アメリカ横断の旅 アムトラック編②ワシントンD.C.〜アトランタ
今回はワシントンD.C.からアトランタ間の寝台車について書いていきます。前回の記事はこちら。
アムトラックの寝台車ってどんなの?
今回利用したのはRoometteというプレイベートルームです。
ざっくり説明するとこんな感じです。
最大2名利用の個室
乗車前に専用ラウンジを使用可能。時間になったら迎えに来てくれて、優先乗車させてくれます。
通常時は向かい合わせのシート、就寝時は2段ベットになる
洗面台は室内にあり。車両にトイレとシャワーが備え付け
夕食と朝食も料金に含まれている。(より長距離の路線であれば、その分の食事が含まれるはず・・・)
寝台車は他にBed Room、Family Roomなどある中でRoometteは比較的利用しやすい階級の部屋となっています。
大まかなスケジュールと料金
今回はワシントンD.C.からアトランタへの移動で料金的にはこんな感じです。
出発:3月8日(金) 午後6時30分 ワシントンD.C. Union Station
到着:3月9日(土) 午前8時43分 アトランタ Peachtree Station
料金:494ドル(74,100円 ※1ドル=150円換算)
約14時間の移動で7.5万円ほど。これだと飛行機で移動する方が時間も早いし安上がりかもしれません。ただし、本来は2人部屋のところを1人で使っているので割高になっています。それにD.C.やアトランタのダウンタウンのホテルは軒並み200ドル超えてますし、最近のアメリカは外食は30ドルはするので、夕食と朝食着くなら料金的には意外とお得ではないでしょうか。時間に余裕があるなら、選択肢としてありだと思います。ちなみに車だと10時間くらい運転し続けないといけないので、1人旅では中々辛そうです。
乗車!
ラウンジ
17:45頃
寝台車の予約者は"Metropolitan Lounge"という名前の待機ルームを利用できます。何より良いのは、時間になればスタッフが車両まで案内してくれることです。とはいえ、部屋を回って「〇〇行きの人いる?!」みたいな聞き方をされるので、聞き逃すと大変なことになるのでご注意を。
コーナーの写真を撮り忘れたのですが、飲み物や軽食をいただくことができます。D.C.の軽食は他の方が紹介しているロサンゼルスなどに比べるとちょっと控えめかなぁとは思います。
プラットホーム
18:00頃
プラットホームに行くと、ポーターさんが出迎えてくれます。かなり気さくなお姉さんでした。段差があるのでステップを登って乗車する必要があり、スーツケースを持ち上げるのを手伝ってくれました。
部屋
部屋番号が指定されているので、その部屋に入ります。向かい合わせのソファーがあり、枕が2つ置いてありました。
折りたたみ式で机が出てきます。
折りたたみ式の洗面台も室内に用意されています。このシンク、穴がないんですよね。利用中は水が溜まってしまい、折りたたむときに蛇口の下の部分のところから水が流れます。
室外にトイレとシャワー室ありです。シャワー室はなぜか備品(?)らしきものが置いてあって使って良いか分からず、日和って利用しませんでした。
夕食
発車してすぐに車掌さんが夕食の注文を取りに来ました。焦ってしまって、ケバブを注文したのですが、もっとメニュー全体を見てから決めればよかったですね。
19:30頃
部屋の入り口はカーテンを閉めてるので、ドアをコンコンと叩く音が聞こえてあげると夕食を持ってきてくれました。味は正直、まあまあ、です。
就寝
21:30頃
車掌さんが巡回してきて、ベッドの準備を手伝ってくれます。ソファを前に引っ張るとフラットになります。
上手い写真がないのですが、天井に上下に稼働する上の段が付いていて、2人で乗車したときは上に寝ることができます。
めちゃくちゃ疲れてたのですぐに就寝してしまいました。
朝食
夜早く寝たこともあり、朝は6時くらいには目が覚めていました。
7:30頃
マフィンとヨーグルトです。前日夜、夕食後あたりに朝食の注文を聞いてくれて朝届けてくれました。
到着
8:15頃
車掌さんが巡回してきて、そろそろアトランタに到着したから準備してね!と教えてくれました。気さくなお姉さんで、グータッチ。9時半着予定なのに随分早いなぁと思ったり。
8:30頃
アトランタの駅の手前まで到着。進入許可が出ないので待ってね、と言われる。
9:30頃
アトランタのPeachtree Stationに到着。時間通りですね。
D.C.に比べるとずいぶんと小さい駅の上、ダウンタウンからは離れているので注意です。私は15分くらいスーツケースを引いて駅まで行って、電車でダウンタウンに移動しました。ただ、明るい時間帯だったからよかったですが、タクシー移動をお勧めします。
アトランタ観光
まずはなんといっても、コカ・コーラ発祥の地。ワールド・オブ・コカ・コーラというミュージアムでは歴史のほか、世界中のコカ・コーラ関連会社の味が楽しめます。(日本の味がなかったのは、普通の味しかないからかな?)
続いては水族館。アメリカ国内でも最大規模の水族館です。なんといっても水槽の下を通る通路で視界中が水の中という景色が良かったです。美ら海水族館っぽいですね。この水族館、ちょうど土曜日に観に行ったからか、かなり混んでいました。コカ・コーラを午前中に観たあとにチケット購入したら、入場制限がかかっていて16時30分の回しか予約できませんでした。
総括
最初は料金高くない??って乗るか迷っていましたが、アメリカのあらゆるものが高くなってる昨今では意外とお得なのではないかと思います。
また、旅の情緒があって、いい思い出になりました。時間が取れる人、旅の移動も好きな人は一度はアムトラックの寝台列車をおすすめします!ちなみにCoachクラスで旅することもできるのですが、さすがにしんどそうですね・・・。
アトランタ観光をしたあとはメンフィスを経由してニューオーリンズにレンタカーで移動したので、その件についても今後書いていきたいと思います。
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