20歳の僕がインドで見つけた人生の意味
私が初めてインドを訪れたのは、まだ20歳の頃だった。当時の私は、自分の存在意義が見いだせず、学校にもなじめずにいた。そんな中、人生の意味を求めて手に取った本の著者たちが皆、仏教に精通していることを知り、仏教発祥の地であるインドへ旅立つことを決意した。
ニューデリーの空港に深夜に到着した私は、経験豊富な旅人に導かれるまま、外の世界へと一歩を踏み出した。しかし、その直後、私は連れ去られ、悪徳旅行代理店に連行されてしまう。そこで出会った日本語を話す女性に騙され、法外な値段のツアーを組まされ、所持金のほとんどを失ってしまった。
翌日、私はタージマハルを目の当たりにしていた。わずか2日間のツアーで、相場の30倍もの料金を支払ったのだ。その後、私は当初の目的地であったブッダガヤへと向かった。そこでは、ブッダが悟りを開いたとされる菩提寺や、ブッダに施しをしたスジャータ村を訪れた。
しかし、ブッダガヤを訪れても、私は人生の意味を見出すことはできなかった。その後、私は7年をかけて聖書を読破し、エルサレムへと旅立つことになる。私は今でも人生の迷い人なのかもしれない。
あの時出会ったインドの男の子たちは、今頃立派な大人になっているだろう。SNSもない時代だったため、彼らの連絡先を聞くこともなかったが、この写真だけは大切に残っている。
私は今年の後半、再びインドを訪れる予定だ。何かのご縁で、また彼らに会えるような気がしている。そして、その出会いが私の人生を再び大きく変えるかもしれない。そんな予感がしている。
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