私の中のセーラー戦士

最近オタク話をする機会が多かったので思いの丈を吐き出そうかと。
セーラームーン知らない方は何じゃこりゃなオタクの一人語りです、ご注意を!
またこれはめぶきの独自解釈になるのでオタクの人もご注意を!解釈違いのクレームは受け付けません←

セーラー戦士って、現代に生きる普通の女の子と前世からの使命を背負った決して交わらない二面性を持った女の子たちだと思ってて。だからこそ切ないし可愛いし強くて苦しい。葛藤を重ねていく物語だと思う。

まず何よりもうさぎちゃんが普通の女の子だからこそ小さな犠牲も見逃せない、だから一番苦しいんじゃないかって常々感じてます。
うさぎちゃんほどの大きな力と名誉と地位を持った前世の記憶がある子なら力と権力に溺れてもおかしくない、なのになんであんなに慈愛に満ち溢れてるかっていつどの時代に生まれても「普通の女の子でいたい」って気持ちを抱き続けてるからなのかなって。それを思わせてくれたのが前世に傍にいた内部戦士だったり現世の友達、身近な人。その人たちが大好きだからこそ、身近な人との少しの些細な時間をとても心から楽しむ女の子だからこそ地球や宇宙の危機に陥った時に大きな規模で考えるんじゃなく今身近にいる大切な人のために動くことができるんだなと。
傍にいる大切な人を救えなきゃ地球なんか救えない、綺麗事と思えることを本気で心から思って。どんなに仲間から非難されても大切な一人の犠牲を持って大きな宇宙という世界を救うことは許さないうさぎちゃん。世界を救うことができる力を持ってるから、誰かを犠牲にした方が世界を簡単に救えることができてしまうからその選択肢を取らないように苦しんで。一人を救って、世界を救わなかったからこそ恨まれて。でも本当は何も捨てたくない、だからいつも死ぬ思いで(実際何度か死んで)全てを救う。普通の女の子でいたい、こんなに苦しいセリフはないなとうさぎちゃんを思うたびに思います。セーラームーンに変身しても彼女はうさぎちゃん、ただ一人の女の子です。

内部戦士とうさぎちゃんに関しては語ると泣いちゃうのであんまり口頭では話しません←
内部戦士に関しては圧倒的に現世での絆が強い。前世の記憶があるからこそ、その使命があるから‘セレニティ’を守るんじゃなくて。その使命もあるけどあの4人が「月野うさぎ」であるうさぎちゃんを守りたいっていうのにいつも泣く。
現世の内部たちってそれぞれに自分たちのせいじゃない、環境とか能力のせいで苦しい孤独を背負ってるし、それをうさぎちゃんと出会う前はしかたないって受け入れてる。これって他人の反応とか自分ができる精一杯を尽くした上でどうしようもない、友達ができなくても仕方ないと諦めたんだと思ってて。けど中学生の子達が友達が欲しくないわけなくて。
そんな中で本人たちが苦しい、辛い、けどどうしようもできないと思ってた他人との壁をうさぎちゃんは簡単にすり抜けてきた。すり抜けるだけじゃなくて、自分の持っている能力だけじゃなくて中身の人間性を見てくれたってのが本当に衝撃的だったんじゃないかって。
亜美ちゃんは天才少女でクールな他人に冷たいと思われてたのに、実はとんでもなく可愛らしくて懐っこい子。レイちゃんは霊感がある巫女さんでカラスと交信する不気味な何考えてるか分からない子、というのをクールビューティで綺麗な上品な子。まこちゃんは力が強くて乱暴なヤンキーと思われてたのを実乙女ちっくな女の子。美奈子ちゃんは特殊で、いち早く使命に目覚めてしまったが故に辛い経験を現世でしてしまって。普通の女の子よりもしっかりしなきゃいけない、セーラー戦士のリーダーにならなきゃいけない、という思いがあった中で、セーラーVやセーラーヴィーナスじゃなく一人の女の子として扱ってくれたうさぎちゃんに救われたんだと思う。外に見える能力が強すぎてアイデンティティとして成立してる周りへの印象とは違う、自分自身を見つけてくれてそれで友達になってくれた特別な人。だからこそ守りたいって想い、泣くよねそんなん。だから内部も変身しててもここだって時はセーラームーンじゃなく「うさぎちゃん」と呼ぶ。だって5人は友達だから。泣く。

外部はまた違う。彼女たちの方が戦士として生きている。
転生前はそれぞれの星や場所でたった一人で互いの存在だけを知って外部からの侵入者から月の王国を守る使命を持っていた。その前世で、自分の守っていた世界が滅びてしまうのを自分の持ち場を離れることができない使命を抱えて、その現実を目の当たりにしながら気の遠くなる長い時間一人で守ってきたものの最後を見届けながら孤独に死んでいった。自分の抱えているものの重さと無力さをそれぞれ噛み締めたんだと思う。
そして地球に転生して、今度こそ手の届く範囲で守るべきものを守れる立場になり。身近で転生したプリンセス(うさぎちゃん)と初めて接触し、その人柄も知ったんだと、そこからはいったんそれぞれの感想が入るんだけど。甘っちょろいし頼りにならない、とか。あなたの気持ちは分かるけど現実問題無理よ、とか。自分が今ここにいる理由があって、それは貴方の感情ではどうしようもないのよ、とか。それは戦士として生きて、前世で苦しみながらも使命を全うして死んだ誇りがあるから。けどそんな自分達の孤独も受け入れた上で自分達が諦めて受け入れて滅びに向かった‘運命’っていうものに自分の命を捨てて向かっていくセーラームーンに彼女たちは救われた。現世で大切なものを守るため、自分達の使命を守る為。四人は今度は孤独じゃなく一緒にこの地球に生きているんじゃないかと。

全部私の自己解釈!
でも、だからこそみんなうさぎちゃん•セーラームーン•プリンセスに向かう気持ちがそれぞれあって。うさぎちゃんはうさぎちゃんでみんなを大切な友達、仲間だと思ってる。
うさぎちゃん、と呼ぶ時。セーラームーン、と呼ぶ時。プリンセス、と呼ぶ時。きっとそれぞれの中にある想いの強さがある。
友達を守りたいのか、前世の想いを大切にして今守るべきものを守りたいのか。内部外部の想いの違い。
そしてうさぎちゃんはどんな時も、本当に相手を思った時は現世の相手の名前を呼ぶ。前世も現世のしがらみも全部受け止めて、その上で一人の人間として友達としてその人を見てるから。普通の女の子だから。だから彼女は全てを受け入れて全てを救うんだと思ってます。

人に超絶語って迷惑かける前に一人発散しようとした結果←
まだ語り足りなかったりするけど堪えてセーラームーンミュージカルでも見てやろうと思います!


セーラームーンオタクのただの暴走でした。まる。

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