ファミコン40年の記事を読んで思った事

自分の場合は、両親がゲーム反対派の人間だったので、普通に生きていたら縁はなかったと思います。祖父母が、この話を聞きつけて苦労して手に入れた事……そこから、自分のゲームだらけ生活がスタートしました

当時の感想としてゲームはおもちゃの延長であり、年齢を重ねていったら卒業するもの……両親も友人も回りもそういう認識でした。とはいえ、このファミコンからTRPGとゲームだらけの生活になった自分としては、ゲームはいわゆる『趣味』の一貫でした。自分の回りの世間認識もそんな感じでしたが、ゲーム業界の端っこに所属した事によって生活も仕事もゲームだらけになり、自分としては『趣味』が仕事になれば一番良いと思いながら、色々な仕事に取組みました。それでもゲーム業界を少し離れた人と話をすると、まだまだゲームはおもちゃと同じで、年齢を重ねたら卒業するものという認識は根強くあった印象です

その認識が変わったのは、あるMMOをプレイしている時でした

大学卒業後、シナリオの仕事もうまくいかず、ゲーム業界の端っこのアルバイトを続けていた矢先……MMOで新シーズンがはじまるという事で1年ぶりに復帰をしました。仲良くなっていた人もだいぶ辞めており、何人かは残っていたのでチャットで話をすることに。その1人の会話で、自分はゲームの認識が変わりました

※ちょっと創作いれてます

友人Mさん「仕事なかなかうまくいきませんか」

あきた「話には聞いてはいましたが、難しいですね。そういえばMさんは、まだこのゲーム続けていたんですね」

友人Mさん「ファミコンが学生時代に発売して、流石に自分の欲しいものは自分で買わなきゃと思ったんで社会人になったんです。それくらいゲームが好きなんです」

あきた「自分も似た感じですね。アルバイトですけど……て、Mさん学生って?当時大学生?というと――」

友人Mさん「はい、50超えてますね年齢は。ドラクエの発売当時は、本当に驚きました」

そろそろまともな職につかなきゃなぁと思いながらプレイをしていた矢先の友人の話に、驚きました。当たり前ですが、発売当初からゲームに触れていれば今なら定年退職になっている年齢なんですよね。なんとなくゲームは『自分が好きなんだから、周りがどうこう言おうと気にしない』と思いつつも『趣味の1つに過ぎないのい、何で下げる人達がいるんだろう』という疑問もありましたが、彼との会話で全てが解消しました。結局仕事でもない趣味事で、他人にどうこう言われる筋合いは無いって事です。今はソーシャルゲームのお陰もあってゲームはスタンダートになりつつありますが、ファミコン40年と考えるとずいぶん時間がかかってしまったなぁというのが感想です。

この方との会話を思い出す度に、何で日本がEスポーツがうまくいかないのか?という事を個人的思案が毎回浮かびます。とても単純です

お金を払って見てくれる層を無視して、展開しているジャンルが多い

ここに尽きると思います。ファミコン発売当初は、とても高価であり大学卒業して手に入れるのも苦労したといっていました。そういうファミコン初期世代ももう60代です。様々なゲームを触れる事ができた黎明期の人口層は自分もゲーセンで対戦した事ありますウメハラさんをはじめとした、30半~50代となります。この層に対してお金を払って見たい、参加したいというゲームを軸にしたジャンルがいくつ出ていますか?自分は、格闘ゲームくらいしか知りません。スタートアップの国としては、ジャンルも多彩なゲームという分野を考えるとかなり少ない方かと。また、プロプレイヤーに関しても疑問点が多いです。どういった層を狙って起用しているのかがわかりません。若い人が有名にならないと年配者に興味が無い同様に、年配者も有名にならないと若い人に興味はわきません。所詮他人ですから。FPSなど若く、人口層の多い外国の方を味方につけているゲームは別にいいと思います。この層を相手にする必要はないので。そして、金銭的に余裕もあり、ゲームに免疫のあるボリューム層を無視しているとしか思えないコンテンツが多いではないかと?Eスポーツを本気で継続したいのなら、メディア展開を考えないといけない時期ではないのでしょうか?

自分はもうこの業界から離れましたが、ウメハラさんなど突出した才能のある方が報われた事は本当に良い事ですが、これだけで終わってしまったら今までの違うジャンルと同じ事の繰り返しです。後進の育成などやる暇がある業界とも思えませんし……リアル社会の逃げ切り世代に、いいように使われる事を懸念しています。本当に逃げ切り世代は、自分達の事しか考えていませんから

ご家族がある家庭も見方が違うでしょうし、もっと良い視点があるかもしれません。何にしろ、熱があるうちにいい方向にいけば

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