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4月16日(火)メディア日記

 衆院の3補欠選挙が16日に告示された。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件発覚後、初の国政選挙。裏金事件で逆風にさらされている自民は東京15区、長崎3区で独自候補を擁立できず、不戦敗に追い込まれた。唯一、自民、立憲民主両党による対決構図となったのは島根1区だけ。投開票は28日。
 同日の毎日新聞によると、日本維新の会の馬場伸幸代表は16日、東京都江東区で衆院東京15区補選の新人候補の応援演説に立ち、同補選に公認候補を擁立している立憲民主党を名指しして「投票しないでください」と激しく非難した。馬場代表の発言はほぼ全社が取材していたはずだが、記事にしたのは毎日だけ。朝日は、18日になってようやく報道した。東京15区では自民が候補者の擁立を見送り、野党間での争いとなっているが、告示第一声の野党党首の発言だ。ニュースにしない感覚を疑ってしまう。

◆共同通信全国世論調査◆(13~15日実施)
 調査はRDD方式 有権者がいる世帯にかかったのは  506件、うち425人から回答得た。携帯電話は、電話がかかったのは3583件、うち624人から回答を得た。

◎岸田内閣支持率      
 支持する    23.8%(前月調査比3.7ポイント増)
 支持しない   62.1%(前月調査比2.3ポイント減)

◎首相処分に納得できるか  
 納得できない       78.4%
 納得できる          17.5%

◎政党支持率
 自民党                 25.1%  
 立憲民主党           10.9%  
 日本維新の会          8.1%  
 れいわ新選組          4.5%
 公明党                   3.5%    
 共産党                   2.5%    
 国民民主党             2.3%  
 支持政党なし        35.2%  

 読売新聞は16日朝刊に大阪府の吉村洋文知事のインタビュー記事を掲載した。この記事は大阪本社版だけ。この中で吉村知事は、「万博閉幕後の夢洲のまちづくりは、具体的にどうするのか」との質問に対しては、「世界基準の国際観光拠点にしていきたい。万博会場には環状の大屋根(リング)ができ、これだけのために来る人が出てくる目玉になると思う。民間からの提案には、再利用案や一部を現地に残す案もある。リングを生かしたまちづくりは十分にあり得る」と語った。ただ万博後のカジノ建設については質問もなく、吉村知事も触れなかった。
 一方、前明石市長で弁護士の泉房穂は15日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新。水原一平容疑者に関する違法賭博について、「大阪に『カジノ』ができたら、『ギャンブル依存症』によるトラブルが激増すると言われている。マスコミはもっとしっかり報道すべきだ。 さらに「何度も言うが、『ギャンブル依存症』を〝自己責任〟の問題にしてはならない。大阪府と大阪市は、人を不幸にするカジノ建設はやめるべきだ!」と強く主張した。

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