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ひとり、もくもくとかき氷を食す夏も悪くない、はず。

豪雨と雷と、ときどき雹がふったりもしている東京ですが、晴れ間は少なくとも最高気温はぐんぐん上がっているのを感じる日々です。
今年はレジャーの予定も立てにくく、生ビールを飲む機会が激減しているからか、気分的にまだ「夏」の気分になりきれない私なのですが、もう7月のなかば!夏本番といっていい時期ですね。

今月あたまに、毎年発売しているかき氷の本が発売になりました。メディアパルで発売代行をさせていただいている、フィッシュレコードさんの『かきごおりすと』というシリーズのvol.9(つまり、9年目)になります。

この、『かきごおりすと』という本はすごい本なのです。

まず、この本はエリアを特定せず、日本中のかき氷のなかから、今年おすすめのお店を掲載した、日本のかき氷ガイドの決定版です。食べ歩きガイドでありながら地域を限定しないって、実はすごいことですよね。日本中のかき氷に精通することができ、かき氷を目的として全国どこへでも向かう。そう、ガチのかき氷好きにむけたガイド本です。

そしてこの本を作っているのは、かき氷のフードイベント『かき氷コレクション』実行委員会代表であり、一般社団法人日本かき氷協会の代表である小池隆介さん。日本かき氷協会ってなに?という方のために、一部HPの自己紹介を引用させていただくと…

私たち、一般社団法人日本かき氷協会では日本の伝統ある食文化「かき氷」の素晴らしさを「まもる」ため、氷業界・かき氷飲食店舗などのかき氷に関わる業種との「つながり」を深め、全国・海外へかき氷のすばらしさを「ひろげる」ことで、業界全体の更なる発展を目指します。
また、タテとヨコの結びつきを強く持って、今までの「困った」、これからの「どうしよう」を解決し、自由で豊かなかき氷の世界を守り広げていきたいと願っています。

小池隆介さんは自らの足で全国のかき氷を食べ歩き、楽しむだけでなく、その良さを広め、まもり、つながっていこうと、本気で活動されている方です。かき氷にとどまらず、氷雪業(氷の卸しや販売、製造)全体にも精通している達人。まさにかき氷への愛を極めた「かきごおりすと」です。

今年は取材が難しく、一度刊行をやめることも考えたそうですが、こんなときだからこそ!という声に背中を押されていままでとは違う『かきごおりすと』を作ることにしたそうです。
実際にページをめくると、不思議と作ることが困難だった不自由さはあまり感じられず、むしろいつもの『かきごおりすと』より、自由で楽しい…?
ほとんどのお店紹介に添えてある吹き出しの「小池’s memo」は、小池さんの生の声が伝わってくるようでつい読んでしまうし、かき氷食べ歩き初心者向けにハシゴしやすい田園都市線特集があったり、沖縄の観光地も合わせたロスタイムなく回れるかき氷弾丸ツアーが紹介されていたり。お出かけしにくい今だから、よりいっそう食べたい気持ちなり、食べに行くいつかを想像する心が広がる楽しい内容でした。

ちょっとだけ、中身をお見せします!

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思えばかき氷は、黙食に向いています。おしゃべりしていたら溶けてしまうし、夏は待っているお客さんのために、そもそもあまり長居もできません。
感染対策をして営業をしているお店にいき、ルールを守って一人静かにかき氷を楽しむ。そんな夏の楽しみ方もよいのではないでしょうか。

そうはいっても外出できない!というエリアの方には、おうちで作れるかき氷のレシピも載っています。カルピスと果物で作れる簡単なのに味は本格派です。お試しあれ!

https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034222558&Action_id=121&Sza_id=C0


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