X1エミュレータにS-OSアプリを導入
目的
この記事は前回の記事「X1エミュレータ環境を整える」で作成した環境上に S-OS アプリケーションを導入し、動作させる方法について説明します。
上記記事で説明した操作方法をすでに知っている前提で説明しますので、まだ見てない方は先に上記記事へアクセスし、実行しておいてください。
導入元は今のところは Oh!石 さんのサイト 「S-OSのページ ~THE SENTINEL~」限定としておきます。Oh!X からダンプ入力するとかはまたの機会にでも(まだ方法を自分の中で確立してないので・・・)
先に必要なソフト
導入する S-OS アプリケーションにはヘッダ情報が含まれていて、それを除去する必要がありますので、バイナリエディタと、Windows からエミュレータのディスクイメージにインポートするために L3 ディスクエクスプローラが必要になります。
事前にこれらのソフトをダウンロード・インストールして使える状態にしておいてください。
事前準備
ダウンロード用フォルダ作成
前回の解凍したフォルダを退避
ゲーム用ディスクを作りましょう
前回 S-OS の起動ディスクを作りましたが、起動ディスクを複製してゲーム専用ディスクを作ってしまいましょう。用途別にディスクを分けて整理すると後々便利かもしれません。
THE SENTINEL へアクセスしましょう
Oh!石さんのサイトの THE SENTINELへアクセスします。
ゲームをダウンロードしましょう
ヘッダを除去しましょう
上記でダウンロードした 3 つの obj ファイルには 18 バイトのヘッダが含まれていますので、ヘッダを除去且つ、格納アドレスと実行アドレスを把握します。
Bzエディタの起動
最初にインストールした Bz エディタを起動してください。
Bzエディタへのファイル読み込み
ファイル本体の説明
文字部分の説明
オフセットの説明
ヘッダ内容の把握
前置きめっちゃ長くなりましたね、ELFES.obj は S-OS で実行する時は、0x8000 番地から読み込みを行い、0x8000 番地から実行させるという事になります、そして、ヘッダの情報をメモしたらもうヘッダは不要なので、このヘッダ情報をバッサリ削除してやります。
いよいよヘッダ削除
ヘッダ削除したファイルを保存
S-OSゲームディスクにインポートしましょう
L3ディスクエクスプローラの起動
L3でS-OSゲームディスクを開く
ゲームディスクにファイルをインポートする
S-OSゲームディスクを保存する
残りのゲームもインポートしましょう
動作確認しましょう
S-OSゲームディスクの起動
ファイル一覧
ELFESをメモリ内に読み込む
ELFESを実行する
ELFES2を実行する
ELFES4を実行する
ゲームシステムはパワーカプセルによるグラディウス式のパワーアップタイプを採用しており、カプセルをとるごとに右端のメニュー部分の「>」マークが移動するので、欲しいパワーアップのところでリターンキーを押します。
SPEED ... スピードアップ
A.gun ... ショットの連射速度アップ
Image ... いわゆるオプション
また、カプセルをとるたびにシールドが最大4枚まで補充され、シールドが無い状態で被弾するとゲームオーバーです。
簡単に説明終わると思ったのに
結局4時間ほどかかってしまいましたね、疲れた。
次回からは「Oh!石 さんのサイトから〇〇をインポートしてください」で説明を済ませるので、必ずこの記事の内容はしっかり把握しておいてください。
次回は、次回はいよいよプログラムを作って実行する記事に入りたいですね。それまでは他にも色々ゲームがあるのでダウンロードして是非実行してみてください。
更新履歴
2022/09/19 … ELFES / ELFES2 / ELFES4 例にインポート方法の記事を作成
参考資料
S-OSのページ ~THE SENTINEL ~ … http://www.retropc.net/ohishi/s-os/
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