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東南アジア旅行記🌏 2日目〈ベトナム編〉バンゾックの滝へ

2022.09.05
ベトナム初の夜行バスに乗り込み一泊、寝心地も良くぐっすり眠っていると「Hey!」という声とともに肩を掴まれ起こされる。バスの運転手さんだ。困惑してるカコちゃんと私に、着いたよ!とマリーが優しく教えてくれた。外に降りると真っ暗闇、、朝なの?と思い寝ぼけながら携帯を見るとまだ朝の四時。旅っぽいな〜

とりあえずカオバンのバス停に降ろされたけど、人はまだほとんどいなかった。座ってるとヘルメットを被ったおじさんが話しかけてきた、今日の目的地Ban gioc waterfallまでの行き方をとりあえず聞くけど言葉が伝わらずお互い笑うしかなかった。この人はバイクタクシーの人らしい、バスのが断然安いのでタクシーは断り日が昇るのを待つことに。5時半くらいになると女の人が近づいてきて「滝に行くんでしょ?着いてきて!」と呼んでくれた。バイクタクシーのおじさんが伝えてくれたみたい。その女の人が運転するミニバンに乗ってよくわからないけどいい調子♪

と思った矢先、、、

「ごめん、息子の学校今日から始まるか送らないといけないんだった。滝に行くバス紹介してあげるからここで降りて!」と言われた。何が起こっているかあまり理解できてないうちにカコちゃんと私は車を降ろされた。あら?大丈夫かこれ??と思ったがその女の人はすぐに違う車のところに連れてってくれた。また乗り込み旅再開。そのミニバンにはどんどん人が乗り込んできてあっという間に満員に。学校に向かう学生たちは立ったまま無理やり乗り込む。配達も兼ねてしてるみたいで大量の荷物も一緒だった。運転手の他に荷物の管理やバスのお金の精算をする女の人が働いていたが、少し進むたびに荷物をのせたり下ろしたりとっても忙しそうだった。

バスからの景色1
バスからの景色2

3時間後バスは目的地のバンゾックの滝へ到着。朝から何も食べてなかったのでとりあえずご飯探し。うろうろしているとご飯を食べているバスのドライバーさんたちに呼ばれ同じお店で食べることに。というかそこくらいしかお店がなかった。席に座ると注文を聞かれることもなくお肉スープ?みたいなものが出てきた。よく見ると昨日マリーが送ってくれたフードリストの中にある食べ物だった。コバエが飛び回る中ちょっときたないかなぁとか思っちゃいながら一口。めっちゃおいしい!後から来た現地のおばちゃんたちに覚えたてのベトナム語「Ngon」(おいしい)を連呼するが発音がわるいみたいで全く伝わらない。

とつぜんだされた朝ごはん
傘売りのおばちゃんたち

やっとまちにまったバンゾックの滝へ。入口に近づくと荷物預かるよ!と何度も声をかけられたけどいやなので断り、そのまま入場した。滝までは少し長めの道があるがすれ違う観光客とあいさつし合うのが楽しくてあっという間だった。

気持ちよさそうに寝てる犬

手前の小さな滝の前には馬がいてなんだかおとぎの国みたいに見えた。メインのバンゾックの滝はやっぱり大迫力。この滝は中国との国境にあるるしく、ほんとにベトナムの北の方まで来たんだなぁと実感が湧いた。滝の目の前まで近づけるボートに乗ることに。200円くらいだった気がするけど、ボートの運転手さんたちにはお金もちーと言われた。滝の前でヨガをしたり寝転がったりとっても素敵な時間だった。

バンゾックの滝
お花もそえて

滝が終わって帰ろうかと思っていると、現地の人たちがグオムガオ洞窟までタクシーするから行かないかと声をかけてきた。せっかくなので行くことに。ここで初の荷台乗りタクシー、風が気持ち良すぎてバンゾックの自然いっぱいの中を走るのは最高だった。

洞窟までの道

洞窟の中はもちろんかっこよかったけど、そんなことよりそこで出会った人たちのが印象的。入口付近でアイスを売ってたお兄さんたちがたくさんたくさん話してくれて、充電切れの私の携帯も充電してくれた。また来てね、と言われてこんな秘境ふつうなら人生で一回かなと思うけどまた来てもいいなと思えた。またくるね。

洞窟の前にあったやつ

タクシーのおばちゃんにまた滝に連れて帰ってもらい、そこからカオバン市内へまた3時間の道のり。ぎゅーぎゅーのバスの中バックパックを膝に乗せ、私の肩で寝るおばちゃんを横目に外を眺た。とっても暑くて汗だくになった。だんだん人が降りていき、なかなかバス停につかないなと思っていると最終地点のバス会社まできてしまった。今日中にハノイまでの夜行バスに乗りたいカコちゃんと私は大慌て。言葉が通じない運転手さんたちに翻訳機を使って何度と説明した。わかったみたいでそのあと街の巡回バスに乗せてくれた。ハノイに行きたいというとフォー屋さんに連れて行かれ、時間までここでゆっくりしてなさいと言われた。よく分からないけどお腹が減ってたのでフォーを食べてゆっくりする。1時間後お店の人に呼ばれついていくと最初に来たカオバンのバス停に連れてきてくれた。

そのまま夜行バスに乗り込み8時間かけてハノイへ。今日もほんとにいろんな人に助けられた1日だった。何にもわからない私たちの行き当たりばったりな旅は、いつでも他人を見捨てないベトナムの人たちの優しさで成り立ってるのでした。

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