プリンセス

大好きな人の話をします。
出会って10数年なんだけど、ずっと信頼していてすごく好きな人。この人が例えば人を殺したとしても寄り添いたい人。

なんか例えば私が結婚したとしても、そのお相手に対して
「マジで大事な子なので何かあればあなたよりも優先します」
と言うだろうなという人です。
私は軽率に人を好きになったりとか愛してる!連発しすぎるので愛の安売り野郎と言われがちですが…。その中でも群を抜いてダントツで大好きな友達です。

人に対しての好き!を言語化するのが本当に苦手で、「なんか好き」としか言えない私ですが、この人にも同じことが言えます。
なんか好き、でも特別に好き。

プリンセス、と言えばなんか分かるわあって人はちょこちょこいると思うのでプリンセスとここからは呼びます。きっしょい呼び名だなと自覚あるからご勘弁。
きっと学生時代に出会っていたら仲良くなかったと思う、同じクラスの人だなで終わってたんだろうな。SNSで同じ趣味のコミュニティで出会い、その趣味を通じて色んな世界を広げてくれて今もたまに同じ方向を見てくれたりする。
本当にすごいな、と思うのが何かの作品を見た時に大体同時タイミングで同じテンションで泣いてる。だから「これはオタク心的に絶対泣くなあ」ってものを一緒に見るときの安心感がすごい。やっぱり私の思ったもの、感じたものは間違ってないよねって教えてくれる人です。

いやいやいやいや…、そりゃ趣味友はそうよ。と言う意見もあると思いますが。何より、そのプリンセスは私が本当に尊敬してやまない表現者でもあるのです。
出会いは同じ作品の共演者、私とプリンセスは同じグループでほぼほぼ運命共同体でした(役的に)。そこでの彼女の姿に度肝を抜かれ、しかも彼女は今現在もずっとずっとパワーアップし続けてる、惚れ込まない理由がないんです。
表現活動してなくても友達ではいられるだろうなって思ってます、けど彼女の傍にいるには私は怠けてはいられない。って思ってる節もやっぱりあったりして。こう言っちゃうと何か色々意見が出てきそうですが。あくまでこの場に留まらず成長したい理由の一つ、それだけが成長したい理由じゃないよと言うことは言っておきたいですが。その中に確実に彼女も存在はしてる。
やっぱり大好きな人にはすごい、素敵だって思って欲しいじゃない。人間だもの。そんな感情は誰しもにも抱きつつも、憧れの彼女にはやっぱりちょっと多めに思っちゃうんです。

そんな彼女と久々に同じ現場にいます。
私はスタッフとして、彼女は出演者として。稽古を見ながら、先日本当に心から目を奪われた瞬間がありました。ダンス振りの確認時間で、私も彼女が好きすぎての贔屓目かな…とかその瞬間思ったけど隣にいた演出の方からも同じ空気を感じて。「ああ、やっぱり本当に彼女はすごい人で。それを疑わなくていいんだ」と実感した。私たちがそう感じるその一瞬のためにどれだけの苦労と悩みを抱えてきたのか、想像しかできないけどそれに恥じないようにいたいと何度も気付かされるのです。

何か思ったまま書いてるから何もオチはないけど。
私の中でとても大切ですごく楽しくて信頼できて、尊敬している大好きなプリンセスがいるよって話。

深夜のテンションでお送りしました。AM3:26。
愛してんぜ。


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