Google Translate

Google Translate は、少なくとも英語から日本語への翻訳はかなり実用に耐えうる。

以下は、現状の課題点。

課題1:敬体のみである。

敬体とは「です、ます」のこと。日本語で文章化するときは、敬体か常体かでは、文章の適切性に致命的である。また、敬体で書かれた文章を常体に変換するのは、かなりの時間を要する。

課題2:訳語が一定しない。

論文中、institutionalization という単語がなんども出てくるが、「施設収容」と訳されたり、「制度化」と訳されるなど、一定しない。医学系論文の場合は施設入所(細かく言えば、収容とも違う)が一般的であるが、そこまでは判定しない。

課題3:引用附を識別しない。

医学論文であれば、引用は

We compared the following subgroups as sensitivity analyses: whether or not sample selection required that patients had to have psychosis of dementia,¹ outpatient vs nursing home status, cognitive severity, or by drug used.

のようになる。この、引用を示す 1 を認識しない。なお、ここの部分の訳は

感度分析として次のサブグループを比較した:患者の選択に認知症の精神病、1人の外来患者と老人ホームの状態、認知の重症度が必要であるかどうか、または使用薬物により。

となっていた。となっていた。


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