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簡単に「予想」できることに対して、「予防」をしないのは、非常によろしくない。



喉元過ぎれば熱さを忘れる

今日は、0311。

2011年のこの日発生した
東日本大震災のことは
数々の映像が脳裏に浮かび
今も強い印象で思い出す。

加えて
年初の0101に起きた
能登半島地震は記憶に新しい。
今も、まだ
日常生活もままならず
避難を続けている人がいることを
忘れてはならない。
文字通りギュッと胸が痛む。

わたしたちは
これらの大きな災害で
被害に遭われた方々の声から
多くのことを学んでいる。

それは
彼らの受けた物理的な被害だけではなく
言葉にできない心の損傷を含めた
数々の事柄。

その壮絶な経験により
わたしたち日本に住む人への
「警告」はこれまで以上に
鮮明となった。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」

この誰もが知る一文さえも
日々の忙しさや
軽い楽しみの渦に巻き込まれ
忘れられてしまう。

被災された方々の
悲痛な経験から得た
数々の恩恵を忘れずに
彼らの経験とその経験に対する備えを
自分の人生にインストールすることこそが
被災し亡くなったの方々への
ひとつの弔いの形ではないかと思っている。

防災グッズを買うよりも先に、やることはある



数々の寄付や
被災地の品を購入すること
現地に遊びにいくことも
大切な支援だとは思う。

しかし、
彼らが経験したような
大きな災害が起きたときに
自分の被災を最小限に抑え
同じ地に住む人々に被害や負担
つまりは迷惑を与えないよう
身の回りの整備は怠ってはならないと思う。

現在行なっている
自分の身の回りの防災対策は
問題ないだろうか?と
身の回りを確認してみることは
定期的に行うべきだろう。

それは、
防災クッズや避難用品を
購入するだけではない。

倒れてくる家具の対策
家の中の動線の確保
庭先などに放置している用品の整理
などなどは
防災クッズを買うことよりも
もっと大事なことだと思う。

日本の住環境の特徴として
有事の際に
無事に外で逃げられることが
まず最初の難関。

揺れにより
家具が倒れ
床に荷物が散らばり
ドアが開かず。。。
ということは容易に想像できる。



暮らしの「防災モード」は、地震リスクが高い国だからこそ当然のこと

誰もがちょっと考えを巡らせれば
簡単に予想できることに対して
なんら「予防」を取らないのは
非常によろしくない。

多くの後悔は
「わかっていたのに」
「あの時やっていれば」
という言葉に苛まれる。

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