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シュガーハイな日曜日

今日は日曜日。折角なので近くのモールへ出かけようと午前中に家を出発した。

10時40分。モールの駐車場に到着すると、何やら異様に車が少ない。一度車を降りて中に入ろうとして入れず、開店時間が日曜日なので11時なことを知る。

ふと、近くを見ると「The Cheesecake Factory」の文字が。調べてみると、チーズケーキやハンバーガー、パン等を提供するアメリカでは有名なチェーン店らしい。開店まで車内で待っていてもいいのだが、ちょっとお茶でも位のノリで夫に行ってみたいと訴えてみた。

店内に入ると、ショーケースにはずらりとケーキが並ぶ。様々なトッピングが施されたケーキはどれも美味しそうで、サイズも日本のHARBS位(ちょっと大きめ)、一人ひと切れイケるでしょ!と軽く考えていた。

メニューを見るとずらりとチーズケーキが20種ほど並び、先ほどのショーケースのケーキが全てチーズケーキだったことを知る。オレオやゴディバ、シナボンをあしらったケーキもある。隣州に住む叔母がアメリカのケーキは食べられたものではないとよく言っていたが、並んでいたケーキは確かに美味しそうで、物は試しだよねとこの時まではウキウキ上機嫌だった。

ウェイターさんにおススメを聞くと、僕のイチオシはOREO DREAM!どのチーズケーキも美味しいけれど、メニューの上の方に書いてあるやつがよく出るかな、とのこと。

お礼を伝え、飲み物だけ先にオーダーし、再びメニューに目を落とす。
メニューにはちょっとした説明の横にカロリーが書いてある。1000calとか1510calとか。まさか一切れのカロリーではないよね?ホールで1000calはおかしいし、まあいいか、、、。
そして夫はFRESH STRAWBERRYを、私はOREO DREAM EXTREME CHEESECAKEをオーダーした。

ワクワク待つこと数分。トップに大きなオレオが鎮座したケーキが運ばれてきた。テンションマックスで大きなフォークで最初の一口を運ぶ。

甘い。
超絶甘い。
チーズケーキというよりほとんどオレオ。

楽しかったのは最初の一口二口だけで、私は軽い気持ちでCheesecake Factoryに入ったことを、そして一人ひとつづつケーキを頼もうと提案したことをひどく後悔した。

兎に角甘い。流石エクストリームだ。
お皿に添えてあったホイップクリームが一番甘くないのではないかと思われる甘さで、頼んだコーヒーが瞬く間に無くなり、最終的にはホイップクリームで半ば流し込むような形に。

胃腸にずんずんくる甘さで、メニューに記載されていた1500calがこのエクストリームなOREO DREAM一切れのカロリーだったのだと遅まきながら悟る。

夫が注文したFRESH STRAWBERRYはというと、ベースのチーズケーキはやや甘さが単調だが普通に美味しい。だが、土台のグラハムもたいそう甘く、もはや唯一の希望の星であった苺もアメリカのお菓子にありがちな薬みたいなシロップがかかっていて、しょんぼりしてしまった。

なんだかこっぴどく書いてしまったが、Cheesecake Factoryの名誉のために伝えると、最初の数口は美味しい。だが、もし行くことがあれば、誰かとシェアすることを強くおすすめしたい。
食べながら思わず叔母にアメリカンスイーツの洗礼を受けたとLINEしたら、「Cheesecake Factoryは美味しい方だよ。」と慰められた。

頑張って全部食べようとしたが、最後の一口を手前にギブアップし、夫に食べてもらった。
それぞれドリンクとケーキをひとつづつ頼んで、約35ドル。
高い勉強代だった。

当然のことながらランチはスキップ。胃腸があまりにも大量の砂糖をどっさり摂取したことにびっくりして頑張ったせいか、帰宅後異様な睡魔に襲われ泥のように昼寝をして今に至る。

お菓子は当分手作りしようと心に誓った。



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