お金はないけど、憧れの港区で“ホテル暮らし”してみた

4月からの半年間、実家で在宅勤務をしていた。
 
実家から都内の職場までドアトゥドアで約1時間半かかるので、在宅勤務はそりゃあもう快適!

朝起きてから化粧をせず服も着替えず、ベッドの中でそのままパソコンの電源を入れて、仕事がスタートできるんだもん。

ところが転職をしたことで、新しい職場に馴染むため、しばらくはオフィスへ通勤をすることに。

すると、前の職場よりも通勤時間が長くなるため、家を出る時間も起きる時間もこれまで以上に早くなることが判明。……そんなのムリ!!!

というわけで、オフィスのある港区でホテル生活をしてみよう、と思い立ったのである。

30歳までにやりたい10のこと」のリストに入れた、ひとりで生活をするにも通じるものがあるしね。いい機会だ。

1ヵ月の定期代を大幅に超えないくらいで予算を設定し、いざ決行!

港区のホテルって高くないの?

港区ってひとくくりにしてしまうと、どうしてもセレブっぽいイメージが強い。

ところが、赤坂はビジネス街かつコリアンタウンでもあり、意外と物価が安め。100円ショップもあるのだ。

赤坂駅は千代田線しか通っていないため、一見アクセスが悪そうに思えるが、路線の多い六本木駅までは徒歩で10分くらい。貧乏性な私は都内のひと駅分くらい余裕で徒歩移動しちゃうので、赤坂からオフィスのある六本木までは歩くことにした。


赤坂で安宿を探そうと思うと、一泊3000円ほどの格安ホステルや5000円を切るくらいのビジネスホテルがほとんど。

今回、ホテルステイの予算を安く抑えるためのポイントはGoToキャンペーンの利用なので、それが適用されないホステルは除外して宿を探した。

ちなみに、地域共通クーポンをもらうには3334円以上の宿泊費を払う必要がある。なので、今回は一泊3500円程度のホテルを中心にチョイスした。


赤坂でおすすめの低価格ホテル3選

the b 赤坂(ザビ―あかさか)

画像1

TBSの裏にある、比較的新しいっぽいホテル。赤坂見附の方にも系列ホテルがあるものの、なぜか赤坂店の方が安かった。


◆価格
土曜~金曜までの6泊で、通常2万3000円-GoToトラベル利用分8050円=1万4950円。割引後は、1泊あたり約2500円。

ちなみに、楽天トラベルの2連泊以上で1泊あたり500円割引になる素泊まりプランで予約した。

本来なら出勤前夜の日曜から泊まるところだけど、この週は土日両日ともに都内で予定があったため、土曜の夜から宿泊することに。なので、その分は楽天ポイント3000円分を使い、トータル1万1950円でホテルステイできた


◆アクセス
地図的にはTBSの真裏だけど、そこへ行くためにはめちゃくちゃ長くて急な坂道をのぼるか、社員が主に使用していると思われる社屋敷地内にあるエレベーターに乗らなくてはならない

ホテルの近くにあるオフィスビルやタワマンを利用する人もエレベーターを使うので、夜暗くなってから知らない人と相乗りするのはちょっとした恐怖体験だった。夜のエレベーターって、なんであんなに怖いんだろう……。

ちなみに、赤坂駅までは体感だと徒歩7分くらい。

◆設備
このホテルの良かったポイントは、ロビーにコーヒーメーカーが置いてあり自由に飲めるところ!

私は毎晩コーヒーを飲む習慣があるので、それがホテルにいながら無償でできるのはありがたい。お風呂に入った後だとコンビニまで買いに行くのが億劫になるし……。

あと、エントランスの扉を開けるととっても良い匂いがするのも好ポイントだった。外資系ホテルでよくあるような、お高い匂いがしたんだよね。

部屋自体は、一人で過ごす分には広すぎず狭すぎずで、特に問題なし。シャワーしかないから、湯船に熱湯を張って乾燥対策ができなかったのは惜しかったかな。

毎日清掃もしてもらえるし、ロビー階にはコインランドリーもあったから、長期滞在にも向いてると思う。

清掃スタッフや受付スタッフは海外の人が多かったけど、言語コミュニケーションで困ることはなかった。総合的に見て、個人的には結構好きなホテルだった。

ホテルレックス 赤坂(HOTEL REX)

画像2

一見、「これはビジネスホテルなのか……?!」と疑いたくなるような雰囲気。アクセスと部屋の設備は最高!

◆価格
日曜~金曜までの5泊で、通常1万9500円-GoToキャンペーン利用分=1万2675円。割引後で1泊2500円ほど。

こちらも楽天トラベルの連泊プランで予約して、連泊中の清掃はなしというのが割引の条件。一人で予約したにもかかわらず、なぜか二人分のアメニティが用意されていて不思議だった……。

◆アクセス
駅の並びにあって、アクセスはめちゃくちゃ良い。駅から徒歩2分くらいかな。

コンビニもスーパーも同じ並びにあって急な買い物に困らないし、吉野家とか飲食店も近くに多いから、朝ごはんも夜ごはんも選択肢が増えて良かった。

◆設備
まず、外観にびっくりさせられる。外壁は水が流れてるし、建物はブルーにライトアップされてるんだもん。

思わず、ラブ◯テルなんじゃないか?……と疑ってしまった。どうやら、実際ラブホテルとしてもサイト登録されてるみたい(思わず調べた)。

でも、エントランスを入るとコンセント付きの個人用デスクが並んでいたりして、ビジネスマン向けの造りなんだよね。

このご時世というのもあるかもしれないけど、ホテル内ではカップルとすれ違うことなく……というか、他の宿泊客の姿を見かけることはなかった。

テレビもベッドも大きいし、浴槽も付いているし、部屋の雰囲気はすごく良い!

毎日の清掃がないから、衛生面を気にする人だとちょっときついかも?


ホテルリブマックス赤坂

画像3

みんながイメージする、いわゆる「ビジネスホテル」といった感じ。使い勝手は一番良くて、他のホテルに比べて長く滞在した。

◆価格
ここは、「minute(ミニッツ)」という1泊単位で予約をとるサイトを経由して予約。

予約サイトを決めるときも割引率や付与ポイント、お得なプランで比較してコスパの良いところを選んでたけど、ミニッツは今回初めて知った。

他のサイトと違うのは、後払いができるところキャリア決済ができるところ。12月半ばになると感染者が再び増え始め、新しい職場でもいつ在宅勤務に切り替わるか……という状況だったので、後払いできるのはありがたい。

この予約サイトで探して、一番安かったホテルが「ホテルリブマックス赤坂」だった。

1泊通常3390円のところ、GoToキャンペーン利用で2755円。1泊単位での予約だから日によって若干の差額はあるけど、おおよそ1泊あたり2700円ほどでステイできた。


◆アクセス
赤坂エリアのなかでは限りなく六本木(乃木坂)寄りだったので、通勤には一番ラクだった。赤坂駅からは徒歩3分くらい。

ホテルの向かいにはセブンイレブンとローソンが揃っていて、隣には交番がある安心感。立地は文句なし!

◆設備
可もなく不可もなく、シンプルなビジネスホテルという印象。

テレビは大き目だし、枕元にはコンセントとUSBの差込口があるし、浴槽も付いてるし。

フロント階には自動販売機とコインランドリーがあって、長期滞在をしている人が多かった印象。

人気があるのか、ホテルステイ後半になると「満室」の紙が表に貼りだされていた。

ホテルステイを低予算で楽しむためのコツ

食事は、GoToキャンペーン利用でもらえる地域共通クーポンを使うのがコツ。

港区は、ランチタイムでも1000円を超えるお店が多いエリア。1000円以下だと逆にクーポンが使えないため、毎日クーポンが使える適度なランクのお店を探してランチしていた。コンビニやドラッグストアはクーポンを使える店舗が多いから、日用品を買うときにも便利!

あとは、連泊すると部屋を移動する必要がないので、冷蔵庫を使い込むのが食費を抑えるコツ

紙パック(1リットル)の飲み物や、朝食用に4連パックのヨーグルトが買っておいて良かったものかな。部屋には基本的に電気ケトルが備え付けられているから、インスタントドリンクも置いておいて良かった。

個人的に嬉しかったのが、サンプル品やコンビニで買える1回分ずつパウチされたスキンケア用品を使い切れたこと。モノによっては「これ1回じゃ使い切れないよね!?」っていうものがあったりするけど、連泊ならそのまま置きっぱなしで翌日も使えて便利だった。

朝の赤坂~六本木を歩くのは気持ちよかったな。

基本的に万年金欠なので、「プチセレブ」「おしゃれインフルエンサー」みたいな気分がつかの間でも味わえて楽しかった!

サポートしていただけましたら、記事のネタや推し事の幅を広げたいと思います!