見出し画像

結婚式1ヶ月前にコロナになった話。その3

なんやかんやいつも以上に不安症になりながら迎えた結婚式当日。

正直、挙式の直前まで実感がゼロでした(笑)

1ヶ月前はコロナになってとても人に見せられるような姿じゃなかった私が、1ヶ月後はヘアメイクさんに綺麗にしていただき、いろんなスタッフさんのおかげで人生最良の日を迎えようとしているという現実が、まだ信じられずにいました(笑)

コロナ禍になって、これまで普通に会えていた人たちとも気軽に会えなくなって早3年。

私はコロナ禍になってから夫と知り合い、一緒に暮らし始め、結婚式をやることを決めました。

当初は「コロナもあるし、自分達が主役になるのは性に合わないし、結婚式はしなくても…」派でした。

それでも両家の両親からの口には出さずとも「結婚式はやってほしいな〜」圧がすごく(笑)
さらに友達ともやはりなかなか会えていなかったので「これを機にみんなでプチ同窓会みたいに楽しんでもらいたい!」という気持ちもありました。

その結果『自分たちが主役になるのではなくて、来てくれるゲストも楽しめるアットホームな式にしたい』とガーデンウェディングに決めました。

これまでお互いが参加してきた結婚式はなかなか新郎新婦と話せなかった経験も踏まえ、ビュッフェ形式やテーブルラウンドするなど、なるべくゲストと話す時間も取るようにしました。

そのおかげで思ったより話しかけてくれるゲストも多く、個人的にはとても満足できる式になりました。

よく『もう一度結婚式したい』という花嫁さんのコメントを見てきましたが、私が式をあげて一番最初に思ったのは会場のスタッフの方に支えられてこその1日だなということでした。

もちろん本当に楽しかったし、ドレスも着れるならまた着たいです。

でも当日まで綺麗にドレスが着れるようスタイリストさんがサポートしてくれたり、
ドレスに負けないくらい綺麗にヘアメイクしてくださったり、
ゲストのみんなから大絶賛だった料理を提供してもらったり、
当日の導線を全てインカムで管理して付き添ってくれたり、
場が和む一言でゲストの笑顔を引き出すカメラマンの方がいたり、
当日会場を素敵に彩る装花やブーケを用意してくれたり、
そういう1人1人の方のサポートで人生最良の日が作られていくんだなぁという感動のほうが強く、

式が終わった時に感じたのは
ただただ無事に終わって良かったという安堵と感謝でした。

式が終わってから振り返ると、これまでお世話になった方々の顔が次々と浮かんできます。

ちなみに挙式の直前まで実感がゼロだったと書きましたが、挙式終わり退場の場面で初めてちゃんとゲストの顔を見たら安心しすぎて思わぬところでホロっと泣いてしまいました。

でもそこで退場後すかさずハンカチを差し出してくれた介添えさんのプロ対応にも感動。

それ以降はただひたすら笑っぱなしの披露宴でした。
(撮ってもらった写真が私が爆笑している写真ばかりで『むしろ何を話していたんだっけ…?』となるくらい。笑)


 

式の終わり、エンディングムービーを流してもらったあとに前もって決めていた好きな一曲で締めの退場。

エンディングムービーは1ヶ月前、私がコロナでダウンしていたときに夫が最終決定してくれたものだし、退場の曲もこれまで何度となく曲を聞いては『この曲で締めくくりなんだ』とイメトレをしていたため、ゲストに礼をしながらじわじわと無事終われたことの実感を噛み締めていました。

本当であれば、コロナ禍でなければ、
もっと直前の花嫁美容に力を入れたかったし(歯のホワイトニングとヘアカラーは諦めました)、
ウェルカムスペースももっと色々準備したかったし、
アクリル板はゲスト同士の会話も写真も撮りにくいので設置したくはなかったのです。

それでも、
そんな中で予定通り無事終えられたことがなにより嬉しく、感謝しかありませんでした。

正直、コロナ禍になってから幾度となく予定変更を余儀なくされてきました。

仕事でも突然のリモートワークで不慣れな環境が続き、
プライベートでも友達と会う予定も感染者数を見ながら時には延期することもあり、
感染者数が落ち着いたと思えばまた増えてきて、そのたびにまた予定が変更される。その繰り返し。

そこに濃厚接触者のみならず、自分自身が罹ってしまい、改めて『予定が予定通り進むこと』のありがたさを感じました。

今回の式も私たちの体調はもとより、ゲストや関係者の方々全てが体調も崩さず参加できたことで無事終えられました。

それまでは大抵のことがなければ普通に結婚式も挙げられると思っていたし、保険も入らなかったかもしれません。(今回はコロナ禍なのもあり保険も入りました)

コロナ禍での結婚式は『不要不急』と言われる時期もあったり、『呼ばれると迷惑』というようなツイートを見て1人落ち込んだりしましたが、
結果的に両親や親戚、友人たちも『コロナ禍で久しぶりのお祝い事で華やかで嬉しかった』と言ってもらえました。

入籍、引越し、結婚式を経て、やっと今年初めて落ち着いて過ごせている気がする今日この頃。

とりあえずしばらくはまたマイペースにふたりぐらし出来たらなぁと思っています。

結婚式無事結んだ当日の夜に、ブートニアをドライフラワーにするため乾燥剤を買い出しに行きました。
そして完成したブートニアがこちら。

この記事が参加している募集

結婚式の思い出

頂いたサポートはインプットのための本代や、今後のコンテンツに活かさせて頂きます!