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火傷をセルフ治療②【アーユルヴェーダ】【湿潤療法】

※この記事は、火傷が治っていく過程を画像付きで説明しています。
そのため、火傷患部や患部であるおばさんの太ももの画像などが含まれますので無理だと感じる方はこれ以上見ないことをお勧めします。

①はコチラから

7日目【4月18日】

朝、ラップの取り換え。
患部全体の表皮が白っぽくなってきた。

そして、変に真っ白になっていた部分がなくなった。
やはりこまめに浸出液をふき取って、ラップを取り換える回数を増やした成果が出たのかもしれない。

真ん中の裂けているところは、3日目の14日に出来たもの。

まだラップだけで固定していた時、出かけた際にラップが取れてしまい、服と患部がこすれて出来てしまった傷だ。
特段、痛いわけではないけれど、初期にラップが取れてしまった落ち度がけっこう後々まで影響を与えることにビックリ。
湿潤療法は、初期の対応がけっこう大事なのかも知れない。

粘着包帯は良いけれど…

浸出液はピークを越えたような気もするが、まだ粘着包帯に滲出する。
そのため粘着包帯の上からまだラップも巻いている。

それによって圧もあるのか、足の動きによって肌がひきつれる感じもあり、痛いわけではないけれど気になって、意外と眠りが良くなく、睡眠不足感を感じてきた。

また、このテープを貼っている部分がほぼ同じなので、そこがテープ負けし始めた。肌がかゆくなったり、赤くなったりしているのだが、こればっかりは仕方ない。

少しだけ貼る位置を変えてみたりと、ささやかな抵抗を試みる。

8日目【4月19日】

朝起きると、粘着包帯に染み出た滲出液の量は、やや落ち着き始めた感。
また表皮の回復が進んだのか、一番上の薄皮のようなところが自然にはがれ始める。

皮がむけたように見えるけれど、赤く見えている部分もそれなりに皮膚状になっていて、オイルを塗る際に触っても痛くはない。
触られている触感もある。

また、右側の軽症の部分は、端の方から茶色状になっていて、ちゃんと回復している感じが受け取れる。

患部以外の赤み、白ニキビ状のものは、まだポツポツとある。
右の脇腹にとびひしたのも悪化はしてないけれど、まだ突起しているし、右膝にも2カ所ほどとびひ。

痛くもかゆくもないけれど、菌があちこちに飛んでるのやだなあ…

夜、シャワーを浴びるときに、周囲はしっかりせっけんで洗うように。
患部にはぬるま湯で手を介してかけるようにしているが、これは沁みるわけではなく、表面の薄皮がお湯の勢いでめくれてしまいすぎるのを防ぐため。

シャワー後、けっこう薄皮がなくなった状態

おそらく、下の皮膚が回復してきたために、表面の薄皮が不要になってめくれてくるのだろうけれど、無理にはがさないように丁重に扱う。

9日目【4月20日】

17日から、日に3回、患部の清浄とラップの取り換えを実施して、気になっていた臭いがかなり減った。

オイルの塗ったあとなのでテカってるだけ
テープ負けととびひで周囲に赤い発疹がある

それに伴って、滲出液もかなり少なくなってきた。
同時に、愛用してきた粘着包帯の2つめを使い終わりそうに。

滲出液の減少とテープの変更

実は、前から気になっていた「テープ負け」。
今まで四角いラップの四方をすべてテープで囲って貼って、滲出液にそなえてきたのだが、同じところにテープを貼りすぎて肌のかゆみや赤みが気になっていた。

そんな折、ずっと愛用してきた粘着包帯の2つ目が使い終わりそうに。

そこで滲出液が少なくなったのだから、もっと軽いテープに変えてみてもいいんじゃないかと考え、ドラッグストアで探して選んだのが、こちらの幅広紙テープ。

キリン堂で購入

この夜から、貼り方も変えた。
ラップの四方を囲むのでなく、四角いラップの角を斜めに抑える貼り方に。
念のため、四角の辺の開いている部分に最後の粘着包帯を貼った。

10日目【4月21日】

臭いがなくなった

朝、起きてみると、滲出液はすっかり少なくなって粘着包帯の汚れがほとんどなくなっていた。
新しい貼り方でも問題なさそうだ。

もう、患部の上には白っぽい薄皮はすっかりなくなったが、患部のエッジ部分や、さらにその外側の皮膚がかゆくなってきた。

ずっとかゆいわけではないけれど、ちょいちょいかゆい。
回復している証拠だと思えばうれしいのだが。

そして、滲出液の減少に伴って、臭いもほとんどなくなった。

11日目【4月22日】

ラップの取り換えを1日2回に戻す

滲出液は、ほぼなくなった。
なので、ラップの取り換えも1日2回に戻す。
シャワーの後と、朝起きた後の2回。

夜のシャワー後、患部はかなり乾いた状態になってきた。
エッジ部分が白っぽく、茶色の部分もちょっとひきつりがあり、皮がむけそうな様相である。

たまにかゆくなる

しかし滲出液が減少したので、左側の患部以外の皮膚のかぶれのような赤みはだいぶ引いている。
また、発疹も収まってきた感。

とはいえ、乾燥させすぎないよう、しっかりオイルも塗ってラップを貼る。

12日目【4月23日】

ほぼ滲出液が気にならなくなったので、先日からテープの貼り方は四角いラップの四隅を斜めに貼るだけに変更。

とはいえ、同じ場所を貼っていることによる、テープ負けの赤みやかゆみは引き続き起こるので、ラップの位置を調整してテープを貼る場所をなるべく変えながら貼っている。

患部の表皮は、かなりしっかりしてきて、オイルを塗る際に触っても怖くない感じ。
ただ、部分的にはまだ弱そうなので、無理は禁物。

夜のシャワーの後

患部の周囲は、皮がむけ始めていて、試しに取れそうな一部を触ってみたら、ピリピリと少しむけた。
日焼けあとの皮膚がむける感じと同じ。

ただ、そのあとがちょっとピリっとしたので、無理にむかないことにして、オイル+ラップをして封印。

この後、このような状態が続き、患部自体はほぼ滲出液による濡れ感はなくなっていった。
でも、私の目標は「傷跡もキレイに治すこと」なので、引き続きオイルを塗ってラップをする、を続けていく。

なお24日、25日と忙しく、不調もなかったので画像を撮り忘れた。

15日目【4月26日】

ラップの取り換えが1日1回に

赤みがかなり引いて、全体が茶色っぽい状態になってきた。
皮膚はしっかりして来て、触るのが全く怖くなくなってきた。

かゆみも痛みも、濡れも臭いもないので、ラップの取り換えを1日1回にすることにした。

ラップを固定しているテープが持つかどうかが気になったが、意外と大丈夫だった。

夜のシャワー後、患部は乾いた状態になる

患部周囲も濡れ濡れ状態から脱したおかげで、赤みやかぶれっぽいのもなくなった。そのおかげか、かゆみもほぼなくなった。

オイルを塗るときに患部を触ると、薄い皮がむけそうで残ってるのをジャリジャリと感じる。
むきたい気持ちをおさえて保護。

17日目【4月28日】

患部の周りが勝手にむけて、日焼けの皮がめくれるような感じに。
たまにかゆみもある。

痛みなども全くないが、直接衣服にあたるのはまだ怖いので、オイル+ラップを続けている。

20日目【5月1日】

患部周囲が、まさに日焼けのあと状態に。
ぽろぽろとむけてくる。

赤黒くなってきた患部も、しっかりとした皮膚になっているようで、さわったりたまに当たったりしても痛みなどはない。

もうラップはなくてもいいかなあと思いつつ、まだ躊躇する。

23日目【5月4日】

画像左の方からむけはじめていたのが、徐々に右側へ。
右上辺りが一番最後にむけてきた。
患部自体はむけるような感じはなく、周囲のみ。

実はこの頃、自身が主催するお菓子工房のキッチンのプレオープンで、めちゃくちゃ忙しく、睡眠時間を削って準備していた。

それで6日が、オープンだったのだが、ついにこの日、時間と思考力がたりなくなり、朝起きてラップを外し、そのまま出かけてしまった。

でも、ラップをせずにきたことに気づかず、ずっと過ごしてしまったほどに何も感じず、衣服に患部が直接当たるのも気にならなかった。

ということで、6日からラップなし生活へ。

29日目【5月10日】

火傷したのが4月12日だったので、ほぼ一カ月。
火傷は完治。といっていい状態に。
皮膚は再生されて、患部の保護をせずとも問題なく過ごせるようになった。

第2フェーズ「傷跡をキレイにする」へ

6日からラップをせずに過ごすようになったのだが、ケアが終わったわけではない。
ラップをするのは、皮膚再生のための湿潤療法なので終了したわけだが、オイルは皮膚をキレイにするためにも有効なので、こちらは続けていくことになる。

ラップをとっても乾燥させない方がターンオーバーに有効だろうと考え、傷跡のケアは、顔に使うケアと同じことをすることにした。

ケア① お風呂前に美肌オイル

アーユルヴェーダでは、体に効かせるオイルは「塗ってから発汗」の流れで使用する。
なので、肌に良い成分でできたオイルをシャワーの前に塗って、浸透させてからシャワーを利用するのが良い。

肌に使うオイルは、昨年10月にインドでの長期治療「パンチャカルマ」を受けた際に使ってもらったオイル。
「ナルパマラディ」というオイルである。

インドではココナッツオイルベースのものを使用していて、それを買ってきたのだが、日本の春ではまだ固まっていたため、同じナルパマラディの太白ごま油ベースのものを使用した。

ちなみに、それは日本でも購入可能。

ただし、このオイル、ターメリックが入っているため黄色い着色が見られる。洗えば落ちるのだが、寝る前などには使用しにくい仕様である。

ケア② 化粧水代わりのローズウォーター、もしくはつぼくさ基礎水

お風呂から出たら、通常のお顔ケアと同じ段取り。

化粧水的なものは、インドで購入した化粧品ブランドKAMAのローズウォーターを使っていたため、それを傷跡にもシュッと。

でもローズウォーターじゃない時は、下記のつぼくさ基礎水を愛用しており、これはこれで傷跡にもよい効果があると思う。

ツボクサはアーユルヴェーダハーブで様々な効能があるのだが、外用すると皮膚に良いとされる。
韓国コスメで流行っている「CICA(シカ)」と言う成分はツボクサエキスのこと。インドに行けない時期はずっとこれ。
マジでおすすめ。

ケア② 寝る前はモリンガ油

入浴前は、インドのガチの美肌オイルを使ったが、なんせ着色があるので、入浴後は無色で香りも強くないモリンガ油を使っている。
顔と傷跡と、両方に塗る。

傷跡、と言う点では、ひまし油もおすすめ。
モリンガ油に出会うまでは、就寝前の顔にはひまし油を使っていた。
質感がねっとりと重いが、寝てる間にしっかり入って肌を丈夫にしてくれていた感じがある。
傷あとの修復にも良い。

この後は、傷跡がどこまで戻るのか、そこを追っていきます。
今までとはスパンが変わるけれど、オイル塗るだけでどのくらい変わるのか、自分も気になるのでしっかり追っていきます!

筆者の本業はこちら。

大阪平野区にお菓子と施術の実店舗あり!


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