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わが家の【不登校が楽しくなるロードマップ】~母ちゃんが自分で出来る~プチワーク付き

《2024年》

不登校のお母さん達を応援する発信を始めて約3年が経とうとしています。

お一人お一人の声をそのまま聞かせていただきたいという思いで始めた電話相談は、無事1周年を迎える事ができました。


本当にありがとうございます。


こちらのブログに書いてある事は、私が息子の不登校時代に取り組んできた事と その考え方になります。

今の私が読み返しても超有料級やんか!と思うほど(笑)具体的な事が書いてありますので、よかったら読んでみて下さい。







こんにちは、やつ子です。


インスタのフォロワーさんから
ご質問をいただきました。


不登校の子どもと関わる中で
色々な気付きを得た後どのように考えて
どう行動を変えていったのかを知りたい


このようなご要望を
複数の方からいただきましたので、

今回は私が息子の不登校の3年半で
試行錯誤してきた事を書こうと思います。


先にざっくりとした回答をすると

理想から逆算して考えて
私が気付いた大切にしたい事を息子に伝え
それにウソがないように行動するために
自分の心を整えた

このような感じです。


私のやってきた事なので
皆さんに当てはまるかは、わかりません。

そして不登校には正解はない!という事も
経験者として理解しています。


いや…

「子どもが答えを知っている」
っていう事なんだと思うんです、が、



今現在
インスタのDMに届くご相談の人数が60を越え
皆さんの切実な悩みの文面からは
共通した思いが伝わってきます。


実は不登校は、

ある段階までは正解があるのではないかと
私は考えています。

その段階を越えて進んでいく先は
一人一人のやり方、人生の道があり
それは人それぞれ違います。


でもそこまではみんな共通の
“向き合わなければいけない事” があると
思えてなりません。


私はいわゆる専門家ではないのですが
“専門家” としてお仕事をされている方の中にも、

この事を知らないのではないか…と
思わざるを得ない言動をされる方々が
いらっしゃいます。


今回のテーマは「自分で出来る」です。

私が教えるというのではなく
ぜひ “自分だったらどうかな”
“うちの子ならこうかな” と考えながら
読んでいただけたら嬉しいです。


そしてそれがやりやすいように
私の考え方と具体的な方法に加えて、

皆さんならどう考えるのか…
という質問も作っています。

ちょっとしたワークみたいに楽しみながら
ぜひご自分とお子さんだけの道を
進んでいって下さい。


6,500文字を越えた長文です!
覚悟を決めた母ちゃんなら読めるはず\(^^)/




◎はじめに


「お母さんが変わればお子さんも変わります。」

子どもが不登校になったら
よく言われる言葉。


私はこれを
先生やカウンセラーさんに言われるたびに

「今のあなたではダメですよ。」に
聞こえて悲しくなりました。


変わりたいといくら強く思っても
人ってそんなに簡単に変われないんです。

アラフォー…
40年も積み上げてきたものがあるので
そりゃまあそうですよね。


私は、
頭ではわかってるのに変われない自分に
何度も何度もガッカリしました。

そして自分を責める。

過去の子育ても私がいけなかったんだろうか…
私なりに頑張ってきたのにな…
私がお母さんじゃない方がいいのかな…

そんな風に思い隠れて泣いた日は
一度や二度ではありません。


小6~中学卒業までずっと不登校で
家に引きこもっていた息子ですが
今は通信制高校に通っています。


いわゆる優等生ではありません。
今でもゲーム&YouTube三昧!
お風呂も勉強も嫌いだし友達もいません。


でも自分で考えて自分に必要だと思ったら
お風呂も勉強も通学も頑張ってやっています。

そして

これ以上やると自分が苦しくなると判断したら
休むかどうかを葛藤しながら決めています。


不登校初期は
部屋に閉じこもり暴れて暴言を吐き、

私の事を「お前は敵だ!」と
すごい目で見ていました。

親子の信頼関係は破綻していたと思います。


何を言っても言葉と行動の矛盾を突かれて
「思い通りにさせようとしてる!」と
反発した解釈になり
話しもろくに聞いてくれませんでした。

世界中が敵に見えている…そんな感じでした。


そこから色んな葛藤を経て今は

好きなアニメの話や声優さん談議をしたり
二人でドライブに行ったり
たまに料理を作ってくれたりと、

反抗期にしては
良い親子関係なのではないかと思います。


もちろんウザがられてますし
親子喧嘩もします。


でも
「何でうちの子が不登校なんだ…。」
「誰もわかってくれない…。」
「消えてしまいたい…。」

そう思っていたあの頃の私から見たら
信じられないぐらい
楽しい毎日を過ごしています。

当時は「普通に会話がしたい…。」と
願っていましたからネ…。



★プチワークA★

皆さんは
お子さんとの関係性がどうだったらいいか
希望や理想はありますか?

   


子どもが不登校になったら
もう一つよく言われるのが、

「お子さんを信じて見守っていて下さい。」

ですよね。


確かに間違いではない…
でも圧倒的に言葉が足りないんです。


私は以前に比べたら確かに変わったと思います。
息子の事も信じています。


自分の何を変えたのか、
息子の何を信じたのか、

息子が動き出すまで
私が何をして待っていたのかを
今日は具体的に書きます。


あくまでも私の一例です。

このブログがちょっとでも
皆さんのお役に立てたら嬉しく思います。



◎“お母さんが変わればお子さんも変わります” の本当の意味


先生やカウンセラーさんが
この言葉をよく使うのは
使いやすい簡単な言葉だからかなと思います。


確かに私が変わったら息子も変わり
結果的に自分から動き出したのですが、

じゃあ今の母ちゃんではダメなのか…
やってきた事が間違いだったのか…

そういう事ではないと、私は思っています。


私が “変わろう!変わらなきゃ!” と
必死になっていた頃は
息子との関係性は余計に悪くなっていきました。


それが “変わらなくていいんだ!” と
気付いてからは
どんどん息子が変わっていったのです。


始めの変化としては
表情も明るくなり
色んな感情を出すようになり、

毎日のごはんを「今日なに~?」と
楽しみにするようになりました。


最近、私の中で不登校についての
一つの答えが出ました。

それは

母ちゃんとして100点を目指すのをやめて
元々の自分に戻る感覚を許す

こっちの方が不登校の解決※に近付く

という事です。

※この解決というのは
「学校に復活しているという状態」の事を
 意味するのではありません。



不登校の母ちゃん達は
誰もが頑張ってるし、

うまく出来ない自分や
過去の子育てでやってきた事を
責めてしまう人もいると思います。


気持ちは痛いほどわかる…。

自分を責めてないといけないような
気がしますよね。


そう思う気持ちは
決してダメじゃない…のですが、


でも母として100点を目指さなくていいんです!
その100点には皆さんそれぞれの基準があります。



★プチワークB★

自分がどんなお母さんじゃないといけないと
思っていますか?

もっと子どもの気持ちを受け止められるお母さん?
子どもと一緒にいてあげられるお母さん?
いつも笑顔で太陽みたいなお母さん?

あなたの目指す理想のお母さん像は
どのような人ですか?



その理想の基準は
これまで生きてきた中で塗り固めてきた
固定観念で作られています。


例えるなら
分厚い壁を自分に塗っている(塗られてきた)
ような状態です。

それは親や先生や友達、恋人、旦那さん、
ママ友、義理親…世間の声から出来ています。


その基準は本当に目指すべきものですか?

ぜひ自分の周りに塗り固めてある壁を剥がして
その中にいる元々の自分で
不登校の我が子を見て下さい。


「こんなに頑張ってきたんだね!」
「めちゃめちゃ成長してる!」
「うちの子って最高だな!」

パーーーッと見えてくるものがあります。


何よりそんな母ちゃんと話すだけで
子どもの表情が変わっていきます。

子どもは
元々のそのままの母ちゃんが大好きだから
分厚い壁を剥がそうとしてくれてるのかな…

とも思えてきます。


「お母さんが変わればお子さんも変わります。」
の本当の意味は、

「そのままのあなたでいいよ。」
という事だと私は思います。



◎昼夜逆転・暴言・ゲーム三昧の我が子をどう信じればいいのか


私は先生やカウンセラーさんから
「息子さんを信じて待ちましょう!」と
言われるたびに、

\どう信じりゃええねん!/と思っていました。

だって目の前にいる息子は
ゲーム&YouTube三昧…

久しぶりに話しかけてきたと思ったら
アニメの話や次に出るゲームの話…

基本は部屋に閉じこもりお風呂にも入らず
ちょっとこっちが何か話そうもんなら暴言…


\息子のどこを信じろと?/って思ってました。


信じるための理由が欲しかったんです。

例えば、
“学校は行ってないけど勉強はしてる” とか
“部活だけは参加してる” とか
“歴史やプログラミングなど
 将来に繋がりそうな趣味がある” とかネ。

今考えるとまさに条件付きでした…

アニメの話なんて最高なんですけどね!
当時の私はその事に気付けなかったんです。


そりゃ私だって信じたいけど、現実は、

きのうも今日も家でダラダラ…
そんな息子を信じろと言われても…
簡単に言うなよ!

ってふて腐れてました。


こんな感じだった私が
結果的に息子を信じる事ができたのは、

息子の何を信じたいのかを自分に聞いて
そう信じられるように
息子の中にあるそのカケラを探す

という事をしたからです。


ちなみに私は次のような流れで
逆算して考えました。


(まずは自分に質問してみる)

どうやら私は
信じるには理由がほしいと思っている。

でも今の息子にはその理由が見当たらない。

理由に繋がるような小さな事なら
今の息子も持っているのではないか。

私は息子の何を信じたいのか。



★プチワークC★

皆さんはお子さんの何を信じたいですか?

どんなところに対して
この子は大丈夫だと思えたら
信じて待てそうですか?




私は
「息子は自分で考えて行動する力がある!」と
信じたいなぁと思いました。

そこで「自分で考えて行動する」から
ハードルをかなり下げた事とは何かを考えた結果

\問いかけに対して選んで答える/
これに行きつきました。

これなら家に引きこもっていても
出来ますよね?笑



★プチワークD★

先のワークCで考えた
「信じたい事」のハードルを下げたものには
どんな事が考えられそうですか?

それ自体というよりまずは
“一歩目” ぐらいに分解するとやりやすいです。



選んで答えるっていう事が
良さそうだと考えた私は、

日常の些細な事を息子に聞いていきました。

というか当時はまだ
些細な事ぐらいしか聞けない時代でした(汗)


もちろん息子は
まともに返事なんてしてくれませんが
その辺も含めどんなやりとりだったのかを
ざっくりご紹介します。


パターン1】

「柔軟剤の香りなんだけど、
  次はどっちがいいと思う?」

息子「ハァ?知るかそんなもん!」

「OK~じゃあお母さんが考えるね!」


この場合は
“「知るか!」と考えてそれを言えた” って事に
フォーカスしました。



【パターン2】

「今日のごはんチキンソテーか
  カラアゲのどっちがいい?」

息子「どっちでも…」

「OK~どっちでもいいのね、
  じゃあどっちかにするわ!」


この場合は
“どっちでもいいと判断してそれを言えた”
って事にフォーカスしました。


【パターン3】

「食器片付けてほしいんだけど、
  片付ける?片付けたくない?」

息子「嫌だ!」

「嫌なのね、了解~!」


この場合は
“嫌だと思って断る事ができた” ってことに
フォーカスしました。


【パターン4】

「この本おもしろそうだけど読む?」

息子「……。(無視)」

「答えたくないんだね、OK~!とりあえず
  お母さんが読んでみるわ!」


この場合は
“答えたくないと思った質問に答えなかった”
という自分に正直になれた事に
フォーカスしました。


こんな感じで
息子が “決めて答えた” って事にフォーカスして
それをOKにしてました。


そうしている内に
少しずつ私の気持ちが変化していきました。



毎回この感じが出来ていたかと言われたら…


\そんな事あるわきゃない!!/

いつも出来てなくてもいいですよ、そんなもん!


\できるかーーーい!!!!/ で
かまへん、かまへん。


でもコツコツ続けていたら
その内に

“この子のどこを信じればいいの?”
っていう気持ちから、

“この子は自分で決められるんだ”
に意識が変わり…

この子には決断する力があると思えてきました。


今はそれが小さな力かもしれないけど
いつか自分の事も決めていける日がくると
信じられるようになりました。



◎待っている間に親ができる事


子どもが不登校になると親も葛藤し
自分の子育てを振り返り、

自分を責めたり他の子と比べたり
苦しい期間を経て
“何か自分に出来ることはないか!” と
覚悟を決めます。

こんな長文のブログを
ここまで読んでくれているのも
覚悟を決めている証拠ですよね。


色んな情報を見聞きし変わりたいと願う。

でも本やブログで読んだ事例のようには
現実は劇的な変化なんて起きません…。


順調そうに見えたのにまた荒れる息子や
頭ではわかってるのに出来ない自分に
悲しくなって無力感に襲われて、

覚悟を決めて頑張ってきたはずの心の火が
小さくなってしまう事もありました。


子どもが動き出すまで待っている間に
親が出来ること、

私はそれを
心の火を灯し続ける事だと考えました。


別の言い方をすると
私自身のメンタルを整えておくことです。

そのために私がやってきた(いる)事は
大きくわけて2つあります。


1つは、
母ちゃんにしか出来ないことだけを
すればいいと意識すること。

先生にも父親にも友達にも
どんなに素晴らしいカウンセラーにも出来ない
母ちゃんにしか出来ないこと。


何だと思いますか?

ヒント①
少なくとも
小言やアドバイスをすることではありません。


これはぜひ考えてみてもらいたいです。
なのでこれがプチワークEになります。


文章にするのが
とても難しいっていう事もありますが、

私が教えるというより
みなさんが自分で気付いた時の
“そうか!” を体験してほしいので
あえて何かは書きません。


★プチワークE★

母ちゃんにしか出来ないこと…
もっと言うと
あなたにしか出来ないことがあります。
それは何だと思いますか?




ヒント②は、
それだけ母ちゃんは最高の存在って事です。


そしてメンタルを整えるために
私がやった事もう1つは、
その “母ちゃんにしか出来ないこと” を
考えることです。


これを見つけるために
「自分と向き合う」というやつをしました。


何それ?
どうすればいいの?

という人のために、

具体的なやり方を10個ご紹介します。
(あくまでも私がやってきたやり方です)


最後のプチワークは
\これら10個をやってみる/ にしますね。
(もはやプチじゃないネ)




★プチワークF★

①心のモヤモヤを書き出す
②自分のネガティブな感情を大切にする
③うまく出来ない自分もOKとする
④自分に質問する
⑤自分の幸せをちゃんと願う
⑥固定観念に気付く(常識を疑う)
⑦ストレスがある時は自分と対話できる
 チャンスと捉える
⑧自分が心の底から喜ぶ事をする
⑨無意識の心のモヤモヤをキャッチする
⑩日記を書く



自分と向き合うという意味から考えると
番号の数字が大きくなるほど難しいので、

まずは
①のモヤモヤを書き出す事からやってみると
始めやすいと思います。


自分と向き合うと
視界が晴れやかになり
大切にしたい事が見えてきます。


それを息子に伝えて
伝えた事にウソがないように
行動で見せるようにしていました。


そうすると
息子が私を信じてくれるようになり



私を通した先にあるこの世界も
優しいものだったんだと…

いじめるような友達や
理不尽な先生ばかりではないと…


もしかしたらそう信じてみたいと思った事も
進路を考える決心をした
きっかけの一つなのではないかなと思います。



◎最後に


長文お読みいただき
ありがとうございました。


かなり気合いを入れて
ここのところずっと
何日もかけて修正しながら書きました。

全部で6,500文字を越えてきた~。
ホェェェ~



我ながら有料級だと
この内容に自信を持っています。


でも

不登校の我が子と日々向き合っている
母ちゃん達に躊躇なく!すぐに!
読んでもらいたかったので無料にしました。



すべて私が実際に試行錯誤してきた
我が家の具体的な事例です。


途中で少しワークのように
質問を用意してみました。

ぜひご自分の状況に当てはめて
考えてみて下さい。


このブログがちょっとでも
何かのお役に立てたなら嬉しいです。


最後に私がいつもインスタの投稿の終わりに
載せている言葉を書いて
締めようと思います。



 不登校を選んだ子どもは
 自分の人生を生きる力を
 ちゃんと持っています!


楽しい不登校になりますように\(^^)/





例えば

・自分に当てはめるのが難しい
・何から始めればいいのかわからない
・自分と向き合うってどうすればいいの?

という方のための
【個別の電話相談】を始めました。


文字では分かりにくい事も
言葉にすると伝わりやすくなり
自分の事として理解が深まります。


◎本気の3ヵ月継続
◎まずはお試しで1回

どちらも有料の電話相談です。


詳しくはコチラをご覧下さい。


不登校支援の活動として
\母ちゃんが無料で自分で出来る/
というのは大切にしたいので、

これからも発信活動は
意識して続けていきます。




このブログを何度も読み返していただいたり
ワークを自分でやるのもかなり効果的です。


無料で今すぐ取り組める事や
自分で出来る事を色々と試してみて、


◎自分一人では難しいから一緒にワークをしたい
◎有料でもいいから話を聞きたい
◎ついでに愚痴も聞いてもらいたい
◎どうせ話すなら不登校も母との愛着のことも
 わかってくれる人がいい


このような方は
個別の電話相談もぜひご利用下さい。


しつこい勧誘などは致しませんので
ご安心下さいネ。


長文にお付き合いいただき
ありがとうございました♡


それでは(^-^)/



もっともっとめげない力を高めて、読んで下さる方に少しでも貢献できるような記事を書いていこうと思います🍀\恩送り/いただいたサポートは、私も誰かの応援に使います🌈