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アラサー女子、コロナ禍だけど転職しました

春頃から「転職したい」と言ってきましたが、無事に転職することができました。10月末に退職し、11月から新しい職場で働き始めています。コロナ禍の転職活動ということで思うように進まないこともたくさんありました。例えばオンラインでの面接とか、これからはどんどん当たり前になっていくんだろうな〜と思うので、近々転職活動を始めようと思っている人、転職したいけどコロナ禍という状況に不安がある人、などの参考になれば幸いです。

転職しようと思った理由

端的に言えば、(仕事で)やりたいことだけをやりたい、と思ったからです。

前職は中小の広告代理店で、新卒から5年間ずっと同じ部署。紙媒体のコピーライティングや広告写真の撮影ディレクションなど、主にブライダル情報誌のディレクションが中心でした。

もともと、いずれは転職するつもりで働いていて。他の部署の業務には興味がなかったから、異動することになったら即辞めようと思っていたし。かといって異動しない保証はないので、いまの仕事をするなかで自分の好きなものや向いていることを見つけて、将来的にはそれを活かせる分野へいけたらいいなぁ、と思ってました。

というのも、前職では出世する=管理職になるのが定番だったので、現場で働きたいタイプの人は出世できない仕組みだったんです。同じようにマネジメントや出世には興味がないタイプの同僚はどんどん転職していってて。私も上司には面談の度に「出世はしなくていいから、本業務だけをしていたい」と伝えてたんですけど、年次が上がるにつれてそんな訳にもいかなくなってくるんですよね。上司から「もうその年次なら周囲を引っ張るようなリーダー性や後輩のロールモデルになるような、本業務以外の動きを見せて欲しい」というようなことを暗に言われたりして。

出世しない(収入は増えない)のに本業務以外のことに労力を割かないといけない、ってなんか損してる気がしたんです。だったら、最初からそういう業務の発生しない環境に身を置きたいな、と思ったのが転職を決めた理由です。なので、転職先には給与が同じくらいの編集プロダクションを選びました。

転職活動スタート

今年で新卒6年目。キリが良く丸5年働いて、4月転職を目指して動き出す予定でした。

〜1月〜
年始休みが明けて業務が落ち着いた頃に、まずはいろいろな転職サイトに登録。

〜2月〜
2月頭には書類が通った企業から連絡が着始めていました。業務の落ち着く2月半ばを目処に面接の日程を入れていました。そんな矢先、日本国内でもコロナ感染の話を聞くように。でもその頃は、まだほとんどの人が他人事だったと思います。コロナが特に転職活動に影響してくることもなく、最初に入れていた対面の面接は無事に終えました。
ところが、2月後半に差し掛かり徐々に感染者が増え始めると、本業の方に影響が出てきたのです。イレギュラー案件が多発するようになり、平日に時間を作ることが難しくなったため、しばし転職活動はお預けに。

〜3月〜
5年間異動を経験してこなかった私でしたが、ここにきてまさかのチーム異動をすることに。担当クライアントが変わるので、この時点で4月の転職は厳しくなりました。4月入社の新卒ちゃんたちが育ったタイミングで引き継いで辞める計画へと予定を変更。

コロナ禍での転職活動スタート

自粛期間が明け、6月に入り徐々に外出やら外食が緩和されてくると、採用サイトからの募集のお知らせメールの数も増え始めました。年内に転職するなら引き継ぎ期間を考えるとそろそろかな〜ということで、再び採用サイトで気になる企業の書類審査に片っ端から応募していきます。人材系で働いている友人いわく、「いま採用活動をしているところは体力あるからしばらくは大丈夫なはず」とのことだったので、希望条件に当てはまってさえいれば深く考えずにとりあえず応募することに。

書類審査もとい一次審査から面接へと繋げるポイントは、未経験者OKのところを避けることかなと思います。このご時世、飲食とかアパレルとか業界によっては失業者がすごい出ましたよね。その業界はすぐに回復すると思えないし、未経験者OKの就職口を探す人は増えるだろうな、ってことでキャリア採用や第二新卒枠で募集している企業を中心にあたってました。

採用までの流れを見るとオンライン面接のみで完結する企業も多くて、正直、面接を受ける側も行う側も対面のとき以上に人となりが伝わりにくいだろうなと思います。気の知れた同僚とのオンライン会議ですら会話の間とか相槌のタイミングを計るのが難しいっていうのに、初対面の人が相手ですからね…。オンラインで完結することのメリットとデメリット、それぞれあると感じたので紹介します。

オンライン就活のメリット

ずばり、このご時世に外出しなくて済む。オフィスのある都心まで電車を乗り継いで行くのは気が引けますしね。他の観点で言うと、移動時間と交通費をかけなくて済むのはありがたいと思いました。受かるかわからない企業まで時間をかけて電車賃を出してわざわざ行くのって、ちょっと気が乗らないじゃないですか。
あとはメイクもヘアスタイルも服装も、直前に仕上げられるのは良かったですね。ストッキングやヒールの靴を履かなくて済むのも。

移動時間がないぶん、一つひとつの面接をあまり間隔入れずに詰め込めるのもスケジュールを立てるうえでは助かりました。

オンライン就活のデメリット

もちろんメリットばかりなんてことはなく、デメリットもあります。デメリットは就活フローそのものというより、就活を進めていくうえで出てくるものですね。面接官は基本ひとりなので他の社員の雰囲気や関係性がわからない。実際に企業を訪問して面接する場合だと、受付してから案内されて面接するまでの間に面接官以外の社員の方とも接する機会ってあるじゃないですか。それがないので、オフィスの雰囲気が全然読めないんですよね。なので、内定先を決めるときの判断材料が少なくなってしまうという。表に出ている情報だけで決めるしかないのが怖いなぁと思いました。

わたしの転職先の決め手

メリットとデメリットを踏まえながら、3〜4社のオンライン就活を経て今働かせてもらっている会社へ最終的に決定。決め手としては、レスポンスのスピードや面接後のフォローなど、採用活動に関わっている社員の方がコミュニケーションの取りやすい方だったかどうかを重視しました。
というのも、こんな大変な状況下で入ってくる中途社員になるので、邪険に扱われてしまう可能性があるじゃないですか。実は仕事が減っていて研修ばかりで実務をなかなかさせてもらえないとか、逆に人手不足で説明もそこそこにいきなり案件を丸投げされてしまうとか……。そういう部分って表には出てないところなので、入社後でなにか困ったときにすぐ聞ける人がいるかどうかは大事だなと思いました。

実際、いまのところ転職先では不具合なく過ごせています。一点、給料日を事前に確認していなかったので、前職の給料日に合わせて引落とし日を設定していた諸々が間に合わずに携帯が止まりそうになる…という事件があったので、みなさんはくれぐれも注意してくださいね!


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