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3月17日(日)メディア日記

 核兵器を搭載した米軍艦船・軍用機の日本への寄港や着陸を日米間の事前協議なしで認める核密約が1959年、秘密交渉を経て成立する新たな経緯が16日、米公文書から判明した。共同通信のスクープ記事。
 共同通信は同記事を16日夜配信したが、東京新聞の17日朝刊は見送り。西日本新聞、北海道新聞はじめ、琉球新報、沖縄タイムスなど地方紙の多くが17日朝刊に突っ込んだ。16日のテレビニュースはどこも放送しなかった。
 同記事によると、米国は60年の日米安全保障条約改定後も核艦船寄港の自由を死守しようと交渉を主導し、この点を非公開文書で確認するよう要求。日本は当初反対したが米国の強硬姿勢をかわせず、米側の意図を了承した上で文書作成に応じていた。核密約は旧民主党政権下の2010年、日本政府が存在を認めた。   ただ根拠となった外務省調査でも一連の経緯は解明されず、初めて全容が分かった。冷戦後、米軍核艦船は日本に寄港していないが、日米は今も密約を正式に破棄していない。

 テレビ朝日の日曜早朝番組「サンデーLIVE」は17日の放送で、韓国に着いた大谷翔平のフィーバーを多く放送する中で、沖縄県の石垣島、与那国島の自衛隊配備の現状をキャスター平石直史が取材した。番組では、現地駐屯の自衛隊責任者や自衛隊配備に対する住民の賛成反対の声が紹介されたが、いずれもバランスをとるといういつものテレビニュースのスタイル。石垣島の陸上自衛隊は「12式地対艦誘導弾」や「03式中距離地対空誘導弾」などのミサイル部隊や警備部隊が配備されている。反対派の住民は、「有事になったらこうした島の部隊施設は真っ先に攻撃される。島民はどう逃げればいいのか」という意見はまさに現実的な声だ。平和な沖縄の島で次々に軍事施設が建設されている。平和ボケの本土の人にむけて、こうした企画を放送することは目覚ましにもってこい。

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