6月5日(月)メディア日記

 5日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」は、前週に続いて、国会議員の世襲問題を特集した。今回は、出演者自身の世襲意識が垣間見えて興味深かった。スタジオにのゲストは、政治評論家の細川隆三、いつもの石原良純、玉川徹の3人。細川はテレビ朝日政治部出身、父親は政治評論家の細川隆一郎、大叔父の細川隆元も政治評論家。 
 玉川は細川に対して、「あなたは父親も伯父さんもが政治評論家だが、テレ朝に入るとき便宜をはかってもらったことないの」と直球質問。細川は言下に否定した。玉川は「例えば僕は、テレ朝に入る時に京大大学院だというとそこに(会社が)食いつく。違う大学なら、テレ朝には入れていないかもしれない。もしかしたら、生まれた時にある程度、勉強ができる能力を与えられていて、それを使ってテレ朝に入れたという言い方もできる」と言い放った。こんなこと臆面もなくぺらぺら言う頭脳構造じゃ玉川徹はまた評判落とすよ。また、石原は、「こんなことでG7が吹き飛んでしまったとか、そんな話にされたら総理自身も切ないでしょうね」ともコメント。岸田翔太郎と同じく、政治家の父を持つ立場で苦労が分かるのか、一歩引いたような立場の発言が目立った。

 ジャニーズ出身の重鎮、嵐の櫻井翔は、ジャニーズ喜多川の性加害問題について、なかなかコメントをしないことが話題になっていたが、5日夜、月曜キャスターを務める日本テレビ系「news zero」に生出演し、ようやく自分の考えをはじめて表明した。「お伝えしたいことの1つは、臆測で傷つく人たちがいる、ということです。かつて同じジャニーズJr.として時間を共にしてきた大切な仲間の中には、既にこの世界と全く違うところで、新しい人生を歩んでいる人たちもたくさんいます。そういう人たちも含めて、あらぬ臆測を呼び、今回の問題の対象となってしまうことは、何よりも避けなくてはいけない」と訴えた。ジャニーズ事務所出身のタレントを同じように批判するなということだろう。

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