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病気になって気づいた、本当に大切な「キャリア」と「ライフ」の関係性

こんにちは。8日目のメンバーリレーを担当させてもらう事業開発のEitaです。いまは家から海が見える場所に家族で住みながら、フルリモートで仕事をしています。

休日は家族で海辺に散歩したり、遊んだり。

今回は「ライフ×キャリア」をテーマに書きたいと思います。
これは「仕事ありきの暮らし」を変えたくて「理想の暮らし」から逆算して仕事を少しずつ変化させてきた」現在進行形の僕のキャリア選択の体験談です。

※2022.12 Eitaさんはミートキャリアの業務を終了されました。記事は公開当時のものです。

きっかけは入社6年目の突然の入院

大学を卒業し、最初に選んだ会社は、大手の情報IT系の会社でした。自分なりに会社を選ぶ軸を決めて就職活動をしていたのですが、この会社で働くことにした最終的な決め手は「成長環境」でした。

実際に十分なくらい「成長環境」があって、日々忙しくガムシャラに働いていました。当時の自分は、「キャリア>ライフ」と考えていて、21時や22時まで働くことも当たり前でした。家も仕事のオフィスからなるべく通いやすい場所を選んでいたので、家族で住むには手狭な1DKの部屋で暮らしており、家族が生活しやすい環境を選ぶということは二の次でした。

そんな風に働き、暮らして6年くらいたったころ、体の調子がよくないときがあり、病院にいったところ、急遽即日で入院して安静にして過ごさないといけない状況になりました。

今まで大きな病気にかかったこともなかったので、正直この出来事はショックでした。さらに拍車をかけてショックだったのは、基本的にこの病気に完治はなく、寛解(病気の兆候や症状が軽減または消失すること)を目指すことが最善である、と告げられたことでした。

入院した1ヵ月で考えたこと

入院していた期間は、とにかく安静にして過ごしてください、というのが担当医の指示だったので、入院してすぐに当時の職場のチームの人に仕事を引き継ぎ、規則正しくゆっくり過ごすようにしていました。ただ仕事もなく規則正しく過ごす日々は、とにかく暇でした。

社会人になってからというもの、日々忙しく働いていたので、今までのことやこれからのことを考える機会を十分に持てていなかったな、と思い、こんな日々は滅多にないのだから、この入院期間を、有効に活用しようと思いました。

20代半ばで結婚をして、数年後には子どもが生まれて、家族3人で暮らしていたので、自分のキャリアや人生だけでなく、妻や子どもとの暮らしや人生のことも含め、考えることにしました。

そこで、自分の考えを深めるために本を読んだり、これからの人生について考えたり、その内容をノートに書いて自分の思考や気持ちの整理をした結果、自分は、今後の人生の中で下記を大切にしたいと考えるようになりました。

  • 「成長のために、自分を犠牲にしすぎることはやめよう」

  • 「今の仕事ありきで暮らしを考える・暮らしを合わせていくのでなく、理想の暮らしを実現する起点から自分の仕事を考えて、暮らしも仕事もを実現できるようにしよう」

  • 「家族それぞれにとっての幸せを考えて、それを実現できるよう動こう」

理想は、家族としての幸せも大事にするし、自分の仕事のやりがいや面白さも追求していくこと。家族or自分のどっちかではなくて、両方を実現したいと思いました。

具体的には「妻が家の一室で仕事ができて、子どもも家族も居心地よく暮らせる生活環境を整えること」「海の近くで、自然を日常的に楽しめる環境があること」を実現しつつ、自分は「働く場所や働くスタイルをなるべく自分でコントロールしながら、新しい企画やサービスづくりをする仕事ができる」ことを理想に描きました。

理想の暮らし・働き方を実現するまでの道のり

約1ヶ月の入院を経て退院したのですが、考えたことがすぐに実現できる状況ではありませんでした。当時幼稚園に通っていた子どもや仕事をしながら家族の生活を支えてくれていた妻の状況、自分自身のスキルや経験値が足りなかった状況などがあったからです。

だからといって、諦めたくないと思いました。

そこで実現するのは数年後に設定して、少しずつキャリアをピポッド(方向転換)させていきながら、自分の経験値やスキルをためて、描く理想の暮らしや仕事のスタイルを実現していくプランを立てました。 実現に近づくキャリアの選択肢を考え、その選択肢の機会が得られるよう、色々な挑戦をしました。

所属していた会社でやりたい業務をミッションとして得られるよう新しいサービスを提案したり、社内で副業申請をして会社の仕事をやりながら新しい仕事の挑戦をしたり、ベンチャーへ転職をして裁量のある環境×アセット(経営資源)が十分にない中で担当サービスを伸ばしていく環境に飛び込んだり…、自分のコンフォートゾーンから少しずつ抜け出して、多くの挑戦をしました。

今振り返ると、正直うまくいったこと以上にうまくいかなかったことのほうが多かったことは事実です。壁にぶちあたると、もちろん凹みますし、その時々では後悔したこともあります。

でもそういった経験を含めて今は挑戦して良かったと思っています。うまくいかなかった経験があったからこそ、学べたことも多くあったからです。多くの挑戦する中で、自分に合った働き方やスタイルがなんなのか、逆に合わない働き方やスタイルがなんなのか、体感ベースで知ることができ、キャリアや仕事の選択をする際に活かせることができるようになりました。

病気で入院してから約3年後には、理想の暮らし・働き方に近い形を実現できるようになりました。海が近くになる家に引っ越し、妻は家の一室で仕事ができるようになり、自分は基本的にはリモートで働くスタイルが実現できています。

病気になる前よりも、今のほうが、家族それぞれにとっての幸せを大切にしながら、暮らせることができるようになり、自分自身も仕事のやりがいや面白さを感じながら働けています。

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自分が考える「キャリア」と「ライフ」の関係性

病気になる前の自分は、「キャリア→ライフ」の順番で考えることが当たり前になっていて、「キャリア」と「ライフ」を、それぞれを別に考えがちでした。

でも病気を経て、「ライフの中の1つに、キャリア」があって、「ライフ→キャリア」の順番で考えて、キャリアの選択をすることが大事だと考えるようになりました。

ミートキャリアに参画したのは、「ライフステージに合った働き方や生き方を支援する」という考え方に共感したこと、そして、自分自身がライフやキャリアの両立を実現するために経験してきたことを、少しでも役立つ形で還元したいと思ったからです。

このリレーnoteを見てくださっている方の中には、「キャリア」と「ライフ」は別もの、または「キャリア」と「ライフ」はトレードオフだと思っている人もいらっしゃると思います。

僕としては、「ライフ」と「キャリア」を別ものでなく、一緒のものとして一度考えてみる、「キャリア」と「ライフ」がトレードオフのような選択しかないと考えているのであれば、『トレードオフにならないような方法はないのか?』『見方や考え方、時間軸を変えることで、トレードオフのように感じていたことを解消できないのか?』そんなことを試してみるのが大事だと思っています。 そして世の中的な『常識』や『正解』にあわせた「キャリア」や「ライフ」の選択肢を選ぶのでなく、自分や家族の『納得感』をもとに選ぶことが大切なんじゃないかと、思っています。

その人らしい、その家族らしい「ライフ」や「キャリア」が実現できる状況を増やせるよう、これからも取り組んでいきたいと思います。

自然に近い場所で、ゆったり過ごせるのが嬉しい


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ミートキャリアの運営メンバーが、1人ひとりの実体験を元にキャリアへの想いを綴るメンバーnote。10人のリレー連載でお届けします。

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※2022.12 Eitaさんはミートキャリアでの業務を終了されました。参画ありがとうございました!

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