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文科省の通知を前向きに読み替えてみた

不登校児童生徒による学校以外の場での学習等に対する支援の充実について(通知)

突然ですがこの通知、とってもいいことが書いてあります。でも、やらなければいけないと言っているのか、やった方がいいと言っているのか、できるように動くのが望ましいと言っているのか、やれたらいいと思うのでぜひ検討してくださいと言っているのか、文章だけではよくわかりません。

いや、ちゃんと書いてあるのかもしれないですよ。やらないといけないですよと、読む人が読めばそうとしか書いてないのかもしれません。でも私が「この文章だけではよくわからない」と言っているのは、この通知が7年前(平成29年3月28日)のものなのに現状が変わっている実感がないから、実はよく分からないと思っている人が多いのではないかと思うからです。いろんな事情はあるんでしょうが、変わっていないものは変わっていない。変わっていないなら「やらなければいけない!」と思って行動に移してくれるような文章にしなければいけない、と言えるんじゃないかと。間違いなく大事な内容なので、なんとかしたい。だからこれが自分に(法人に)向けて書かれたものだとするとどんな文章になるか、やってみることにしました。

(ものすごく勝手なことを書いていますが、完全に個人の妄想なので気にしないでください。笑)

というわけでこの通知を、民間団体に向けて発しているもので、民間団体独自の取り組みを強烈に進めてもらいたくて書いたもので、検討なんてしなくていいからとにかく動きなさいと言っているものだとしたらと考え、ちょっと変えてみたのが次の文章になります。(無駄なことをしている自覚はちゃんとあります。笑)


児童生徒による学校以外の場での学習等に対する支援の充実を民間がさっさと進めなさいよ、について(通知)

(1)教育委員会・学校と連携した支援の実施
児童生徒の多様な状況に対応したきめ細かい支援を行うため、民間団体は教育委員会・学校と連携し、相互に協力・補完し合うこと。また、児童生徒が通う多様な場での支援を充実させるため、民間団体は教育委員会・学校と連携協力し、その活動を進めること。
このため、民間団体は、民間独自の施設の設置・運営を行うなど、地域の資源を最大限に活用した取り組みをさっさと進めること。その際に教育委員会・学校と時々は協議を行う機会を設けることも少しずつ進めてね。

(2)家庭にいる児童生徒への支援の充実
家庭で多くの時間を過ごしている児童生徒について、適切に外部に頼ることができるように支援の選択肢を増やすだけでなく、保護者と協力して学習の状況を把握して必要な支援を行うこと。また、児童生徒や保護者が気軽に相談できるよう各地域に支援場所を作りながら、必要に応じて関係機関との調整を行い、保護者への情報提供手段を確保するなど、児童生徒でなく保護者の支援も当然のこととして行っていくこと。
このため、教育委員会から児童生徒の保護者に対する情報提供が確実に行われているかを年1回程度は確認したり、児童生徒の保護者が交流しやすい場づくりをするなど、とにかくさっさと進めること。

(3)支援のための体制整備
児童生徒や保護者に対し、支援を継続していくこと。形だけの支援ではなく、形を作って終わりにするのでもなく、その支援が児童生徒や保護者にとって意味のあるものになっているかを常に点検するのは当然のこととし、不足している支援があれば何とか改善できるようにする粘り強さは持ち続けること。
このため、民間団体は児童生徒にとって必要な取り組みであると判断すれば、まずは動いてみることを一番に考え、その形を作りながら時々は教育委員会・学校と情報共有し、連携していくという順番で進めること。連携が先で動くのは後にしてしまい、時間だけ過ぎて何もしていないのはとにかく避けること。

ポイント①
できることはさっさとやりなさいよ、効果なんてやってみてから考えればいいから、今の課題に対して何も手を打てていないことがあるならやっちゃいなさいという内容にしました。

ポイント②
教育委員会・学校との連携はすごーく大事なんですが、それを重視しすぎると取り組むのが遅くなる、やろうとしていたことの一部しかできないみたいなことが起きかねません。上手に進められる人は連携をしっかり取って、でも苦手な人はとにかく動くことを重視して連携は2番目、時々くらいにしました。できるようになればもっと頻繁にしていくことを前提に。

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