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ゆるゼミvol.03 雨の日に聴きたい「HEIZE」の曲

今回は、雨の日にオススメしたい音楽について書いてみます。
私は台風以外の雨はわりと好きですが、良かったら雨が苦手な人も試しに聴いてみて下さい。

HEIZE 『/// (You, Clouds, Rain)』

まず紹介するのは、HEIZEというアーティストによる2017年のアルバム。

タイトルの「君、雲、雨」という言葉と、物憂げな表情の女性(HEIZEさんご本人)から少しメランコリックな雰囲気が漂う一枚。サウンドは(勝手に分類するなら)、ヒップホップ、R&B、ポップス、ジャズ、といった感じ。

改めて文字にするとハイブリッドな見え方だが、そんなにアクは強くなくむしろサラッと聴ける。5曲のみ収録された比較的短めの一枚なので、まずは聴いてみて欲しい。

雨の音が聞こえてくる

比喩ではなく、本物の雨の音を使っている(1曲目のアウトロだけだが。)
雨の日にイヤホンを着けて外で聴くと、雨の匂いと重なって味わいが変わるし、実際の雨の音と重なる感じが結構心地良い。

この他、レコードのノイズ、マイナー調なメロディー、ピアノソロからのjazzyな展開など、個人的に雨の日に聴きたい要素が目白押し。他にもHEIZEさんはいくつかの曲やアルバムに雨の音を使っているので紹介したい。

Jenga (Feat. Gaeko)
湿ったような乾いたような独特の空気が漂う一曲。Gaekoさんの声も合う。


ミニアルバム『And July』(2016年)
このアルバムも特に梅雨〜初夏に聴くことをオススメしたい。

「そして7月」ってどんな意味だろうと思い調べてみたら、リード曲「And July」の歌詞和訳が参考になりました。

ちなみに筆者がHEIZEさんを知ったきっかけの一つは、このアルバムの収録曲「Shut Up & Groove」。フィーチャリングで「DEAN(ディーン)」というアーティストが参加しているが、筆者はもともとDEANさんが好き。

MVは黒い背景に金髪のお姉さん(HEIZEさん)が映っていて一見派手そうに見えるものの、曲自体はとても洒落っ気があり爽やか。

等身大の心情を歌うシンガー

ラッパー同士のサバイバル番組「Unpretty Rapstar」のシーズン2に出演して注目されたHEIZEさんは、1991年生まれの韓国人女性ラッパー・シンガーソングライター。筆者は「ラップ」と聞くと、ディスり合うバチバチ系カルチャーなイメージもある。(もちろんそれだけでは無いのは承知している。エミネムの聴きすぎだろうか。)

しかし発表している彼女の楽曲からは、全くと言って良いほどバチバチ感は感じられない。それもそのはず、当時は番組内でも人をディスることに罪悪感があったらしい。

心の内を語るようなアンニュイな歌声と、程よい都会感があり耳馴染みの良いヒップホップサウンド、心情を飾らずに綴る歌詞が印象的。歌詞が分からないまま聴いても、サウンドや歌声からフィーリングがじんわり伝わってくるのが面白い。

最近のHEIZEの活動

今月に入って、HEIZEの6枚目のミニアルバム『Lyricist』がリリースされた。タイトル曲の一つ「Lyricist」は、自身の経験を曲に綴るがための作詞家としての苦悩を歌った一曲。創作活動って大変だと改めて思う。

ついでに初めて彼女のInstagramを覗いてみたら、韓国の有名ファッション誌にも登場していた。ファッションアイコンとしても人気な模様。

せっかくなら、雨の時期を楽しみたい

暑いし湿っぽいしすっきりしない日が続いていますが、いろいろな方法で梅雨の時期を楽しめたらと思う。最後まで読んでくださった方、雨の日のオススメ曲がある方は良かったら教えてください。

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