1月10日(水) メディア日記

 北陸電力は、石川県志賀町にある志賀原子力発電所で、今月1日の地震発生後、およそ1メートルから3メートルの津波が、複数回到達していたことが分かったと発表した。いずれも敷地の高さを下回っていて、この津波による安全性への影響はないとしているが、これまで発表が二転三転しており、北陸電力は何かを隠しているのではないかという憶測が生まれている。10日開かれた原子力規制委は、変圧器の復旧を急ぐよう求めるとともに、地震対策の見直しが必要か検討するよう事務局に指示した。

 政府は10日午後、辺野古新基地建設で軟弱地盤がある大浦湾側の工事に着手した。地盤改良工事の設計変更承認を代執行してからわずか13日後。政府は沖縄県との対話を拒否して工事を強行した。一連の工事は工期が9年3カ月で、沖縄タイムスによると、移設事業完了は早くても2030年代半ば以降となる見通し。県側は対話を求めており、着工に反発している。

大浦湾の埋め立て区域北側で、海上ヤード設置工事のための
石材を投入する作業船、10日午後0時23分、
沖縄県名護市(ドローンで撮影) 沖縄タイムス 

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