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自作教材紹介【算数/数学】「割合パズルで分数・小数・百分率・歩合・割引の関係を視覚的にイメージしよう」

Twitter上で自作教材などの情報を発信されているなかッち🎨先生の分数パズルをもとに、分数だけでなく小数や割合、歩合、●割引の関係を覚えられないかと作ったのが「割合パズル」です。

割合パズル

分数と小数と百分率と歩合と割引の関係が視覚的にイメージできるよう、例えば2/10と1/5、80%と2割引など同じ数値のパズルは同じ色になっています。

厚紙などに印刷して切り抜くと、大きさを確かめたり比べたり変換したりできるので、ぜひ印刷してみてください。

数の概念を理解するには、数字と数詞と具体物が対応していなければならないと言われます。タイルの数で数字をイメージするように、パズルの大きさで分数、小数、百分率、歩合といった割合のイメージができるのかなと思います。

(画像は数学で育ちあう会より)

割合パズルは、円グラフと帯グラフの2つがあります。どちらもPDFデータがダウンロードできます。

円グラフ
分数(2/10と8/10、20/100と80/100)
小数(0.2と0.8)と百分率(20%と80%)
歩合(2割と8割)と割引(2割と2割引)
分数(1/5)と小数(0.2)
帯グラフ
分数(4/10と6/10、40/100と60/100)
小数(0.4と0.6)と百分率(40%と60%)
歩合(4割と6割)と割引(4割と4割引)

円グラフはよく使われますが、慣れないうちは比率が分かりにくいのでまずは帯グラフをおすすめします。両方のデータを見比べれば、円グラフと帯グラフの関係もよくわかります。

市販の教材なども紹介

分数、小数、歩合、百分率が一覧になったポスターやカードなどが市販されています。

(画像はAmazon.co.jpより)

(画像は文溪堂より)

同じくなかッち🎨先生が紹介されている10メモリのシートは汎用性が高いミラクル教材です。マグネットシートが貼り付けられるので、ホワイトボードで作るのをオススメします。

ネコ好きな学校の先生の日常というサイトに、授業で活用できる無地の「割合 帯グラフ・円グラフ」用紙のデータもあります。

変換表「くもわの法則」も貼っておきます。

(画像はPinterestより)

(画像はPinterestより)

まとめ

割合って難しいですよね。食塩水の塩分濃度とかmolとか嫌な思い出しかありません。だけれど文字だけよりも視覚的なイメージや具体物があれば、ちょっとは興味も出てくるのではないでしょうか?

実生活では、●割引や●%オフなどの表示をよく見かけますが、なかなかイメージにしくい子が多く、割引のデータも付け足してみました。

割合について調べてみると、いろんな方がいろんな工夫をされていました。教科書にあるバスケットボールのシュートの成功率よりもカレールーの量とカレーの濃さの方がイメージしやすく導入に適しているなんて話もあり、「ふむふむ」と学ばせていただいています。もちろん全力で活用させていただきます笑。

またこうやって便利な教材も紹介させていただこうと思いますのでよろしくお願いします。いい教材のネタがあったら教えてください!!


表紙の画像は、円グラフ、帯グラフの割合パズルです。