** 投資リスクを管理する一つの方法は、分散投資です。すべての資金を一つの銘柄に集中投資するのではなく、異なる業界や地域の銘柄に分散して投資することを検討してください。

6. **長期的視点:** 株式投資は一般的に長期的な視点で行うことが推奨されます。短期的な価格変動に一喜一憂するのではなく、企業の根本的な価値と成長潜在力に焦点を当ててください。

最後に、自分自身でリサーチを行い、必要に応じて財務アドバイザーと相談することが大切です。投資は自己責任で行うことを忘れないでください。

ChatGPTの出力

このChatGPTのアドバイスからは、やはり財務的なリスクを指摘しており、私もそこは懸念しています。決算説明では、売上・収益面に注力していくとありましたが、次回の決算でそれが数値に表れて来ない場合はリスクありと判断して、売りの選択を取ろうと考えています。

このような感じで、重要事項を順番に出してくれるようにChatGPTに指示するとわかりやすいと思います。

バイ・アンド・ホールドのアドバイアス

投資はホールドすることや売るのが難しいことがあります。
自分の欲望との戦いでもありますが、自分の基準を持っておくとよいと思います。もう一つ、そこにAIのアドバイスがあれば、売りかホールドがやりやすくなるかもしれません。

以下、バイ・アンド・ホールドのアドバイスです。

ACSLの現状と将来性を考慮した場合、ホールドするか売るかの判断基準についてアドバイスします。重要なのは、ACSLの財務状態、業界内での競争力、そして将来の成長戦略をどのように評価するかです。

### ホールドする場合の基準

1. **将来の成長戦略が信頼できる場合:** ACSLがドローン技術に関して、明確な成長戦略を持ち、特に経済安全保障に適合する製品、海外市場への拡大などで有利なポジションを確保している場合は、長期的な価値が期待できるため、ホールドが適切かもしれません。

2. **業界内での競争力:** 独自の技術や製品が業界内で強い競争力を持っており、市場需要が拡大している場合は、将来的に収益性が向上する可能性があります。

3. **財務健全性の改善:** 財務状況に明確な改善の兆しが見られ、特に営業キャッシュフローが改善傾向にある場合は、企業の持続可能性が高まります。

### 売る場合の基準

1. **財務状況の悪化:** 売上高の減少、営業損失の拡大、キャッシュフローの悪化など、財務健全性がさらに悪化する兆しを見せた場合は、リスクを回避するために売却を検討することが賢明です。

2. **競争力の低下:** 技術革新の遅れや競合他社に対する競争力の低下、市場シェアの減少などが見られる場合は、長期的な成長が難しい可能性があります。

3. **成長戦略の不透明性:** 明確な成長戦略が見えず、将来の事業展開や収益改善の計画が不確かな場合は、投資リターンが期待できない可能性があります。

### 総合的なアドバイス

ACSLへの投資を継続するかどうかの判断は、これらの要因を定期的に見直し、最新の情報に基づいて行うことが重要です。また、自分の投資戦略やリスク許容度に合わせて判断し、必要に応じて専門家のアドバイスを求めることも有効です。市場や企業の状況は常に変動するため、柔軟に対応することが成功の鍵となります。

ChatGPTの出力

AI共創投資とは

AI共創投資は、人間と人工知能(AI)が共同で投資判断を行い、新しい価値を創造する投資のアプローチです。このプロセスでは、人間の直感や経験に基づく判断と、AIの大量のデータを処理して導き出される分析結果が組み合わされます。その結果、より精度の高い投資判断や、従来の方法では見つけられなかった投資機会の発見が期待されます。

### AI共創投資の主な特徴

1. **データ駆動型の意思決定:** AIは過去の大規模なデータセットからパターンを学習し、未来の市場動向を予測します。これにより、データに基づく客観的な意思決定が可能になります。

2. **高速な分析:** AIは人間よりも遥かに速く大量のデータを処理できます。この高速な分析能力により、リアルタイムでの市場変動に迅速に対応することができ、機会損失を減らすことが可能です。

3. **新たな投資機会の発見:** AIは、人間が見過ごしやすいデータの中に隠された投資機会を見つけ出すことができます。これにより、従来の投資戦略では考えられなかった新しい投資機会を発掘することが可能になります。

4. **リスク管理:** AIはリスク評価も行うことができ、ポートフォリオの多様化やリスク分散に貢献します。これにより、全体的な投資リスクを低減することが可能になります。

### 実装上の考慮事項

- **透明性と説明責任:** AIによる意思決定プロセスは複雑であり、その決定の根拠を理解しにくい場合があります。透明性の確保と、意思決定の説明責任を持つことが重要です。

- **倫理とプライバシー:** 投資判断に用いるデータには、個人情報が含まれている可能性があります。倫理的な観点とプライバシー保護の観点から、データの取り扱いには細心の注意が必要です。

- **技術的な課題:** AIモデルの訓練や最適化には、高度な技術的知識が必要です。また、市場環境の変化に応じてモデルを適時更新する必要があります。

AI共創投資は、投資の世界における新たなパラダイムを提供しますが、その実装には上記のような複数の課題に注意深く対処する必要があります。

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それでは、また。

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