2024.01.27 もぐもぐころりんのお話

こどもに眠る前話した、思いつきばなし。
もぐもぐころりんのお話を久々話したので、思い出しながら喋りながら出来たおはなしを書く。


もぐもぐころりんは トマトをたべました
トマトを食べたから もぐもぐころりんは トマトの色になりました
おいしいなあ〜と お庭で食べ終わって 家の外へ お散歩に出かけました
向かいからマンモスが 歩いてきます

マンモスは はらぺこです
向こうになにか見えてきました
なんだか あれはピザまんみたいだな〜 と思いました
ピザまんのおいしさを思い出して 食べたいな〜と思いました

もぐもぐころりんは、ぼお〜っとしていたら、あれ〜と空に体が持ち上がりました
マンモスの鼻に巻かれていました
「こんにちは」と言ってみました
マンモスは、「ピザまんかと思ったよ〜ああ、ピザまんが食べたいな〜」と言いました

もぐもぐころりんはピザまんを食べたことがありませんでした
そんなに食べたいならばと、いっしょに探してみることにしました

「ピザまんってどんな色をしているの?」
「今のもぐもぐころりんより、少し薄いオレンジかな〜」とマンモスはこたえました
「どんなところにあるんだろう?」
「前はどこで食べたかな〜」
とにかくいっしょに歩いてみることにしました

歩いていると、畑を見つけました
農家さんに「こんにちは〜おなかがへっていて、そしてピザまんを探しているんです。ここにはピザまんありますか?」と聞いてみました

「やあ。ああ、ああ、どうぞ〜」と畑の中に入れてくれました
畑には、さっき食べたトマトがなっていました
ぴっかぴかでおいしそうです
しばらく歩くと「ここだよ」と農家さんが手を伸ばしました

ピザまんの畑です
大きな葉っぱに茎が伸びて、その先にピザまんがなっていました
「わあ〜!!」
マンモスはよだれがたらり、もぐもぐころりんは目がきらきら

農家さんは、ひとつずつどうぞとわけてくれました。
「ありがとう」

「いただきます!」
マンモスはぺろりとひと口で食べて、にんまり。もぐもぐころりんもひと口食べて、にんまり

「これはおいしいね」
「ね。おいしい」
もぐもぐころりんは、さっきより薄いオレンジ色に白っぽいマーブルな線が入りました
すぐには食べ終わらなくて、マンモスの背中に乗せてもらいながら食べて帰りました

おしまい


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