見出し画像

ICF(国際生活機能分類)の私的な見方

〈ICFとは〉


2001年5月にWHO(世界保健機関)によって採択された、人間の生活機能と障害の分類法です。

このような構造で描かれていますが・・・

私には「しっくりこない感じ」です(これは怒られるパターン!(;^ω^)

私の解釈でICFの構造を図式化すると・・

〈私のICF〉

個人の状況の中に心身機能・身体構造、健康状態や個人特有の因子が含まれ、個人の状況と環境の状況をFittingしImprovementすることがリハビリテーションには大切だろうと思います。

そして、個人と環境の間には「ご縁」があるということです。その患者さんや利用者と、リハビリテーションを担当している方には、一緒に「歩み」「支援」「学び」に取り組むというご縁があったのだと思います。

もうちょっと詳細に描きますと・・・

このような項目が盛り込まれています(*^-^*)

この構造にとあるALS(筋萎縮性側索硬化症)の方のリハビリテーションを書き込みますと・・・

〈ICF活用例〉

もともと学校の美術の先生でしたが、ALSとなり胃ろうとなり、人工呼吸器となり、「死んだほうがまし!」と言っていました。ある時、パソコンで絵を描くことを提案し、道具をそろえ、簡単な操作方法を教えたところ、試行錯誤、コツコツと半年、1枚の絵を仕上げ、思い切って二科展に応募したところ、入選してしまいました(@_@)

彼女が自分で動かせるところは、眼球と少しの唇しかありません。食事も胃ろうで呼吸も人工呼吸器ですが、コミュニティーライフの部門で生きがいを得ることができました。

ですので、3か月とか6か月で維持期って諦めるのではなくて、何年もたった後に思いもよらない改善を見ることもあるのです。

こんな「発見」「喜び」もありますので、リハビリテーションはやめられませんね~(#^^#)

ところで、リハビリテーションの世界で体系化されない部分があると思うのですが・・・

〈心のリハビリテーション〉

なんだか蓋をされてませんか?

「心のリハビリテーション」で検索すると・・・心臓リハビリテーションまたは精神科リハビリテーションがヒットします。病気や障害になった時の心のリハビリテーションって出てこないのです。

大切な部分にして、「じゃ 心のリハビリテーションって どすうるの?」って聞かれてEBMはあるのでしょうか?

ここについても個人的な見解を書きたいと思うますが・・・

to be continued


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?