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カップの底の模様ってなに?


先日子供と一緒に小さいケーキを作りました。
つくるときにケーキの型:セルクル(金属のわっぱ)を机の上に準備していたのですが
日の光が当たってきれいな模様ができたことに気が付きました。
コーヒーカップの底にこの模様が出ているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これはカージオイドという数学的な曲線で、高校数学でコラムに紹介されていたのを覚えています。
円柱形に光が当たって反射することでできる図形で、サインコサインを使った計算式であらわせます。

コーヒーカップよりセルクルのほうがステンレスなので反射率が高く
反射した光がくっきり見えて観察しやすい上に、円柱形なのでカージオイドの形が安定しています。

参考:https://shoichimidorikawa.github.io/Lab/gnuplot/tutorial2/GNUtutorial.html


こむずかしい計算なんてわからなくても実際にセルクルを動かしてみると影をまたぐときにカージオイドの影がくるりんと動くところとかみるとワクワクしますね!浮かせてみると高さによって形状が変わるのもちょっと驚きですし持ち上げたとき、テーブルから壁に光の輪が広がるのも楽しい!(コーヒーカップでは見れない形なので個人的に大発見でした)



みなさんも日常の中にあるカージオイドを探して遊んでみてください!

平河 翔