遊び場づくりの達人・子どもたちの友達!プレイドリーマー🇨🇭Toni Anderfuhren
私はドイツで遊具と公園のデザイナーとして、またこどもミュージアムでファシリテーターとして働いています。現在は、育休中。
遊び場づくりに関わる上で、また人としても尊敬しているひとりが、スイスのToni Anderfuhren。
“Spielträumer“(プレイドリーマー)、遊び場づくりの達人、子どもたちの友達です。彼は、子どもたちに本当に必要なものは何なのかを大人たちが理解する手助けもたくさんしてきました。
1970年代に熱意のある親たちと共に「Holzwurm」というプレイパークをつくり、たくさんの遊び場をつくり、遊び場をつくる大人たちに子どもたちが本当に必要なものを示し続けてきたToni。
いつもカラフルな服を着てのんびり散歩を楽しみ、誰にでもフレンドリーに挨拶をし、多くの人たちと冗談を交えておしゃべりしていたトニーを、彼が住んでいた村で知らない人は誰もいなかったとか。
信じられないほどの愛を持ってすべての子どもたちに接し、常に第一に子どもたちのことを考えて本当に献身的に遊び場づくりに取り組んでいたToni。
福祉と自然の保護にも強い関心を持ち、子どもたちと同じくらい動物を愛し、彼の牧草地には常にさまざまな動物のための餌が用意されていたそうです。
7年前に62歳という若さで突然亡くなってしまい、残念ながら一度も会うことができませんでしたが、彼の残したものはとってもたくさん。これからもまだまだ学ばせてもらおうと思います。
子どもたちのところへ出向いていろいろなところで遊びの可能性を広げるプレイバスに長年関わってきた知り合いたちが、ぜひToniに会ってほしかった、Toniは本当に唯一無二の素晴らしい存在だった、と口を揃えて話してくれます。
いつ何が起こるか分かりません。会いたい人には、会いたい!と思ったときに会いに行かないといけませんね。
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