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4月23日(火)メディア日記

 4月18日号の週刊文春は、ページビュー(PV)が圧倒的に多いのは「ヤフーニュース」と報じたが、この1週間に限ってあらためてみると、ニュースの選別が極めて恣意的であることがわかる。比較的多いのは、テレビニュースが「FNNニュース」、夕刊紙は「夕刊フジ」、報道番組は「日曜報道 THE PRIME」(フジテレビ)。
 23日夕方のヤフーニュースのトップ項目は、「夕刊フジ」の「維新・金澤結衣氏が選挙妨害に怒り 大混戦の衆院東京15区補選 陣営『街頭演説の日程も全く公表できなくなった』」。この記事は他候補も取り上げているが、明らかに「日本維新の会候補」への応援記事に読める。しかし、この項目の「ヤフコメ」をみると、維新候補への反発がほとんどだ。むしろ、ヤフー側はPV数を稼ぐためにこうした論争は大歓迎なのだろう。
 一方、「サンデーモーニング」(TBS)の関口宏をたびたび批判していた「週刊女性PRIME」は、今度は23日、ヤフーニュースで「引退してほしい女性政治家ランキング」を掲載した。30~60代の女性1000人を対象にアンケートを実施したとあるが、どういう基準でランキングしたのかなどは一切無視、3ページにわたって寸評を書いた後、最後にランキング。1位今井絵理子(自民党199票)、 2位杉田水脈(自民党91票)、 3位蓮舫(立憲民主党54票)、 4位辻元清美(立憲民主党45票)、 5位生稲晃子(自民党43票)。「何だ!こんなランキング」と思ったが、「引退して欲しい女性政治家」というPV数目当てのタイトルに引っかかってしまった。

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