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ひとつの形

先日、社内で全社総会が行われた。
半年毎に業績トッププレイヤーが数名表彰される。
それはとても煌びやかな世界で、呼ばれたプレイヤーはレッドカーペットを歩いて、社員約1000人の前で評されたことへコメントするのだ。そうやって評される人は圧倒的にかっこいいし、本当に仕事ができる人なんだなと納得させられる。
ただその世界を遠くに見ながら、なんだかもやもやする感覚が自分を覆っていた。自分はだめなんだという判子を押されたような気がして。

この感情を短い期間ではあったが抱えていて、ちょっと整理できたので書き留めておきたい。
きっと、これからも同じことで悩む日が待っていそうだから。

なんか、自分の幸福に判断ってそんなにいらないと思う。

人生の良し悪しを決めるものについてしがみついた考えを捨てると、自分の人生をあるがままに見つめる事ができました。
それは美しく複雑で喜ばしく困難で、つまり人間の経験のひとつの形であったのです。

これは、TEDから拾ってきたヘザーさんの言葉。そもそも、今の自分を取り囲む事態というものを、急いでジャッジする必要はないのだと思う。PDCAが、成果が、結果が求められる世界では、そこの速さは求められるだろうね。

けれど本当に大切なことは、自分の人生が進んでいくのを開かれた考えと好奇心を持って見守ることで。
自分に降り注ぐ様々な出来事。
過ぎてしまえば懐かしい出来事。
そのすべてが、自分を成す人生のひとつの在り方にすぎないのだと。

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