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主人公は、やかん! ネットギャリーレビュー紹介 #ひゃーちゃんのまかしといてんか!と気になる本。

ネットギャリーにて、たくさん閲覧リクエストいただいてる『ひゃーちゃんの まかしといてんか!』。夏に向けて、知ってくださる方が増えてくれたらうれしい絵本です。

私と同じく「ひやしあめ」になじみのない方からのレビューをいただきました。飲んでみたいですよね~!!検索してるとレトロなカップに入っているものとかあって、そそられています。

主人公は、やかん!
関東の育ちなので、この、ひやしあめ、に馴染みがないので、想像がつきませんでした。主人公のやかんのひゃーちゃんの名前も、関西に根付く文化のひとつとしての、ひやしあめ、の音、ひんやり涼しそうな擬音、も絡まって、知っているものには独特の響きなのかもしれないと想像した。暑い夏に気持ちがよさそう。まんまるお目目の可愛らしいやかんのキャラクターが表紙いっぱいに踊っているけれど、実はかなりの冒険譚。自分にとっては知らなかった飲み物や習慣との出会いです。飲んでみたい!作れるかな・・・?生姜入れるのかな。。。?
(レビュアー 池上菜穂子さん)

買うことばっかり考えた私と違って、池上さんは作ることを考えている…!!
すばらしいです…。
ほら、うちには買った方が早インパラがいるんですよ…。え、早インパラ知らないですか?「くまのむちゃうま日記」激押しですよ。


京都の文化を知る一端にも、といううれしいレビューもいただきました。

まさに夏絵本。京都の夏の一服の涼は、冷やしあめ。仕事熱心、義理にも厚く、今できる精一杯をいつでも100パーセント!汗かいて、奮闘するひゃーちゃんのがんばりに、はらはらしつつもどこかでしっかり信用しているわたしがいます。お客さんには愛想良し、はんなりした京ことばも耳にやさしい。京都の文化を知る一端としても、楽しいお話としても、いいテキストだと思います。かどのまりこさんのイラストのかわいらしさもgoo!!心に涼風が吹きぬけます。(レビュアーさん)

そう、京ことばがやさしくてかわいいのです。
お子さんも、普段自分が使わない言葉が楽しかったりするみたい。いろんな地域で言葉が違うんだよ~ということを知るきっかけになったりもするかもしれないです。

そしてそんな素敵な言葉で書いてくれたレビューが!

今日は、わたしの住んでる町も、ほ~んま、暑かったわぁ。
目の前に走ってはる、ひゃーちゃん見かけたら、「なあ、家によって、ひやしあめいっぱい、もらえへんやろか!」と引き止めてしまいそう・・・きっと、わたしが呼びかけてても、やっぱり、「まかしといてんか!」って、冷たいひやしあめを、くれはったやろなあ。急いではんのに、嫌な顔なんてせえへんのやろな、ひゃーちゃんは・・・
京都弁がなんともいいですね。ちょびっと意地悪なおっちゃんも、可愛く感じる不思議。 ひゃーちゃんは、やかん。やかんだから、お茶を入れても、氷水をいれても、やかんはやかんのはずなんです。でも、ひゃーちゃんは、ひやしあめ屋のおばちゃんところの、やかんなんですね。だから、自分の中に満たされた、ひんやり冷えた、ひやしあめでみんなを喜ばせるのがひゃーちゃんの生きる道なんです。
おばちゃんに店番をまかされたひゃーちゃんにとっては、店番は、じっとそこでいることじゃないみたいです。まっちゃんのお母さんが熱を出したら、助けることだって、ひやしあめ屋のるすを任された者のお仕事のうち。いや、とっても重要なものなのです。まかされたのは、じっと、店でお留守番することとは違うのです!
おばちゃんが帰ってみると、あれ、可愛い、兄弟のようなピンクのやかんのはなちゃん! いろいろたいへん、まわりみち。困ったことも会ったけど。でも、ひゃーちゃんは、ちゃんとひやしあめ屋をおばちゃんのお留守の間まもりました。みんなをひやしあめで笑顔にしました!がんばらはったね、ひゃーちゃん!(平惣小松島店 石井孝明さん)

徳島の書店員さんですが、京都にくらしたこともあり、生まれた場所ではないからこその、不思議ないとおしさがある土地だそうです。その感覚、少しわかるような気がします。
ひゃーちゃんの生きる道、という言葉がかっこいい!ひゃーちゃんはひやしあめ屋さんのやかんだから、ひやしあめでみんなを元気にするのです!

ネットギャリーのレビュアーさんはみなさん素敵な文章を書かれるんでよね…。ほかの作品について書かれたレビューも追いかけてつい読んでしまうのですが、石井さんのレビューで心惹かれたのはこの本!

見えないものを好きになれと言われても、ちょっと難しい。だけど、この絵本の力はどうでしょう。
タイトルは『火星は…』。開いたら最後です。・・・の続きは、圧巻の写真たちの容赦のない強烈タックルです!
何度も、「なんだ・・・これは・・・」と、くぎ付けになってしまいます。
”異世界”、”ダイナミック”、”摩訶不思議”、どの言葉も足りませんね。ホントにこれは、写真の強さです。
そして、写真のタックルの衝撃の後、次は、タイトル『火星は…』に続く文。
「えっ、ええ!」思考がスケールについていけないショックの連打。まさに驚愕。あんぐりです。
それなのに、不思議と、拒絶感のようなものを一切感じません。どこか電子顕微鏡の画像を見た時とにています。
フラクタル。宇宙の法則を意識できるからでしょうか?
HiRISEが2億2500万キロメートルの彼方から、律儀に誠実に15分かけて贈ってくれた、この写真たち。いろんな人の夢を彩ることは間違いありませんね。ありがとうございました。(平惣小松島店 石井孝明さん)

まだ現物をみれていないですが、どんな写真なんだ!どんな強烈タックルなんだ…と気になってしかたないです。ネットギャリーの閲覧リクエストはもう終わっていたので、気になった方は本をチェックなのです。


『ひゃーちゃんの まかしといてんか!』の閲覧リクエストはまた受付中です!今年は猛暑らしい…なんて話もききますので、ひゃーちゃんの元気をぜひもらってください。リクエストはこちらからどうぞ!


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