見出し画像

4番目の執筆者は竹内慎哉先生です。

竹内慎哉先生から自己紹介文をいただきました。
=================================
福井県や関東で10年間、雑食系救急医をしていました。どこの病院でも共通していたことは、「救急は他科・他部署との関わりが非常に多い」ことです。そのため「信頼関係を構築する」ことが大切だと思っています。「専門外のことで困ったら救急に相談してみる」ということが気軽にできるようにしていきたいです。
卒後11年目に地元の高知に戻ってきました。高知県の高齢化率は全国平均より10年先行して進んでいます。日本の未来を先取りしている最先端の県なのです。高知県は東西240kmと広いですが、救急指定病院は高知市周辺に集まっており、1時間以上かけて救急搬送を行うことも多々あります。「救急車で来るのはいいけど、帰りはどうする?」という問題もよくあります。このような地域では何でも診られるGeneralistの役割が重要です。高知大学医学部附属病院は二次救急病院で、それほど救急搬送数も多くありませんが、医学部併設であり研修医もいます。若手にgeneralistを含めたいろいろな道を提示する、その可能性を潰さない、そんなことを考えながら日々診療・教育を行っています。

略歴・学会
2009年 高知大学医学部医学科 卒業
2009年 福井県立病院 初期臨床研修医
2011年 帝京大学救急医学講座 救急科後期研修医
2013年 東京ベイ・浦安市川医療センター 救急科後期研修プログラム
2015年 東京大学School of Public Health
2017年 帝京大学救急医学講座
2019年 高知医療センター
2021年 高知大学医学部 災害・救急医療学講座 助教、現在に至る。
専門分野はER。

日本専門医機構認定 救急科専門医
公衆衛生学修士
MEDCフェロー認定
=================================

竹内先生が勤務する高知大学医学部附属病院は、高知県南国市に位置し、高知県にある唯一の大学病院(特定機能病院)です。開院は1981年と比較的新しい病院で、竹内先生の所属する災害・救急医療学講座は2011年に県の寄付講座として設立され、2019年より大学の講座として開設されました。救急医療だけでなく、災害医療にも精通した医療人を育成することを目的としています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?