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療養中のあれこれ

喉の渇いた感じとその後に出始めた咳が気になって念のためとPCR検査を受けたら陽性だった。

症状としてはとても軽く済んで体は元気に過ごすことができた。
でも、家族に持病があることと、療養できる部屋にエアコンがなく熱中症リスクが高いことからホテル療養を希望した。

結果から言えば、ホテル療養はできず(というかシステムがパンクしていてホテル療養できるか否かを聞くこともできず)に隔離期間は終わった。

療養中に公的なものに触れたとすれば、体調管理の自動音声システムくらい。食品支援も私の住むところでは罹患しただけではもらえないシステムだった。

別の地域に住む友人が罹患したとき、食品などの支援を受け「税金ってこういうところに使われてるんだなと思った」と言っていたけれど、そんなものは実感できなかった。

コロナ禍になって早2年以上、それぞれ程度は違うにせよ6回も感染拡大を乗り越えてきた。それでもまだまだ各地の医療体制や療養サポートに差があって、感染が広がるたびにそれらが露呈する。

一方で今回罹患して医療従事者への感謝は増した。私が検査を受けた病院はキャパシティをオーバーして患者を受け入れてPCR検査をしてくれていた。
患者が溢れかえっていて、診療時間も終わろうとしているのに、診療室の先生はとっても優しくて感染の不安を取り除いてくれた。

町医者でこれなら、大病院は想像のはるかに上をいく忙しさと大変さがあるだろうと思った。
それを思うと感謝の気持ちが増した。

これだけ感染が広がれば、どれだけ対策してもいつかはどこかで罹ってしまうのかもしれない、と思っていた。
でも実際に陽性がわかるとショックだった。そして色んな心配事がつぎつぎと湧いてきた。
家族にうつしてしまわないか、仕事の引継はどうしようか、体調が急変してしまわないか、後遺症が出たりしないか、、と。

元気に療養期間を終えられたから良かったものの、いろいろなことに思いを巡らせる日々だった。

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