雑草との闘い

今住んでいるところの近くに公園がある。
そこには大きな砂場があって、子供たちがよく遊んでいる。
この砂場は3m×6mくらいあって広い。

しかし、その砂場は雑草に侵略されているのである。
実際に遊べるのは直径2mくらいの部分だけで、それ以外はおそらく「チゴザサ」という笹の一種によっておおわれているのである。
笹なので地下茎を使って、僕たち人間が気づかないうちに砂場を侵食する。
芽が出て、こちらが気づいたときには時すでに遅し、である。
もう地下には10cmを超えるほど根っこが伸びてしまっているのである。
このままでは砂場で遊べなくなってしまう。

だから僕は、子供と砂遊びをするふりをしながらこの厄介な笹を抜く活動に専念している。
今年の夏前ごろから初めて、しばらく続けている。
30cmほど砂地が広げることができた。
「人間をなめるんじゃない。雑草め!!」という感じで。

地面が砂地なので引っこ抜くのにそんなに力は必要ない。
笹なので、地下茎の深さも浅いので、簡単である。
しかし、網の目のように縦横無尽に地下茎が張り巡らされており、全部を抜くのは大変そうではある。

そんなとき、やたら深くから伸びている根っこを見つけた。
こいつは多分「スギナ」だ。
先日30cmほど掘ったがまだ深くから生えているようである。
強敵だ。
「スギナ」は春は「つくし」が生えてきて、それが枯れると別の場所から緑の杉の葉のようなものが伸びてくる。
これらは地下でつながっている。
見た目がだいぶと違うので、同じ植物だと知った時には驚いた。

僕は砂場の平和を守っているのである。

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