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否定から入らない(という文自体が否定文だ)

きらわれる人の特徴の一つが、否定から入ることだと、何かで読みました。そりゃそうだよな、否定されるのは誰だっていやだもの、と思ったのですが、きょう病院で看護師さんに、
「松葉杖使ってると人がよけてくれたりするでしょ」
と言われて(私は今、坐骨神経痛のため松葉杖をついて歩いています)、
「でも、満員電車の優先席の前に立ってても席ゆずってくれない人はゆずってくれないんですよ」
と答えた私は、否定から入っているではありませんか! だいたい、会話になっていません。これ、自分の中では、
「松葉杖使ってると人がよけてくれたりするでしょ」
「そうですね、わかりやすいですからね、そういうことでたしかに助かってます。でもなかには、満員電車の優先席の前に立っていても席を譲ってくれない人もいます」
という繋がりなんですが、繋げるブリッジの部分を言葉にしてないから、否定から入る人になっちゃってます。

恐ろしいのはこれを無意識にやっているのできっと今までたくさんこういうことをやってしまっているだろうということです。ひとのことを、
「あの人はどうしていつも否定から入るんだろう。同じことでも言い方で印象が違うのに」
などと思っていたけれど、私もそうだった!

ただ、無意識でやっていたというのは救いでもあって、というのは、なら意識的にやめればいいからです。自分は否定的なことを言いがちだ、やめよう、と意識していれば、やめられるはず。です。やめられる。


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