【動画感想文】#1 政治とは?民たちが目を覚ます

日々息子のお陰でYouTubeを大量に見ているので、せっかくなら感想文を書こうと思いました。夏休みの宿題の定番、読書感想文ならぬ、動画感想文です。

いま飛ぶ鳥を落とす勢いのオリエンタルラジオの中田敦彦さんによる、中田敦彦のYouTube大学の中から政治のお話。『【政治】選挙〜入門編〜①』


中田さんの動画は下記のふたつの本をベースにお話されていきます。

たかまつななさん「政治の絵本 新板ー学校では教えてくれない選挙の話」
池上彰さん「14歳からの政治入門」

まず動画の中で「政治のよくある質問」に答えています。質問はたかまつななさんが周りからよく聞かれることなのでは、ということでした。
そもそも政治とはなにか?というところから始まります。中田さんは政治とは国家予算100兆円の使い方を決めることと説明されます。学校だったら自分の所属してる部活に使える予算を増やして欲しいから訴えるよね?それと同じで政治とは自分のお金や権利を主張することである、と。

自分はどこかの属性に所属してる。それは独身だったり、子育てしてたりお年寄りだったり、はたまたインターネットが好きだったり、本が好きだったり。その属性によって優遇してもらいたいことや実現してもらいたいことって変わってきますよね。それを政治家にやってもらう、その政治家を選ぶのが選挙なんですね。

また、若者の政治参加は悪いことなのかということにも触れています。若者は判断力がないから政治に関わるな、という理論でしょうか。ただ、中田さんは利害は世代間で異なるので、若者が政治に参加する必要があると解説されています。
YouTuberがたくさんいる会社と落語家さんたちがたくさんいる会社のオフィスに例えていましたが、若者ばかりのYouTuberの会社であれば、スケボー場や水鉄砲、ナイトプールがあったら楽しいよね。でも落語家さんの会社だったらリウマチに効く温泉の方がいいよね、と。若者が政治に参加すると温泉がナイトプールになってしまうかもしれないから、上の世代は若者に政治参加してもらう必要がないと考えると。自分たちの利害を優先させるためには、選挙に行って自分たちの為の政治家を選ぶ必要がありますね。

動画では下記の言葉についても紹介しています。

民たちは知らしむべからず、由らしむべし。
(たみたちはしらしむべからず、よらしむべし)

「民」とは見えなくされた人たちという語源があり、政治については知らせてはいけない、依存させればいい、ということです。権力者にとっては民たちが依存してくれる方が自由にものごとを決められ嬉しいことであるということ。だから選挙に行かず政治に関心を持たないということは、権力者にとっては最も好都合なことなんですね。

選挙権は今、18歳の男女に与えられている権利です。その選挙権は先人の努力によって勝ち取ったものです。

「板垣死すとも自由は死せず」という言葉、何処かで聞いたことがありますよね。これは板垣退助が自由民権運動で選挙権を訴え暴漢に襲われたとき発した言葉と言われています。そうです、昔は選挙権はなかったのです。1890年に高額納税している25歳以上の男性のみに与えられ、その後1925年に25歳以上の男性に拡大されました。そして戦後1945年、やっと20歳以上の男女に与えられたのです。選挙権はそれまでの多くの犠牲を払って得られた権利なのです。

あなたは選挙に行っていますか?

わたしたち民たちが権力者によって見えなくされられ、そしてもしかしたら権力者の都合の良いように変えられているなかもしれない世の中を、変えることができるのが選挙なのです。選挙権は多くの先人たちが戦って勝ち取った権利です。まずは選挙に行って政治に関心を持つことが大事なのですね。

次回の動画は民主主義のお話と選挙に行かないと損する仕組みについてお話されます。楽しみですね。

では、また次回。

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