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「産み方は生き方」を読んで

リトルベビーサークルの活動に、運営委員として関わりはじめ、約半年。代表のお手伝いをしながら、現在のお産の状況や産後ケア、乳幼児の子育てについて勉強する機会があり、こちらの本とご縁がつながりました。

長年、助産師として助産院を開業され、お母さんたちに伴走し、赤ちゃんを取り上げて来られた朝比奈助産師さんの本です。編集に携わられた方とオンラインでお話を聞かせていただく機会もあり、こちらの本を取り上げた読書会にも参加しました。

私自身は、長女を27週の早産、1040gで出産したので、高度医療(私は母体集中治療、娘はNICU)を受け、娘を出産しました。次女は、切迫流産からの入院、出産までの自宅安静で、39週に予定帝王切開で出産しました。どちらの出産も自然分娩ではないし、むしろ助産院での出産とは対極の高度医療を受けました。

それでも、母子の安全な出産と誕生、安心な子育て環境を望み、最善を尽くす気持ちは同じです。
そして、子が産まれたら、母としての人生がスタートします。そこからは産み方が違っても一緒です。

こちらの本を読み、自分のお産を振り返り、色んな辛かった思い、悲しかった思い出、そのようなプラスとマイナス、全ての気持ちをひっくるめて、自分のお産を受けとめることができました。

そして、あの時があるから、今の私と娘たちがいると心の底から思えるようになりました。そして、出会った全ての出来事、助けていただいた方々への感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

多様なお産のかたちがあり、それを知ることは大事。そして、その多様な選択肢から、自分が納得して選べたら、どのようなお産のかたちであろうとも、子育てのスタートは一緒なのではないかな?

みんな初めてのことばかり、右往左往しながら、周りに助けてもらい、ひとりでがんばるのでなく、社会の宝物であるお母さんと赤ちゃんを、地域のみんなで見守り、時には伴走し、共に生きていける環境をつくっていきたいと思いました。