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SEOにおいて、複合キーワードで記事を量産してはいけない件

ある日、クリック数が1/6に急落


表題の件を身をもって体験したのですが、Googleが重複コンテンツに年々厳しくなっているという話は聞いていました。記事ごとの内容は重複しないように気をつけていたつもりでした。ただ、運営しているメディアで扱うテーマが特化型だったので、ビッグワードに関してはいくつか複合キーワードで記事を量産していました。

その結果、4月の初旬あたりに表示回数(紫)とクリック数(青)が急落しました。クリック数は約1/6まで減少していますが、このレベルで急落しても、サーチコンソールにペナルティの通知は来ていません。単に、ページランクに影響を受けて検索順位が下がっただけなのです。

サーチコンソールの表示回数とクリック数

複合キーワードで量産していた記事は、例えばこんな感じです。

ビッグワードA+複合キーワードA
ビッグワードA+複合キーワードB
ビッグワードA+複合キーワードC


ここでポイントなのが、内容の重複率はそれほど高くなかった(チェックツールによると中程度)ということです。内容が重複していなくとも、複合キーワードで記事を量産するのは問題があるということが分かります。

記事の非公開やマージなどの対策を取る


ここから4月の下旬にかけて、ページランクを回復させるために以下の措置を取りました。

記事の非公開とマージ


量産した記事を下記のように統合します。アクセスが取れている複合キーワードの記事は統合し、この時点でアクセスが取れていなかった複合キーワードの記事は非公開にします。
ビッグワードA+複合キーワードA+複合キーワードB → 複合キーワードBの内容をマージ
ビッグワードA+複合キーワードB → 記事内容を非公開にして1にマージ
ビッグワードA+複合キーワードC → 記事内容を非公開に

タイトルの変更


似たようなタイトルだったので、記事間でバリエーションをつけます。しかし、私の所感としては、タイトルが大きく影響しているわけではないようです。


全体で約300本の記事があり、非公開にしたのは約30本、マージしたのは13本です。実際には、古い記事も整理する形でより多くを非公開にしています。関連して非公開にした記事の数は約50本です。

対策後1.5か月でキーワードの順位が復活


4月末に上記の対策を施したところ、約1.5か月後の6月半ばから順位が復活し始めました。ただし、この時点ではサイト全体の評価はまだ回復していません。

対策後2.5か月でサイト全体の評価が復活


約2.5か月後の7月半ばから、サイト全体の評価が回復し、全体のキーワード順位も上昇しました。

まとめ


複合キーワードで記事を量産すると、内容が重複していなくてもサイト評価が下がり、アクセスが急減する可能性があります。ビッグワードと複合キーワードをうまく組み合わせて、一本の内容豊富な記事を作成する方が良いでしょう。また、ランクが落ちた場合、対策を施したキーワードの回復には約1.5か月、サイト全体の評価の回復には約2.5か月が必要です。ワードの選定段階から、内容が重複しないように気をつけることが重要です。


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