12月22日(金)メディア日記

 「しんぶん赤旗」日曜版(12月24日号)が自民党の裏金問題で、「政治資金収支報告書の不記載ではなく、パーティー券の購入者数捏造の疑いがある」とまた大きなスクープを報じた。同記事によると、安倍派のパーティー券購入者数は、2022年までの6年間をみると、パーティー収入を1枚2万円で割った数字に「0.675」をかけた数字と一致する。この数字の根拠はわからないが、例えば、22年5月に東京都港区の東京プリンスホテルで開催したパーティーについて、安倍派は、政治資金収支報告書(22年分)に収入9480万円、パーティー券購入者数3200人と記載している。パーティー券は、1枚2万円なので、販売枚数は4740枚となる。この4740に「0.675」をかけた数字が、3200となる。21年も収入1億2万円、販売枚数5001枚で、5001に「0.675」をかけた3376を購入者数として報告書に記載している。同記事は6年間、毎年の購入者数が、パーティー券販売枚数に0.675をかけた数字になることなどありえないと書き、数字の捏造があると指摘した。この問題は26日の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)でも取り上げられ、出席者から「重大な数字の捏造がある」と指摘された。

(写真)安倍派の政治資金収支報告書(2022年)の表紙と同年5月開催の政治資金パーティーの記載部分。

 業務実態を無視した人事異動などが不当労働行為にあたるとして、組合から群馬県労働委員会に救済を申し立てられていた群馬テレビ(前橋市)の武井和夫社長が22日、解任された。同日、開かれた取締役会で解任動議が出され、賛成多数で可決された。後任には、中川伸一郎専務取締役兼報道局長が就任する。
(経過は11月3日の当日記にあり)

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