消滅都市キャラ解説:ソウマ

※スマホゲーム「消滅都市」をプレイしたファンによる非公式の解説及び考察になります。ネタバレにご注意ください。


「消滅都市」シリーズにて登場する主人公ユキの弟「ソウマ」についての解説です。

この消滅都市という物語には「ソウマ」という名の少年または青年が何人も登場します。

・謎の組織の少年 ソウマ(1度目の消滅)
・ソウマレプリカント(1度目の消滅)
・大人ソウマ(失われし世界)
・少年ソウマ(天上の世界)
・精神科医 ヤスヒロ(AFTERLOST)

etc…

アニメ版消滅都市も含めますので併せてそれらの解説をしていこうと思います。


【謎の組織の少年 ソウマ】

ソウマ①

1度目の消滅にて敵として登場する白衣を身にまとった少年ソウマです。推定年齢13歳。
物語開始以前から政府の要人を次々暗殺していたりなど幼いながらも謎の組織の幹部として暗躍しており、姉であるユキと同じくタマシイを操る力を持っています。
自力でスフィアを回収出来ないユキはタクヤの協力なしでは戦えませんでしたが、ソウマは彼女と違って一人でも戦うことが出来ます。
タマシイを操って相手側にけしかけること以外にも「波動関数の収縮」等の技を扱い自ら戦闘に参加することも可能です。

実は……

3年前の消滅による騒動によって既に亡くなっており(享年10歳)、身元不明の死体として扱われていましたが、彼の死体を回収した謎の組織が(おそらく彼のものだろう)タマシイを死体に無理やり入れたことにより疑似的に蘇生させられていたのがこの白衣を着た少年ソウマです。
不完全な蘇生である上に限界を超えて力を使い続けたため、その精神状態は徐々に悪化し暴走してしまいます。
ユキとタクヤに倒されたことによって彼は二度目の死を迎えました。


【ソウマ・レプリカント】

ソウマ②

1度目の消滅第4章にて敵として登場する生気のないソウマです。謎の組織によって(前章で倒された)ソウマの遺体から複製されたレプリカント(複製体)になります。オリジナルのソウマ(白衣ソウマ)と違い、彼がレプリカントであるその象徴とも言えるだろう青色の翼と尻尾等を背中等から生やすことが出来ます。能力も記憶もオリジナルの遺体からそのまま引き継がれていますが、無理やり従わせるために組織員は彼に暴力を、ギンガは記憶消去などで彼を制御しています。ユキとタクヤの敵として立ちはだかった彼の少年は、たとえ複製体であったとしても、彼にとって三度目となる死を迎えました。

その後……

ユキ達に倒されたはずの彼は世界線の狭間であるひとりの少年(ホシ)と出会います。
ホシからの助言を聞いたことにより、彼は世界線を越えて自分が幸せになれる可能性を探し始めます。


【大人ソウマ】

ソウマ③

初登場は失われし世界。
黒コートを纏い、最初はフードを深く被った状態でタクヤ達の前に現れます。
大人ソウマ、青年ソウマとファンから称される通り青年の姿をしています。公式設定で21歳。
正体は上記のソウマ・レプリカントが数えきれないほどの世界線漂流を繰り返したその成れの果てです。
世界線漂流の果てに彼は「僕の救われる世界はどこにもなかった」という答えに辿り着いてしまいます。
そして彼は、全ての世界を滅ぼして自分が幸せになるための世界へと新たに作り変えることを決心します。
そのためには失われし世界(World:A)に存在する"球根"の力が必要となるため、必然的に彼は敵として、世界を守ろうとするタクヤ達の前に立ちはだかることになります。
想いの強さがタマシイの強さに直結するこの消滅都市においてほぼ最強格にも等しい能力を持ち、戦闘面以外にも世界線を越えたり、相手の記憶を操ったりする等の不思議な力を有しています。


【少年ソウマ(天上の世界)】

ソウマ④

天上の世界以降から登場する少年姿のソウマです。
天上の世界編にてユキ、タクヤに次ぐ第三の主人公として活躍します。
レプリカントであるかは不明ですが(青い羽と尻尾は生える)、これまでに登場した全ての"ソウマ"の記憶を持っています。
どの世界でも犠牲にされてしまっていた彼は"犠牲のイデア"(犠牲が服着て歩いてるようなもん)と称されています。
これまで自分の幸せのために世界を滅ぼすことを目的としていた彼ですが、2度目の消滅ストーリー最終話で改心したことにより幸せになることを諦め永遠の眠りにつこうとします。
しかし"彼の幸せを願う観測者"達の呼びかけにより再び舞台上に戻されることになります。(LIVE EXPERIENCE vol.1)
再び目覚めた彼は以前(大人ソウマ時)のような強大な力を持っておらず、天上の世界編では謎の女性カノが運転するスクーターの後ろに座ってユキのようにタマシイによる戦闘を行うようになります。

~旅の果てに~

「犠牲のイデア」である彼は何をどうあがいても救われることのない運命にありましたが、観測者達の意思カノの功績によりその檻から解放され幸せに辿り着くことが出来ました。

~LIVE EXPERIENCE vol.1とは~

ナンバリングが「2」から「0.」へ、天上の世界編が配信される直前(2018年11月25日)に開催された公式リアルイベントのDJライブです。
ソウマを主役としたストーリー体感型ライブであり、ストーリーの内容としては「2度目の消滅」と「天上の世界」の幕間となっています。
長すぎるほどの世界線漂流の旅、その果てに幸せになることを諦めて永遠の眠りにつこうとする彼の物語です。
ソウマの生みの親であり「失われし世界」までのメインシナリオライターである下田翔大氏のTwitterにて当時の台本の内容が掲載されています。



【精神科医 ヤスヒロ】

ヤスヒロ

初登場は消滅都市シリーズのひとつである「AFTER LOST」内のストーリー「COUNTER POINT」
同ストーリー内に登場するソラという少女の診察とカウンセリングを担当する精神科医として登場します。
ソラが見る"消滅都市"の夢を悪夢と称し、治療として一時的に彼女を夢から強制的に引き離します。
正体はもちろんソウマです。
「ヤスヒロ」という名は偽名なのか、彼の名前のひとつであるかは不明です。
「ユキの視点で"消滅都市"の夢を見続けるソラに夢を見ることをやめさせる」=「ウチュウを生み出さない/存在をなかったことにする」ことを目的として行動し最後にはソラを殺害するしかないと判断していましたが、同タイミングで現れたタクヤに阻まれ彼の目論見は果たされることはありませんでした。

考察 ~LIVE EXPERIENCE vol.1直前のソウマ?~

ヤスヒロの正体は「COUNTER POINT」の終盤にて明らかになります。
・失われし世界以降のタクヤを知っている。
・大人ソウマ時のような強大な力は持っていない。
・正体判明後の姿が天上の世界にて登場する子供ソウマのもの。
・ストーリー内で彼が開ける扉の先が海底のような空間(LIVE:EXPERIENCE vol.1の舞台)
以上のことから、タイミングとしてはLIVE EXPERIENCE vol.1直前のソウマではないかと思われます。
※正直、個人的にこの考察に関しては自信がない(2度目の消滅真END後の彼がとる行動だとも思えない)ので今後この考察は覆るかもしれません……。



【番外編その1:アニメ版消滅都市のソウマ】

原作ゲームの「1度目の消滅のソウマ」をベースとしているキャラクターですが、大きく異なる点があります。
アニメ版ユキと同じく並行世界の間に位置する人間であり、消滅から生き残った理由にもされています。
それと原作ではかなり幼い時に母親を失っていますが、アニメ版だともう少し成長した後に母親を失っている描写がされています。
母親が他界したことでユキはこれまで以上に弟の世話をしっかり見ようという責任感を持ちますが、そのことが原因でソウマは反抗的な態度を示すようになってしまいます。
アニメ版でも彼の結末は救われないものとなりましたが、原作ゲームにて「天上の世界のソウマ」はこのアニメ版の記憶も持っているかのような描写がされています。


【番外編その2:2度目の消滅の"被験者"】

2度目の消滅にて「記憶を失った"タクヤ"」として登場。
その正体は「自分のことをタクヤだと思い込まされていたソウマ」です。
タクヤの肉体(もしくは存在そのもの?)を奪おうとしていたのをそのタクヤに逆手に取られたことにより、ソウマとしての人格を封印させられた姿になります。
タクヤとしての記憶はほとんど持っていませんが、肉体の影響もありその思考はタクヤに近しいものになっています。
ソウマとしての記憶や人格を取り戻した以降もしばらくタクヤの肉体で活動しており、瞳もソウマのような赤色になっています。


【番外編その3:青い羽と青い尻尾】

ソウマ・レプリカントの象徴である青い羽と尻尾のデザイン元は「アオミノウミウシ」
割とそのまんまです。


以上、ソウマに関する解説及び考察でした。



※なるべく公式に準じて記載をしたつもりですが、個人の見解が含まれているので公式とは解釈が異なっている場合があります。ご了承ください。


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