夢
昨日見た夢の話をするということは、
「私ってこういうことを無意識に考えている面白人間なんだよ」
というアピールに他なりません。
それを踏まえたうえで昨日見た夢の話をします。
。。。
プロ野球選手を引退した私を待っていたのは、「解説者になるか」もしくは「中華料理を始めるか」という2択でした。
私は迷わず中華料理を選びました。
忘れもしないデビュー戦の日。暗黒卿からもらった鉄鍋がここで役に立つと思ったのです。
「You're wonder forger!」
皆が私を祝福しました。
私も皆を祝福しました。
ここからは耐久戦です。
誰がこの祝福に音を上げるのか……
私は中華料理として鉄鍋を振るいました。
私の鉄鍋は8人の罪なきフランス料理をなぎ倒し、そして優しく微笑みました。
「野球を引退しなければ、あなたは幸せでいられたのに」
彼女の言葉を無視して、私は夜のゲートをくぐりました。私のいない町ではゴリラ計画が着実に進行し、きっと静寂を取り戻すことでしょう。
。。。
これが私の昨日見た夢です。
もちろん嘘です。
私は面白人間ではないということです。
(おしまい)
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