松田弘子

俳優、歌人、翻訳者、踊る人、ウクレレ弾いて歌う人。

松田弘子

俳優、歌人、翻訳者、踊る人、ウクレレ弾いて歌う人。

最近の記事

100 Days of Ukulele 2024に参加しています

100 Days of Ukulele 2024というオンラインのイベントに参加している。3月1日から始めて100日間連続でウクレレを練習し、動画をアップしようというもの。別に毎日投稿しなくてもいいんだけど、私は、2018年にウクレレを始めて間もない頃YouTubeのレッスン動画で知ったCynthia Linさんが言っていた「長い時間練習するより、5分でいいから毎日弾くほうがいい」というアドバイスに従い、元々ウクレレ練習は毎日やってる(本当にほんの5分、1曲しかさらわない日も

    • 上田市に行ってきた

      出演した映画『マリの話』の上映を見に、2024年2月20日、長野県上田市に行ってきた。新幹線で長野にはよく行くけれど、上田で降りるのは生涯3度めくらいだと思う。 上映館の上田映劇まで、GoogleマップによるとJRの駅から徒歩11分。だいぶ時間に余裕があったので、劇場の近所にあるらしい本と茶「NABO」 by VALUE BOOKSにまず行ってみた。営業日でないことはわかっていたんだけど、場所を確認したかったので。 バリューブックスというのは、会社や倉庫が上田にある、古本

      • 役の名前

        まえに映画のロケに行ってホテルでチェックインしようとして名前を言ったら予約がないと言われたことがある。プロデューサーさんに聞いたら、「役の名前で取ってあります」とのことだった。役名を言って無事チェックインできたが、なんでそういうことをするのか不思議に思った。メソード演技の人が自分のことを役名で呼んでくれと言う、という話を聞いたことがあったので、そういう何かの方法論なのかな、私は役になりきるタイプじゃないんだけどこの現場だいじょうぶだろうか、と少し不安になった。まぁでもキャステ

        • バイフォーカル眼鏡

          高校生の頃から近視で眼鏡を掛けていますが、半年ほど前、初めてバイフォーカルの眼鏡を作りました。バイフォーカル、二重焦点、遠近両用の眼鏡ですね。 仕事用のコンタクトレンズはしばらく前からバイフォーカルのものを使ってたんだけど、眼鏡は昔の近視用のを使い続けていて、そしたら耳に描けるところが片方崩壊しちゃって養生テープで直して掛けること数年。眼鏡を外さないと近くがいよいよ見えなくなってきたこともあり(はい、そうです、老眼です)、やっと新しい眼鏡を作りました。 「テレビを見ながら

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          松田弘子(わたし)の2023年を振り返る

          気がつけば2023年があと一週間で終わる。私の一年を振り返ってみます。ひと月一エピソードにしましたが、5月だけ二つのことを書きました。 1月 青年団『日本文学盛衰史』公演@吉祥寺シアター。まだ朝晩坐骨神経痛の痛み止めの薬を飲んでいた。ある日カバンに薬を入れ忘れたまま劇場に行っちゃって、よりによって午後と夜と公演が2回ある日で拘束時間が長く(間の時間に取りに帰ることも検討した)、どうなることかと気を揉んだが大丈夫だった。というと随分無責任みたいだけど、この演目は私は一回ごとの

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          célibataire

          Duolingoというアプリで無料でフランス語を勉強しはじめて、今日(2023/11/12)で1213日めになる。ほぼそれだけの勉強で去年フランス語検定3級に合格したので、それなりに効果の出る良いアプリだと思う。ただ、ときどき独特な例文が出てくる。ちょっと変なほうが記憶に残りやすいかららしい。 結婚や結婚式が話題になる単元で、célibataireという単語がよく出てきた。「私のおばさんはcélibataireで、猫を30匹飼っている」というような文があり、「そういうステロ

          一人でパ・ドゥ・ドゥーを踊る

          山岸凉子先生の名作バレエ漫画『アラベスク』に、パ・ドゥ・ドゥーの相手の男性が意地悪をして支えてくれない、という場面が出てきます。 そのとき主人公のノンナは、一瞬バランスを崩してぐらっとするのですが、かつての厳しいレッスンでミロノフ先生から「相手役の手はただの添え物と思え」と言われたことを思い出し、相手に頼らず自分一人の力で、支えなしで最後まで踊り切ります。 演劇をやってきて、長年このことが私のよりどころでした。共演者とイメージを共有できなかったり、一緒につくっているという

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          センスがいいのか?

          この人の服装はいつも楽しそうでステキだな、なんてセンスがいいんだろう、と思う友人がいます。そんな彼女に自分の髪でも服でもほめられると、すごく嬉しい。それに、結構よくほめられるのです。 でも、あるとき気づきました。私たちはファッションの好みが似てるんだ、ということに。そりゃステキステキと言い合うわけだ! センスがいいかどうかはたぶんあんまり関係ない。 そして昨年の冬、ある日会った彼女と私は、まったく同じ色と形のユニクロウルトラライトダウンジャケットを着ていました。やっぱり好

          センスがいいのか?

          松田弘子(わたし)の2022年を振り返る

          こんにちは。松田弘子は同姓同名の多い名前ですが、わたしは、須坂高校、国際基督教大学を卒業し、大妻女子大学大学院を中退し、転位・21という劇団にいたことがあり、いまは、青年団、あなざ事情団、コカコーララボという演劇のグループに所属している松田弘子です。俳優です。踊ります。ウクレレを弾きます。英語・日本語の翻訳や通訳をします。短歌を詠みます。 さて、わたしの2022年を振り返ります。ひと月いちイベントにしぼって書いてみます。 (下書きのままだいぶ放置してしまって、今、2023

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          道を訊かれがち

          よく道を訊かれる肩がまるいのでやさしい人だと思うのでしょう/松田弘子 以前このような短歌をつくりましたが、私は割とよく道を尋ねられます。まるっこちくて人畜無害そうに見えるんだろうなと思います。今日も郵便局の場所を訊かれました。 十代の頃は普通にしていても「何をおこっているの?」と友だちに言われるくらいのおこり顔だったのですが、今ではあまりそんなこともないようです。 顔といえば、小学生のときに国語の教科書に載っていた「いわおの顔」という話が印象に残っています。山奥に住んで

          道を訊かれがち

          革ジャン

          黒の革ジャン。いわゆるライダーズジャケットという、ウエスト丈のやつです。 もう随分前だけど、フランスで最初の一着を買った。合成皮革の安物だった。革ジャンなんて着たことがなかったけれど、店頭で見て気に入り、サイズがぴったりだったので購入した。その頃わたしは、仕事でヨーロッパに行くとよく服を買っていた。日本だと「大きいサイズコーナー」に行かなきゃ着れる物がないのに、ヨーロッパではわたしのサイズの物が普通に店頭に並んでいて普通に買えるのが嬉しかった。 初めてのライダーズジャケッ

          何かしら書く日々にしたい

          なんか久しぶりすぎて、何をどうしたらいいのかわからんな。 むかしは自分のウェブサイトに日記を書いたりそのときどきに文章を載せたりしていたんだけど、Facebookやツイッターを使い始めてやらなくなってしまった。昨年11月に坐骨神経痛が再発して、忘れないうちにいろいろ記録しておこうと思ってここにパラパラ書き始めたんだけど、それも何本か書いたっきりほっぽりっぱなしになってしまってた。 ほっぽりっぱなしの坐骨神経痛日記を読んでみたら、書かなかったら忘れちゃってたようなことが書い

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          尻切れトンボな坐骨神経痛日記

          11月11日(金) 整形外科受診。昨日まで火水木とたいへん調子がよかったが今朝から痛みが強くなった旨伝える。先週と同じく、注射、注射、リハビリ。 11月12日(土) 出張帰りの家族を駅のバス停まで迎えにいく。 「まだ松葉杖なんだ?」 と言われた。先週、「鶴巻温泉に行った」と言ったとき私は当然「松葉杖をついて」行ったという意味で言っていたんだけれど、私の当然という前提は、言葉にしなければ伝わりませんよね、当然だ。 夜は二人で、よく行く居酒屋に行った。 その後お尻と脚の痛み

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          フランス語を勉強しています

          今日(2022年11月26日)で連続862日、Duolingoというアプリの無料版でフランス語を勉強しています。英語の絵本をzoomで読む会に参加していたときにフランス語の絵本を読んだ人からこのアプリを教えてもらいました。 フランス語を習いたい気持ちはそれより前からあって、ときどき参考書を買って「これ1冊やるぞ!」と意気込むのですが、続きませんでした。何の基礎もないのに独学はやっぱり無理なのかなと思って幾年月。「フランス語の綴りの読みかた」(著・稲田晴年)という名著のおかげ

          フランス語を勉強しています

          ほんとに継続は力

          「俳優、歌人、翻訳者、踊る人、ウクレレ弾いて歌う人」とプロフィールに書いています。俳優は、40年くらいやっています。っていま数えてみてあらためてびっくりしました。40年積み重ねてきたといえるようなものがあるんだろうか。 昨年、今年と2年続けて「ひとごと。」というユニットの公演に参加しました。こども(年齢不問)からものがたりを募集してダンスや歌や演劇をつくるという作品なのですが、ウクレレを弾いて歌うのが私はいちばん緊張しました。ダンスも少し緊張しました。演劇がいちばん緊張しま

          ほんとに継続は力

          否定から入らない(という文自体が否定文だ)

          きらわれる人の特徴の一つが、否定から入ることだと、何かで読みました。そりゃそうだよな、否定されるのは誰だっていやだもの、と思ったのですが、きょう病院で看護師さんに、 「松葉杖使ってると人がよけてくれたりするでしょ」 と言われて(私は今、坐骨神経痛のため松葉杖をついて歩いています)、 「でも、満員電車の優先席の前に立ってても席ゆずってくれない人はゆずってくれないんですよ」 と答えた私は、否定から入っているではありませんか! だいたい、会話になっていません。これ、自分の中では、

          否定から入らない(という文自体が否定文だ)