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転職してみた

noteは油断するとすっかり書かなくなってしまいますね。今年はもうちょっとコンスタントに書きたい(毎回言う)。タイトル通りですが、初めて転職したのでそのことについて書き残します。

メーカーの事務に新卒で入社してすっかり中堅どころとなった私でしたが、仕事内容も会社の雰囲気もまったく好きではありませんでした。会社は大手とは言いづらいですが、経営は安定感があり、有給休暇も自分のペースで取りやすいし、福利厚生も悪くなかったと思います。ブラックではなかったです。でも好きではなかったのです。

女子だけに事務服があること、女子だけに給湯当番があること、働かないお偉いさんがたくさん入ってくること、勤務中に役職者が机に足を乗せていること、経費精算に一部の偉い人は領収書不要なこと、上司の愚痴につきあって1.5時間の残業になること、部署のパワーバランスで頑張りと関係なく賞与の査定が決まること、他部署からしょうもない質問(やたら攻撃的)がくること、女性の活躍と言いつつ本気で推進する気はなさそうなこと、よかれと思って提案したことが遅々としてすすまないこと、などなど…

私が在職中よく感じていたのは「虚無…」でした。あと「日本の政治の縮図」。そして嫌だったことを羅列して気づきましたが「理不尽が許せない」タイプなんですね、私が。でも、「大手でもね〜のに"理不尽全部乗せ!"みたいだな」とよく感じていた記憶があるので、そもそも性にあってなかった可能性が高いですね…。

「興味がある仕事(クリエイティブ職)にちゃんと就いてみたい」というのもかねてからくすぶっていた動機でした。あとけっこう「会社にこうなってほしい、こうしたらより良くなるのでは」と提案してみてもそれが採用されることはなく、「つまり私のやりたいことは会社には望まれていないのだ、ならもうここで私がやれることはないな」と感じたのも決め手のひとつです。

ただ長く勤めた分、仕事はある程度できるようになっていたのと、会社の風土はともかく所属部署のメンバーやかわいがってくれた上長などへの情もあり、退職を打ち明けるのは勇気が必要で、引き留めもあったし、涙涙でした。が、最終的には快く送り出していただきました(たぶん)。

転職して良かったのは、ずーっと胸にありモヤモヤしていた「辞めたい…」という気持ちに区切りがつくこと。あと「自分はこういう人間である」と感じていたことが、職場が変わることで他者からの評価が変わり、ガラリと自己認識まで変わる可能性があります。

職場を好きではないままズルズル勤めてしまっていたのは、今思うとけっこう不毛だな〜と思うので、同じ気持ちを抱えている人がいたら「今の職場で働いてる自分が好きか」を客観的に見てみるとよいかもです。転職記にしたかったのに辞める理由記録になってしまいましたが、今回はとりあえずここまで。

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