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4月24日(水)メディア日記

 朝日新聞と共同通信によると、日本維新の会の足立康史衆院議員が動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信した国会質疑の動画で中傷されたとして、執筆業の女性が1650万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(鈴木わかな裁判長)は23日、「女性の社会的評価を低下させた」として足立康史に33万円の賠償を命じた。
 判決では、国会議員の質疑の責任を国会外で問われないとする憲法上の「免責特権」の対象にはならないと判断した。足立は2021年6月の衆院内閣委で、女性がユーチューブで配信した内容について「ひどいデマ」などと発言。この質疑に女性の写真を加えた動画をユーチューブのチャンネルで配信した。
 お騒がせ男として勇名をはせた足立康史は、馬場伸幸との維新の会の代表選に敗れてからは党内で冷や飯を食っているようだ。

 共同通信によると、自民党の杉田水脈衆院議員が24日付のX(旧ツイッター)投稿で、戦前の軍国主義教育を支えた教育勅語を礼賛する杉田を「背筋が凍る」と批判した一部の書き込みに言及し「私は今までそんなことをおっしゃる日本人に会ったことがありません」と記した。書き込んだ投稿者は日本国民とは思えないとの見方をほのめかし、偏狭なナショナリズムや排外主義をあおった形だ。  
 杉田水脈はこれに先立つ別の投稿で、自身が今月出席したとする集会の様子に触れ「国歌だけでなく(軍歌の)『海ゆかば』も斉唱した後、全員で教育勅語を唱和。背筋が伸びる思いがしました」などと強調。
杉田水脈を執拗に追及する共同通信に拍手!!

「報道ステーション」(テレビ朝日)は24日夜の放送のトップで「中国競泳選手のドーピング問題が起こり、パリ五輪にも影響か」と報じた。同放送によると、「米紙ニューヨーク・タイムズが独公共放送「ARD」と共同で報じたところによると、中国選手らは東京五輪の数カ月前に受けた検査で、禁止薬物に指定されている心臓病治療薬『トリメタジジン』の陽性反応を示していたにもかかわらず、大会への出場を認められ、複数のメダルを獲得したというもの。
 しかし、 世界反ドーピング機関(WADA)は、当時の対応に問題があったとの批判を「まったくの間違い」と強く否定。中国の反ドーピング機関(CHINADA)は、「誤解を招く」報道だと主張している」と報じた。米CNNもこれを放送したせいか、CNNと関係が深いテレビ朝日は「報ステ」と翌日25日の「モーニングショー」でも詳細に放送したが、他のメディアはこのニュースは一言も取り上げなかった。多分、WADA反ドーピング機構が公式見解で「問題ない」という立場をとっているためだろう。「モーニングショー」では、コメンテーターが「パリ五輪を控え、この時期に中国との問題を起こすのは、政治的意図があるのではないか」と推測した。

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